
ニューヨークに住むお金持ちの家で
子守りの仕事をする事になった女性の物語です。
映画の評価 ★★★☆☆ 素直に楽しめない映画
●以下ネタバレがあります●
2005年に劇場で観た
「ステップフォード・ワイフ」もそうでしたが
どうも私はセレブリティな専業主婦が
苦手のようです。
旦那が働いて稼いだお金を使って
優雅な毎日を過ごす女性の姿を
羨ましいとは思いませんし、
オシャレしておしゃべりに集う女性の団体も
楽しそうに感じられません。
今回観た映画の背景には
そんな私の苦手な世界があったせいか
ちょっと否定的な目線で観てしまいました。
人類学を専攻していた大学を卒業したばかりの
21歳のアニー(スカーレット・ヨハンソン)は
看護士として働く母親のジュディ(ドナ・マーフィ)に
女手ひとつで育てられました。
ジュディは大学を出た優秀な娘を誇りに思い
立派な社会人になって欲しいと願っています。
ジュディからプレゼントされたビジネススーツに身を包み
アニーは就職活動の為、
ニューヨークにある企業を訪れますが
「あなたについて説明して下さい。」
という質問に答えられず、その場を立ち去ります。
人類学を専攻していて
他人に対する観察力はあるものの
自分の事は何も分かっていない事実に気付いたアニーは
セントラルパークに佇み
自分の将来について悲観的に考えていました。
そこで偶然、事故に合いそうになった少年
グレイヤー(ニコラス・リース・アート)を助けた事で
少年の母親であるミセスX(ローラ・リニー)と知り合い、
自ら名乗った「アニー」という名前を
「ナニー」と聞き間違えられてしまいます。
この映画の舞台となっている
アッパーイーストサイドという場所に
どれほどの富裕層が住んでいるのか私は知りませんが、
劇中に描かれていたような日常生活を送る人間が
現実的に存在するとしたばらば・・・
私にとっては、先日劇場で観た、『JUNO/ジュノ』に続く
理解不能な人たちです。
映画に登場する超セレブの奥様であるミセスXは
稼ぎの良い旦那の不在中、
息子のグレイヤーを「ナニー」に任せて
ショッピングに、会合に、スパに・・・と
自分の事で大忙し。
『JUNO/ジュノ』と同様、
自分で産んだ子供なのに
子育ては他人任せで
母親としての自覚はゼロです。
グレイヤーの父親であるミスターXも
仕事に託けて家庭を顧みず、
たまに自宅に帰ってきても
自分の事しか頭にありません。
二人とも自分の子供に対して
ひとりの人間として接しているというよりは、
まるでペットやアクセサリーのような扱い方・・・。
途中で子犬を飼うシーンがありましたが
その犬でさえも「鳴き声がうるさいから。」と言って
彼らは即!放り出していました。
そんな姿を見ていると
息子のグレイヤーはたまたま人間だったからこそ
かろうじて放り出さなかっただけのようで
子供に対する愛情は全く感じられません。
自分の子供にすら
そんな対応しか出来ない二人は
他人であるグレイヤーの世話役アニーに対しても
見下した態度を取ります。
大卒という高学歴で白人のアニーが
「ナニー」と呼ばれるベビーシッターの仕事に就く事は
ある意味、驚きとされていたように
劇中に描かれていた「ナニー」の仕事は
家政婦というよりも召使いレベルです。
まるで金持ち夫婦の奴隷のよう。
そんな扱いを受けるアニーに対して
私も初めは同情の目線で観ていましたが、
不満や疑問を抱えながらも
いつまで経っても煮え切らない彼女の態度に対して
次第にイライラ感が募りはじめました。
金持ち夫婦の言いなりというよりは
ただ流されているだけで
好きではないはずの仕事を手放せず、
気になる男性が現れても
優柔不断な態度しか取れないアニー。
結局、一方的に解雇されて
自分に支払われた賃金の少なさに憤慨し、
それがキレる切っ掛けとなったわけですが、
どうせキレるなら
もっと早くキレれば良かったのにねぇ・・・
と思ったのは私だけ?
極論を言えば
もしも高額な賃金が支払われていたのなら
アニーはキレずに立ち去っていた・・・って事?
アニーがブチまけた言葉は
自分自身の為でなく
グレイヤーの為を思ってブチまけた言葉なのでしょうが、
その切っ掛けは腹いせ的な事だったので
私には正しい事を言ったアニーでさえも
自分の事しか考えていない大人に見えてしまい、
爽快感は感じられませんでした。
最終的にはアニーもミセスXも
自分自身を見つめ直す事が出来たという
ハッピーエンドにはなっていますが、
そこまでに辿り着くまでの過程が長かったわりに
ラスト10分で急変してしまう様子には、
取って付けたような結末にしか思えず・・・。
決して悪い話ではないと思うのですが
いろんな意味でストレスの溜まる作品でした。
【2008年10月14日(火)TOHOシネマズ市川コルトンプラザにて鑑賞】
子守りの仕事をする事になった女性の物語です。
映画の評価 ★★★☆☆ 素直に楽しめない映画
●以下ネタバレがあります●
2005年に劇場で観た
「ステップフォード・ワイフ」もそうでしたが
どうも私はセレブリティな専業主婦が
苦手のようです。
旦那が働いて稼いだお金を使って
優雅な毎日を過ごす女性の姿を
羨ましいとは思いませんし、
オシャレしておしゃべりに集う女性の団体も
楽しそうに感じられません。
今回観た映画の背景には
そんな私の苦手な世界があったせいか
ちょっと否定的な目線で観てしまいました。
人類学を専攻していた大学を卒業したばかりの
21歳のアニー(スカーレット・ヨハンソン)は
看護士として働く母親のジュディ(ドナ・マーフィ)に
女手ひとつで育てられました。
ジュディは大学を出た優秀な娘を誇りに思い
立派な社会人になって欲しいと願っています。
ジュディからプレゼントされたビジネススーツに身を包み
アニーは就職活動の為、
ニューヨークにある企業を訪れますが
「あなたについて説明して下さい。」
という質問に答えられず、その場を立ち去ります。
人類学を専攻していて
他人に対する観察力はあるものの
自分の事は何も分かっていない事実に気付いたアニーは
セントラルパークに佇み
自分の将来について悲観的に考えていました。
そこで偶然、事故に合いそうになった少年
グレイヤー(ニコラス・リース・アート)を助けた事で
少年の母親であるミセスX(ローラ・リニー)と知り合い、
自ら名乗った「アニー」という名前を
「ナニー」と聞き間違えられてしまいます。
この映画の舞台となっている
アッパーイーストサイドという場所に
どれほどの富裕層が住んでいるのか私は知りませんが、
劇中に描かれていたような日常生活を送る人間が
現実的に存在するとしたばらば・・・
私にとっては、先日劇場で観た、『JUNO/ジュノ』に続く
理解不能な人たちです。
映画に登場する超セレブの奥様であるミセスXは
稼ぎの良い旦那の不在中、
息子のグレイヤーを「ナニー」に任せて
ショッピングに、会合に、スパに・・・と
自分の事で大忙し。
『JUNO/ジュノ』と同様、
自分で産んだ子供なのに
子育ては他人任せで
母親としての自覚はゼロです。
グレイヤーの父親であるミスターXも
仕事に託けて家庭を顧みず、
たまに自宅に帰ってきても
自分の事しか頭にありません。
二人とも自分の子供に対して
ひとりの人間として接しているというよりは、
まるでペットやアクセサリーのような扱い方・・・。
途中で子犬を飼うシーンがありましたが
その犬でさえも「鳴き声がうるさいから。」と言って
彼らは即!放り出していました。
そんな姿を見ていると
息子のグレイヤーはたまたま人間だったからこそ
かろうじて放り出さなかっただけのようで
子供に対する愛情は全く感じられません。
自分の子供にすら
そんな対応しか出来ない二人は
他人であるグレイヤーの世話役アニーに対しても
見下した態度を取ります。
大卒という高学歴で白人のアニーが
「ナニー」と呼ばれるベビーシッターの仕事に就く事は
ある意味、驚きとされていたように
劇中に描かれていた「ナニー」の仕事は
家政婦というよりも召使いレベルです。
まるで金持ち夫婦の奴隷のよう。
そんな扱いを受けるアニーに対して
私も初めは同情の目線で観ていましたが、
不満や疑問を抱えながらも
いつまで経っても煮え切らない彼女の態度に対して
次第にイライラ感が募りはじめました。
金持ち夫婦の言いなりというよりは
ただ流されているだけで
好きではないはずの仕事を手放せず、
気になる男性が現れても
優柔不断な態度しか取れないアニー。
結局、一方的に解雇されて
自分に支払われた賃金の少なさに憤慨し、
それがキレる切っ掛けとなったわけですが、
どうせキレるなら
もっと早くキレれば良かったのにねぇ・・・
と思ったのは私だけ?
極論を言えば
もしも高額な賃金が支払われていたのなら
アニーはキレずに立ち去っていた・・・って事?
アニーがブチまけた言葉は
自分自身の為でなく
グレイヤーの為を思ってブチまけた言葉なのでしょうが、
その切っ掛けは腹いせ的な事だったので
私には正しい事を言ったアニーでさえも
自分の事しか考えていない大人に見えてしまい、
爽快感は感じられませんでした。
最終的にはアニーもミセスXも
自分自身を見つめ直す事が出来たという
ハッピーエンドにはなっていますが、
そこまでに辿り着くまでの過程が長かったわりに
ラスト10分で急変してしまう様子には、
取って付けたような結末にしか思えず・・・。
決して悪い話ではないと思うのですが
いろんな意味でストレスの溜まる作品でした。
【2008年10月14日(火)TOHOシネマズ市川コルトンプラザにて鑑賞】










イヤダイヤダというわりに、ちゃっかりハーバードのイケメンをゲットというのもできすぎ。^^;
グレイヤーがかわいそうで涙出た。ミセスXも結局寂しい人だと思うよ。
笑いがあれば、また見方がちがったかもね。
こんにちは
この映画の物語の中で、
ミセスXもアニーも最終的には自分を見つめ直して、
人間的に成長はしているのですが、
どうも魅力を感じませんでした
共感できた大人は、アニーの友達くらいかなぁ…
アニーの母親も悪い人だとは思いませんが、
露骨に娘に期待し過ぎちゃってるから、
あれじゃあ、アニーも本当の事を言い辛いだろうし…
確かに、セレブ夫婦のバカバカしさや、
ナニーとグレイヤーの関係、ナニーの仕事ぶりを
もっとコメディ・テイストにした方が、
共感出来なくても違った印象を持てたと思いますし、
もっと映える物語だったのかもしれませんね
劇中では笑わせて、最後にホロリとさせられるように、
メリハリの利いた作品にすれば良かったのかも…
グレイヤーも、ミセスXも、アニーも、
中心人物は心に不安を抱えていたのだから、
いい素材はあったはずなのにイマイチ感動出来ず、
私は残念でした
子供はペットかアクセサリーみたいな感じで、産みっぱなしっていう風潮は私の周りでもジワジワとかんじることがあります。
だからセレブママたちの行動はわりと面白く見れたんですが、アニーは私にはちょっとつかみどころがなかったです。
グレイヤーとも離れがたいし、賃金は安いし、雇い主には文句があるし、いろいろあってもなかなか行動に移せないところがある意味リアルなのかも?
こんにちは
確かに、今どきの日本の子育て事情には、
私もペット化、アクセサリー化しているように感じています
それは、ニュースでの報道で感じるのではなく、
私が日々遭遇する通勤電車の中、スーパーマーケットの中、
映画館の中、近所の道端など、
リアルな日常で目にする光景だったりもします
アニーのグダグダぶりも、
ある意味リアルな人間描写だったのかもしれません
私にも、自分で分かっていながらも行動に移せない事は、
現実的に少なからずあると思うので、
一概にアニーを責められないんですけどね…