山歩きメモ~松本移住編

Life in Kamikochi, Matsumoto and Tokyo

連休終了

2017-05-10 | 上高地 2017
小屋開け、開山祭、そして五月の大型連休が終わった。「例年通り」の積雪と、人手不足が重なり、2016 年に比べると随分苦労したスタートだったように思う。去年は私が入山するころにはすっかり終わっていた雪かきも、今年なかなかな終わりが見えなかった。

自分自身は二年目と言っても去年よりは少し多くのことが分かるくらいなので、途中まで自分の役割が分かっていなかった。何しろ去年の記憶が残っていないのだ。新しく来た人に教えようと思ってもまず自分が思い出せない。訊く相手もいない。たまに訊けたとしてもお互いにうろ覚え。記憶喪失同士の会話というのは傍で聞いてる分には笑えるだろうけど当人は大変である。これには本当に苦労した。

 暗中模索というには慌ただしく時はすぎて気が付いたらお客さんが来ていた。物を探しながらの営業、限られた時間と体力の中で、物の場所を一つ一つ教えながらの営業というのがこれほど大変だとは予想していなかった。正確には、予想なんてしている暇がなかったから、ああなるしかなかったとも言える。

今となれば笑い話だけど、新人の人たちもみんな本当にぶっつけ本番でいろいろなことをやってくれた。若者の、あるいは成長しようとする人の伸びしろというのは、時に驚くほどだ。ありったけの余白を若さというのなら、知らないことも財産なのかもしれない。

 穂高は、梓川は、相変わらず美しかった。雪が極端に少なかった去年にはなかった景色を見られたのはとてもうれしかった。化粧柳の若木の赤い色はやっぱり雪の白があってこそ映える。その雪のせいで苦しめられたのだとしても、あんなにきれいなら許せるし、いろいろなものをぶっ壊したり、私たちの邪魔をするぐらい、仕方がないと思える。

 とにかく連休は終わった。人の少ない上高地でこれから花が咲く。






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