水曜日のシネマ日記

映画が大好き♪
水曜日に劇場で映画を観る機会が多い私の映画・DVD鑑賞記録日記です。

身につまされる想い。『東京家族』

2013-01-20 10:00:00 | 映画【た行】
田舎から上京した老夫婦と
東京で生活するその息子や娘たちの物語です。


映画の評価 ★★★★☆ リアルな現代を描いた映画


●以下ネタバレがあります●


私は愛知県名古屋市出身。

東京で本格的に生活を始めたのは25歳の時なので
実家を離れてから20年になろうとしています。

今は80歳の父親と77歳になる母親だけが
名古屋の実家で暮らしているので
私も時間のある時は出来る限り
実家に帰省して両親との時間を過ごすよう
心がけてはいるのですが・・・

今回のこの映画を観て
身につまされる想いがしました。

私は東京で会社勤めしているものの
独身の一人暮らしなので
ある程度の自分の時間は自由に使えるし
自分を拘束する人物もいない為、
劇中に登場する人たちのように
上京した親の居場所を作れないような事はありません。

でも、東京で日常生活を送る家族持ちの長男長女や
安定しない職につく末っ子の気持ちを思うと
いくら田舎から上京した親であっても
招かれざる客になってしまうのは
致し方ない事のような気がしました。

やっぱり自分の生活が第一になってしまうのが現実で
自分の時間や気持ちに余裕がないと
人には優しくなれないと思うのです。

私も年老いた両親には
なるべく優しく接しようとは心がけているのですが
ついついイラッとくる事があると
口調がキツくなってしまったりして
後から反省する事もしばしば・・・

私には子供がいないので
親になった人の気持ちは分からないだろうと
よく人から言われますが
最近の私は歳を取ったせいか
親の気持ちが分かるようになってきました。

どんなに出来の悪い子供でも
自分の子供に対する無償の愛情
子供が何歳になっても変わらないのです。

今年で45歳になる私が
結婚して離婚して子供もいなくて
ひとり東京で働いているという自慢の娘でなくても
私の両親は思い通りに育たなかった出来の悪い私を
理由なく愛してくれているのだと
実家に帰るたびに痛感しているのです。

やがて来るであろう両親の死を
私は受け止めなければならないのですが
それを考えると・・・
どうしようもなく悲しくなります。

そんな私はこの映画を観ながら
見た目は弱弱しくも強い心を持った劇中の老夫婦の姿に
自分の両親を見せられているかのように感じて
人目も憚らずオイオイと号泣してしまったのでした。


【2013年1月19日(土)TOHOシネマズ市川コルトンプラザにて鑑賞】
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2 コメント

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こんばんは (ノラネコ)
2013-01-22 23:51:55
記事を拝見してうんうんと頷いてしまいました。
私も同世代ですので本当に身につまされる話でした。
親は山田洋次好きなので、きっと観ているはずで、何を思ったのか気になります。
次に実家に帰ったら親孝行しなきゃと思わされますね。
コメント返信 (テクテク)
2013-01-23 22:38:33
>ノラネコさま
こんばんは
この映画は観る人の生活環境や世代によって
異なった感想を持つのかもしれませんね

私たちのように
劇中に登場する老夫婦と同じくらいの親を持つ人は
自分の親の姿と重ねてしまったり…

逆に私の親と同じくらいの世代の人がこの映画を観たら
どんな感想を持つのかが私も気になります

「親孝行」について私も考えた事がありましたが
自分が周囲に心配や迷惑を掛けずに
身体も心も元気で生活している事が一番の「親孝行」なんだろうなぁ…
という結論に達しました

今回、この映画を観て思ったのですが
私の出した「親孝行」に対する結論は
あながち間違っていないようですね

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