水曜日のシネマ日記

映画が大好き♪
水曜日に劇場で映画を観る機会が多い私の映画・DVD鑑賞記録日記です。

平和ボケには分かるまい。『エルネスト』

2017-10-08 23:00:00 | 映画【あ行】
キューバ革命の英雄チェ・ゲバラと行動を共にした
日系人のフレディ前村の物語です。


映画の評価 ★★★★☆ 信念を感じる映画


●以下ネタバレがあります●


これまでにもチェ・ゲバラを題材にした映画は
いくつか観てきました。

中でも一番印象に残っているのは
2004年に劇場公開された
「モーターサイクル・ダイアリーズ」


これはチェ・ゲバラが革命家になる前の
切っ掛けとなるエピソードを描いた物語でしたが
今回の映画はフレディ前村にとっての
「モーターサイクル・ダイアリーズ」
みたいな作品でした。


医学の道へ進んだフレディ前村は
若き頃のチェ・ゲバラとどこか似ていて
その人間性には育ちの良さが感じられます。

人を貶めるのではなく
人を助けたい気持ちを常に持っていて
国の為に何が出来るのかを思っている青年。


フレディ前村がチェ・ゲバラから与えられた
「エルネスト」という名前は
チェ・ゲバラのファーストネームでした。


もしかしたらチェ・ゲバラはフレディ前村と接して
昔の自分の姿を重ねていたのかもしれません。


ふたりは今年で没後50年。


映画の冒頭では58年前に
チェ・ゲバラが広島を訪れた時の様子が描かれています。


慰霊碑に刻まれた
「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」
この言葉に対して
「なぜ慰霊碑に描かれた言葉には主語がないのか。」
と外務省の職員に問いかけたチェ・ゲバラ。


「こんな目に遭わされておきながら、なおアメリカの言いなりなのか。」
と素朴な疑問を抱いたチェ・ゲバラ。


49年間、日本で生活してきた私が
当たり前に見過ごしてきた日常が
チェ・ゲバラにとっては疑問だったわけですが
言われてみれば確かに不思議な事なのです。


それに対して特に今更不満を覚えたのではなく
私が当たり前に49年間も流されてきたことは事実なのだと
今回の映画を観てようやく気付きました。


そんなエピソードも含め
彼らが貫いた信念と行動をまざまざと見せつけられた私は
「平和ボケには分かるまい。」
と言われているようで・・・。


50年前、ボリビアの未来の為に
命懸けで軍事政権に立ち向かったチェ・ゲバラとフレディ前村。


この映画を観ながら
50年後の日本の姿を考える機会を与えられたような気がしました。


もうすぐ第48回衆議院議員総選挙が始まります。


【2017年10月8日(日)TOHOシネマズ市川コルトンプラザにて鑑賞】
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