東京五輪・パラ仮設費用、小池百合子都知事発言に森田健作千葉知事「約束守って」
東京都の小池百合子知事が２２日の施政方針表明で、２０２０年東京五輪・パラリンピックの仮設整備費用について「都も負担することを排除せず、検討するよう事務方に指示した」と語ったことを受けて、森田健作知事は同日、県庁で報道陣の取材に応じ、「仮設については大会組織委が負担し、難しければ東京都や国が補填（ほてん）するという約束に沿ったものだと思う。しっかりと約束を履行していただきたい」と述べた。
その上で、森田知事は「何十億も負担するのは無理。現段階では仮設費用を負担しない」とこれまでの考えを改めて強調。「こういうことでごたごたしていると、日本と東京のイメージが悪くなる。小池都知事には国としっかり話をしていただいて、協力県も笑顔で一致団結して取り組めるよう、日本を輝かせようという気持ちでぜひお願いしたい」と注文をつけた。
一方、千葉市の熊谷俊人市長は「この表明を踏まえて今後、具体的な検討・協議が進められるものと考える。本市としても原則に従い、大会に向けた準備が円滑に進むよう県とともに関係機関と協議を進める」とのコメントを発表した。
大会をめぐっては、東京都外の開催総経費は１６００億円に上ると試算されており、このうち五輪・パラ計７競技が実施される幕張メッセ（千葉市美浜区）の経費総額は約２１８億円で、このうち仮設整備費は約７３億円と試算されている。
森田県知事のこの言葉にかかっている！
>小池都知事には国としっかり話をしていただいて、協力県も笑顔で一致団結して取り組めるよう、日本を輝かせようという気持ちでぜひお願いしたい
オリンピック誘致に成功し、歓喜に沸いた東京五輪だが、最近どうも心のそこから喜べないような状況にあることを肌で感じる。
それは会場選定について、小池知事の見直しに端を発した。都民ファーストといえば聞こえはいいが、己が嫌いな森元総理に対抗するがためのいちゃもんに見えてきた。
つまり、政争の具と化してきたように思えてならないのだ。その証拠に小池知事が異論を唱えた4会場は結局もとの鞘に納まったし。
豊洲にしてもなんだかんだと問題を複雑化しているのは小池氏自身だし。
東京からはるか離れた、しかも田舎の小さな集落に住まいする取るに足らない存在の日本人である私から見て東京都の問題は小池都知事の都民ファーストという美名に隠れた邪念が渦巻いているように見えてならない。・・・
都知事に立候補した当初はしっかりとした、清廉な東京都の運営を志しておられたようと思うのだが当選以来周辺に飛び交う毒蛾の粉に毒されてしまったのではないだろうか？
懸念とともに残念な気持ちが強い今日この頃である。
