「任侠ヘルパー」（第4話：「詐欺ヘルパー現る」）

7月30日に放送された「任侠ヘルパー」は、彦一（草　剛）たちが詐欺ヘルパーに立ち向かう、という内容だった。

★孤独であるなかれ

今回の話の後半すぎに、ナツ（島　かおり）が「（玲子（山田　優）にお金を）取られても良かったのに…。」と、彦一たちに言っていた、というシーンがあった。

私は「お金を取られても良かった。」と聞いた時、「えっ!?」と言葉が漏れてしまった。
「相手は犯罪者なのに…。」とも言いたくなった。
なぜなら玲子は、ナツに対して優しく接していたとは言え、老人たちのお金をだまし取るという立派な犯罪を犯していたからだ。

けれどもナツが、「玲子さんは本当に優しかった。」と言っていたのを聞いていると、「“孤独”というものにいい事はない。」という事を再認識させられたように思う。
今回の詐欺ヘルパーの事を例として挙げるならば、老人たちの孤独で寂しいという気持ちにつけこまれてお金をだまし取られる、という事だろう。
しかも、必要以上に優しくされて、気付かないうちに犯罪の被害に巻き込まれている、というのが何とも恐いところなので、やはり孤独感を抱いてしまう事は悪いことなのだ、と私は考えている。

また、若い人でも、孤独であるがゆえに不純異性交遊などに走ってしまったりする、というのを私は何度も見たり聞いたりする。
こういった事を考えると私は、「何でも話せる人に出会う事が孤独から脱却する唯一の特効薬かな…。」と思えてならない。


あとは余談になってしまうが、最後に玲子が「タイヨウ」の入居者たちに対して謝罪するところまで持っていった彦一には、「今回もいい仕事をした！」と言いたい。
ただ、今回の話の最後の最後で桜の入れ墨を晶（夏川結衣）に見られてしまった、となった時は「バレてしもた…。」と言いたくなったのだけど。


次回（8月6日放送）は、彦一の両親が登場する、というお話だそうだ。


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■過去の回の感想
・「任侠ヘルパー」（第1話：「極道から老人介護への華麗なる変身!!」）
・「任侠ヘルパー」（第2話：「頑固ジジイの涙」）
・「任侠ヘルパー」（第3話：「阻止せよ老人虐待」）


「任侠ヘルパー」（第4話）を見て…、
(A)「孤独であるという事は良くない。」と感じた人
(B)ナツが「お金を取られても良かったのに…。」と彦一たちに言ったとき、「相手は犯罪者なのに…。」と思った人

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