水曜日のシネマ日記

映画が大好き♪
水曜日に劇場で映画を観る機会が多い私の映画・DVD鑑賞記録日記です。

最後の愛情。『椿山課長の七日間』

2006-11-20 12:45:20 | 映画【た行】
突然亡くなってしまったサラリーマンが、
初七日までの間、人間界に戻り、
別人の姿で過ごす物語です。


映画の評価 ★★★★☆ 亡き人の気持ちを思う映画


●以下ネタバレがあります●


もしも、自分が突然死してしまったら・・・
私も、やはり現世に残した家族の事が気になると思います。
心の準備が出来ていないうちに、訪れてしまう「死」に対して、
この映画を観ながら、私も少し考えさせられる所がありました。


長年、デパートに勤める椿山課長(西田敏行)は、
バーゲンセール中の大忙しの勤務先で、
脳溢血のため、突然死してしまいます。
椿山課長が気付いた時、天国と地獄の中間地点にいて、
そこで、見知らぬ多くの人たちと共に、
天国への案内、永遠消滅の案内などをされます。
残された家族や住宅ローンの事が気になる椿山課長は、
現世に戻る事を希望しますが、
初七日が終わるまでの間だけ、戻る事を許されます。
椿山課長の他にも、現世への一時帰還が許されたのは、
ヤクザの武田(綿引勝彦)と、
小学生の雄一(伊藤大翔)がいました。
三人は、生前の姿とは、かけ離れた姿で現世に戻され、
初七日までの残り四日間を各々の目的の為に過ごします。


現世に戻った椿山課長は、
自分が知らなかった家族の事実
次々と目の当たりにし、ショックを受けます。
特に、妻の事実については、
知った時に暴れてしまう程でしたが、
最後には、残された家族の幸せを願い、
仲良く暮らしていけるよう、取り計らいます。

そして、
生きている時には気付けなかった、
同僚の知子が持つ自分に対する愛情を知る事で、
煮え切らなかった、若い頃の自分の行動を後悔し、
最後の最後に行った場所は、知子の働く職場でした。
そして、長年伝えられなかったサインを送ります。

ヤクザの武田は、自分の残した子分たちの将来を思い、
間違った行動をさせない為に、遺言を渡し、
小学生の雄一は、自分の本当の両親を探しだして、
伝えたかったメッセージを残します。

やはり、終ってしまった人生の過去の出来事よりも、
これから先、未来のある人生に対して、
前に進む為の後押しが大切で、
その為に彼らが残したモノは、生前の恨み言や未練ではなく、
全て、現世に残した人への最後の愛情でした。

しかし・・・
椿山課長と知子のエピソードのように、
死んでしまってから、互いの愛情を確かめ合っても、
もう、二人の未来はありません。

最後に残された記憶を支えに、
知子は残された人生を生きていくのならば、
もう若くはない彼女にとって、
それは残酷な事のようにも感じられました。

突然死してしまう事は、
本人にとって、とても悲しい事だとは思うのですが、
これからの人生を生き続けていかなければならない、
亡き人を見送る側も、結構辛いモノです。


【2006年11月18日(土)TOHOシネマズ市川コルトンプラザにて鑑賞】
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4 コメント

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Unknown (ケント)
2006-11-23 20:37:55
ケントです。TBお邪魔します。
久し振りに面白い邦画を観ました。伊藤美咲は、「海猫」のときのよりもずっと良かったですね。彼女は以外とコメディアン向けなのかもしれませんよ。
とにかく僕も良く泣きました。
コメント返信 (テクテク)
2006-11-24 10:21:55
>ケントさま
こんにちは
やはり、美女の男らしい演技というギャップは、
観ている側を引き付けますね
私は、声だけでも登場する西田敏之の演技が、
さすがだなぁ…
感心してしまいました
TBさせていただきまいした。 (タウム)
2007-11-10 14:35:45
作品全体としては、イマイチという感想ですが後半は泣きまくりでした。
コメント返信 (テクテク)
2007-11-12 00:28:03
>タウムさま
こんばんは
この作品は、あまり評判が良くなかったのも
事実ですよね…
それでも私も同じく、後半では泣かされました
私個人的には、
知子の話が一番、せつなかったです

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