
白血病の姉のドナーとなる為に
遺伝子操作によって生まれた妹が
姉への臓器提供を拒んで
両親を提訴する物語です。
映画の評価 ★★★★☆ 考えさせられる映画
●以下ネタバレがあります●
今年の2月に
会社から新しい健康保険証を配布された時、
私の関心を引いたのは
その裏面に記載された
臓器提供意思表示の一覧枠でした。
これまでの私は
臓器提供意思カードを持っていなかったので
その内容をよく知りませんでしたが、
大きく分けて3つの選択肢が書かれていました。
ひとつは脳死判定後に
臓器を提供する意思がある事。
もうひとつは心肺停止後に
臓器を提供する意思がある事。
そして臓器提供する意思がない事。
私は迷わず
「脳死判定後に臓器を提供する意思がある」
という選択肢に○を付け、
提供したい臓器名には全てに○を付けました。
「人間が生きている」という事に対する価値観は
人それぞれ違って当然だと思うのですが、
私の場合は
自分が脳死になっても延命治療をされるのは
絶対に嫌だと思っています。
そこまでして生きていたくはないのです。
でも我ながら矛盾を感じるのは
例えば自分の両親がそうなった場合、
私は絶対に延命治療を望むと思うのです・・・。
今回観たこの映画は
白血病であるケイトを軸にして
彼女を取り巻く様々な角度の目線から
物語が描かれていました。
幼い我が子を助けたい一心で
ドナーとなる為の子供を産んだ
母親のサラ。
姉のドナーとなる為に生まれてきて、
姉を助けるのが当然の役割であるアナ。
失読症の問題を寮制の学校に任せられて
両親の手から少し離れて育った
アナの兄であるジェシー。
子供たちの気持ちを常に大切にしようとする
父親のブライアン。
そして白血病のケイト。
誰にも悪意はないのですが、
捉え方を変えてみると
実は残酷な行為に感じられる部分もあり、
白血病であるケイトと
彼女の本心を知るジェシーとアナの
純真な子供の目線が
親の愛情とエゴの違いを
浮き彫りにしているようでした。
内容的には2005年に劇場で観た
「海を飛ぶ夢」や「ミリオンダラー・ベイビー」のような
尊厳死を描いた作品だったと思います。
映画の終盤では劇場内のあちらこちらから
すすり泣く声が聞こえてきましたが、
私は全く泣けませんでした。
勿論、つまらないという意味ではなく、
劇中では最初からケイトは白血病で
その症状も酷く辛いモノでしたし、
延命治療が効果的ではない事を分かっていた
本人が望んでいた死なのだから
別に悲しくなかったというか、
むしろ安心に近い気持ちで
この映画の最後を
見届けていたのかもしれません。
もしも私が白血病のケイトの立場だったら、
きっと早く死なせて欲しいと
思う気がするのです・・・。
だからなのかもしれませんが、
可哀相とか悲しい映画というよりは
凄く考えさせられる作品でした。
そういえば、
「海を飛ぶ夢」と「ミリオンダラー・ベイビー」を
劇場で観た時も
周囲の多くはすすり泣き状態でしたが、
やっぱり私は全く泣けませんでした。
【2009年10月21日(水)TOHOシネマズ市川コルトンプラザにて鑑賞】
遺伝子操作によって生まれた妹が
姉への臓器提供を拒んで
両親を提訴する物語です。
映画の評価 ★★★★☆ 考えさせられる映画
●以下ネタバレがあります●
今年の2月に
会社から新しい健康保険証を配布された時、
私の関心を引いたのは
その裏面に記載された
臓器提供意思表示の一覧枠でした。
これまでの私は
臓器提供意思カードを持っていなかったので
その内容をよく知りませんでしたが、
大きく分けて3つの選択肢が書かれていました。
ひとつは脳死判定後に
臓器を提供する意思がある事。
もうひとつは心肺停止後に
臓器を提供する意思がある事。
そして臓器提供する意思がない事。
私は迷わず
「脳死判定後に臓器を提供する意思がある」
という選択肢に○を付け、
提供したい臓器名には全てに○を付けました。
「人間が生きている」という事に対する価値観は
人それぞれ違って当然だと思うのですが、
私の場合は
自分が脳死になっても延命治療をされるのは
絶対に嫌だと思っています。
そこまでして生きていたくはないのです。
でも我ながら矛盾を感じるのは
例えば自分の両親がそうなった場合、
私は絶対に延命治療を望むと思うのです・・・。
今回観たこの映画は
白血病であるケイトを軸にして
彼女を取り巻く様々な角度の目線から
物語が描かれていました。
幼い我が子を助けたい一心で
ドナーとなる為の子供を産んだ
母親のサラ。
姉のドナーとなる為に生まれてきて、
姉を助けるのが当然の役割であるアナ。
失読症の問題を寮制の学校に任せられて
両親の手から少し離れて育った
アナの兄であるジェシー。
子供たちの気持ちを常に大切にしようとする
父親のブライアン。
そして白血病のケイト。
誰にも悪意はないのですが、
捉え方を変えてみると
実は残酷な行為に感じられる部分もあり、
白血病であるケイトと
彼女の本心を知るジェシーとアナの
純真な子供の目線が
親の愛情とエゴの違いを
浮き彫りにしているようでした。
内容的には2005年に劇場で観た
「海を飛ぶ夢」や「ミリオンダラー・ベイビー」のような
尊厳死を描いた作品だったと思います。
映画の終盤では劇場内のあちらこちらから
すすり泣く声が聞こえてきましたが、
私は全く泣けませんでした。
勿論、つまらないという意味ではなく、
劇中では最初からケイトは白血病で
その症状も酷く辛いモノでしたし、
延命治療が効果的ではない事を分かっていた
本人が望んでいた死なのだから
別に悲しくなかったというか、
むしろ安心に近い気持ちで
この映画の最後を
見届けていたのかもしれません。
もしも私が白血病のケイトの立場だったら、
きっと早く死なせて欲しいと
思う気がするのです・・・。
だからなのかもしれませんが、
可哀相とか悲しい映画というよりは
凄く考えさせられる作品でした。
そういえば、
「海を飛ぶ夢」と「ミリオンダラー・ベイビー」を
劇場で観た時も
周囲の多くはすすり泣き状態でしたが、
やっぱり私は全く泣けませんでした。
【2009年10月21日(水)TOHOシネマズ市川コルトンプラザにて鑑賞】










例えば自分の両親がそうなった場合、
私は絶対に延命治療を望むと思うのです・・・。
年齢にもよると思いますが、そう考える人は、多いと思いますよ。
何歳ならいいというわけではありませんが、自分より歳下の者が亡くなるのは、年上の者が亡くなるのとでも、違ったりしますしね。考えさせられるテーマがこめられた映画でしたね。
こんにちは
自分への延命治療を望まないはケイトの気持ちと
回復への望みが少なくても治療を続けさせたいサラの気持ち…
どちらの想いを大切にするべきなのか
私なりに考えてみたのですが、
この両方の気持ちが私の中にある事に気づきました
私が脳死状態になった場合、
延命治療を望まない理由はケイトと同じで
周囲に負担を掛けたくないという
強い想いがあるからです
そして両親が脳死状態になった場合、
延命治療を望む理由はサラと同じで
どんなに先が長くないと分かっていても
何事にも代え難い大切な存在だからなのです
ケイトとサラのどちらの気持ちも分かるだけに、
何が良くて何が悪いという明確な答えは
簡単には出せそうになく、
もしかしたら生涯の謎かもしれません…
それくらい本当にとても深く考えさせられる作品でした
考えさせられるし、家族の思いがよく理解できた。
特に母親が子どもの死を受け入れたときの悲しみは辛すぎる。でも最後はあたたかな気持ちになりました。
大人よりも子供の方がしっかりしてたね。
こんにちは
この映画の感想を色々なブログを通して拝見しましたが
多くの方がボロ泣きされたようですね
私の涙のツボにはハマりませんでしたが、
様々な立場の目線で物語が進むので
考え方や見方が偏る事なく
凄く考えさせられるイイ作品だったと思います
>大人よりも子供の方がしっかりしてたね。
そういえばアナはケイトが亡くなった時、
泣いていませんでしたよね
もしかしたら私はアナの目線で
この映画を観ていたのかもしれません
だから泣けなかったのかも
誰もがお互いを思いやっているのに。
親としても考えさせられる作品でした。
登場人物の誰にも共感できて
誰にも感情移入できたのですが
長男ジェシーの事情がちょっと分かりにくかったと思いませんか?
こんにちは
登場人物の誰にでも共感できるというのは
私にも分かる気がします
言われてみれば確かに長男のジェシーは存在感もなくて
あまり深く描かれてはいませんでしたね
それが意図的なモノだったのかは分かりませんが、
もしかしたら3人の子供に対しての
待遇の違いを強調する為に
ハンディキャップを抱えていてもあえて外に出したという
そんなポジションにしたのかもしれませんね