空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

韓国・新大統領の仕事始め

2017-05-17 20:56:05 | Newsメモ
 まあその、前途多難そうでお疲れ様、と。

BBC South Korea's Moon Jae-in sworn in vowing to address North 10 May 2017

 韓国、新大統領の仕事始め。「The former human rights lawyer and son of North Korean refugees is known for his liberal views」という出自をきけば、韓国と言う国の成り立ちを垣間見ることもできそうだなあとか。先代は建国の英雄(軍人)のひとりにして大統領職経験者の子だし、先々代は旧宗主国で生誕している。あれこれの愛憎が渦巻いているだろうなあ…と思われることである。

BBC South Korea's Moon Jae-in sworn in vowing to address North 9 May 2017

 焦点はこれかな:「For the last eight years, Seoul and Washington have been in lock-step over North Korea, with ever tighter sanctions and isolation. That is not Mr Moon's way. Is it Donald Trump's?

He has been critical of the two previous conservative administrations for failing to stop North Korea's weapons development」、しかし経済制裁等には限度がある。先方の国民がリアル餓死するような制裁は不義とされる。しかし抑圧的な国家の場合、人民がパンツを穿かずとも核爆弾を開発するほうが正義だと考える可能性がある。この場合、お上品な西側としては、こうした抑圧国家を抑止するのは原則的に不可能になる。

BBC China presses South Korea on Thaad missile system 11 May 2017

 中国から韓国新大統領に、Thaadには反対だよと言う説明が早速発せられた。
中央日報 鄭奎載氏、NHKのインタビューで「弾劾が法治を無力化」 2017年05月16日09時49分

鄭氏は9日、第19代大統領選挙開票状況を生放送するNHKのインタビューで、「国民の多くは今回の弾劾で正義を実現したと思っているかもしれない」とし、このように発言した。NHKは「鄭氏は『退陣を要求する世論に司法当局が従った結果、韓国は今、法治国家として危険な状況だ』と警鐘を鳴らした」と伝えたりもした

 法治の形式は守られている点は注意事項。警鐘をならすべきは、人民の”実力”(※日本政界的な曖昧表現)の圧力が司法をゆがめたのでは、という点だろう…下手に朴弾劾反対などしたら、自分や家族の身の安全が危ういと思えてしまった、とかいう疑いのほうである。

 そういうことで

また鄭氏は「今回の弾劾は不満を抱いた大衆が広場に出て、そこで意見が実現された形」とし「こうした大衆の意見が非常に危険な流れを作り出す。例えば、独裁がある。広場で大衆の意見が前面に出てくれば、政治に非常に危険な流れをもたらす」と話したりもした

 とあるうち、「例えば、独裁がある」は承服しがたい。
 まあ、単純に、新大統領が”民意”を背景にヒトラー的な独裁者に成長しやしないか、という想像が言わせた台詞だろうが、大衆行動―しかも首都圏の、一応仮にも国民の一部にすぎないそれ―によって政治が動揺するというのは独裁とはいわないだろう。おそらく、この動向を愚かしいもの、あるべからざるものと評価したいなら、衆愚というべきだろう。

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