空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

米国のUnesco脱退をイスラエルは支持し―

2017-10-13 22:58:19 | Newsメモ
BBC Israel to join US in quitting Unesco 12 Oct 2017

 米国のUnesco脱退宣言を、イスラエルは歓迎。

時事 米のユネスコ脱退発表、「反イスラエル」に反発 国際社会に衝撃 国連事務総長「極めて残念」 2017/10/13 10:30

トランプ米政権は12日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)からの脱退を決めたと発表した。ユネスコが2011年にパレスチナの加盟を承認するなど、反イスラエル的な姿勢を続けていることへの懸念などを脱退理由に挙げた

米国務省は12日の声明で、ユネスコの政治的な姿勢を強く非難。同日付でユネスコに脱退の意向を通知した。ユネスコの規定で脱退は18年末に発効し、その後はオブザーバーとして関与する

ユネスコ予算の22%にあたる年8千万ドル(約90億円)の米分担金拠出を嫌った面もある。1984年に米がユネスコから一度脱退した際もユネスコの放漫運営を批判。03年に復帰したが、11年のパレスチナ正式加盟で分担金拠出を停止した

 さて



 とはあるが、北朝鮮と同じで、「必要と思ったときに必要な措置を行う」だけなのではないか。もちろん、対北朝鮮行動をするとなったら、Unesco加盟国だとちょっとかっこ悪いかなという理屈は分るし、時間的余裕があれば、諸種矛盾がないように按配するだろう。

 なにしろ「In 2011 the US cut its funding to the agency in protest at its decision to grant full membership to the Palestinians」、この措置はオバマ大統領の時期だ。つまり、「兵糧攻め」という非常にねちっこい、嫌味な手段を―オバマ時代であってなお行ったわけであり、「ということで、流石に耐えかねたんですけど」とばかりにトランプ大統領が―というのは、この”待機期間”からしてさほど悪辣ではないのではないか。

 …まあ、ひとつの行動にはただひとつの動機が、あるいはただひとつの裏の含意が―というのは些か単純に過ぎる。我々如き小人であってなお複雑な存在なのであり、米国ほどの大国であれば、裏の含意のふたつやみっつ、かっちりはめ込んでくるんではないか。

BBC Japan 米国とイスラエル、相次ぎユネスコ脱退発表 13 Oct 2017

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