不安な日々には呑むしかない

半年ぶりの更新がまさか災害の話になろうとは…。

TVには出ないが、先日の熊本地震では私の住む某町も結構な被害が出ているのだった。
役場の庁舎も使用できないそうだし、近所のイオンは壁のあちこちに亀裂が入り見るも無残な状態に。
ウン十年生きてこんなの初めて見たわ…。

昼夜を問わず（というか夜間の方が多い気が…）余震が続くのは辛い。
「また強い揺れが来たら、また倒れるんだろうなあ…」と思うと、
倒れた家具を元に戻す気力も湧かない。
大災害をきっかけに鬱になるという話も、今ならよく分かる気がする。
最初の地震以来酒は控えていたが、もう限界だ。
呑まなきゃやってられない。



そして今夜衝撃的な事実を知った。
もう一ヶ月も前に、キース・エマーソンが亡くなっていたのだ。
何という事であろうか。

モーリス・ホワイトが亡くなった時に比べると、一般的なメディアでの報道は皆無に等しい。
その事もショックである。

普通の人よりはほんの少しだけ美術や音楽に染まった私の人生を、
彼の影響抜きに思い返す事はできない。
中学生の頃、掃除の時間のBGMにカシオペアと一緒に「ソニー・ザ・キッド」を選曲した。
私の卒業後もしばらくの間使われていたようだ。
掃除の時間のBGMがキース・エマーソンなんて、当時も今も、そんな中学校は日本中どこを探してもないだろう。
あの頃から既に私は世間についていけないはみ出し者だった。
そして、はみ出し者の「神様」は本当に星になってしまった。

今更ながら氏のご冥福をお祈りします。