山歩きメモ~松本移住編

Life in Kamikochi, Matsumoto and Tokyo

空が汚れる日

2017-06-15 | まつもと暮らし



近々予定されていた松本市によるネオニコチノイド系農薬の空中散布。報道によると四賀、本郷、里山辺のうち、本郷地区は中止になるらしい。

当たり前だと思う。むしろ、なぜ四賀と里山辺では強行しようとするのか、という矛盾が際立つ。

脳の発達への有害性が明らかになっている農薬なんて、子供たちの体に1ミリでも入れたくないという親の気持ちが、市長や耕地林務課の役人はなぜわからないんだろうか。彼らには農薬業者や地主の顔しか見えないのか。

松枯れ対策のために農薬で燻蒸処理されたマツが野積みされたまま、ビニールが破れ放題の城山公園。何も知らない子供たちが近付かないかと、怖くならないのだろうか。蟻ヶ崎という、城山公園の近所に住んでいる市長はそんな風景を見たことも、気にしたこともないのだろうか。国とは一線を画す被曝に対する姿勢から、子供の命と健康だけは後回しにしない人だと思ったから一票を入れたのに、なぜ地元市民、松本の子供たちに対しては予防原則を適用しないのか。

なぜ?

市長のブレーンや、松本市の職員には広範な事例を収集して松枯れ対策の根本的アプローチを考える意欲が全くないのだろうか?

市長や松本市の職員は、農薬と生物多様性の関係、人間の健康に対するリスクを考えた時に、予防原則に立つということがなぜできないのか。

なぜ松本市に税金を徴収される私たちは、市が撒く農薬におびえなければいけないのか。

本当に、分からないことだらけだ。

農薬天国路線を貫く日本政府がネオニコを野放しにするからこうなるとは言え、今年に入ってEUで全面禁止の法案が出ているネオニコ農薬を、わざわざ空中散布するという神経が全く理解できない。健康被害に関する訴訟が起きても勝つつもりなのだろうか、菅谷市長は。


ちなみに隣の安曇野市も22日にネオニコチノイド系農薬を空中散布する。観光シーズンではあるけど、これからの時期、松本や安曇野にきれいな空気を吸いに来ようなんて、思ってはいけない。化学物質に敏感な人は健康被害に遭う恐れがあるし、いずれ許容量を超えれば発症する可能性は誰にでもあるのだから、来ないに越したことはない。

間違っても松本市は自然保護に対する意識が高そう、環境がよさそうなどという幻想は抱いてはいけない。田舎というのはむしろ当然のように農薬が撒かれているものなのだ。きれいな水や空気というのは、そこに「ある」ものではなく際限ない破壊から守らなければ残せないものだということも、知らないといけない。

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ネット署名にご協力ください。

キャンペーン · 松本市 松本市長: こども達の未来のために、松本市の農薬空中散布をやめてください! · Change.org


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松本市が本郷地区での農薬空中散布を見合わせ(SBC信越放送)- Yahoo!ニュース

※以下、リンク先(SBC信越放送)より転載

松本市が本郷地区での農薬空中散布を見合わせ

6/15(木) 20:27配信 

松本市が松枯れ防止を目的に計画する農薬の空中散布に一部の住民が反対している問題で、市は本郷地区での散布を今年は見合わせることを決めました。
松本市は従来から行っている四賀地区に加えて本郷地区と里山辺地区でも松枯れ防止の薬剤を無人ヘリで空中散布することにしていました。
しかし、健康被害などを訴える一部の住民が地方裁判所松本支部に散布の差し止めを求める仮処分を申請していました。
これを受けて松本市は今年度は本郷地区での散布を見合わせることを決めました。
里山辺地区については来週初めに住民向けの説明会を開くなどした上で、23日に実施するとしています。

※転載終了

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