空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

新潟で古墳時代中期の鎧(破片)が発見されたと (そのほか)

2017-03-31 21:02:28 | ノート
産経新聞 新潟大教授ら、古墳時代中期の鎧発見 大和政権の影響示す 2017.3.31 12:20

新潟大の橋本博文教授」が、「国内では最北の出土例で県内でも最古となる古墳時代中期(5世紀前半)の鎧(よろい)の鉄片を、同市東区の牡丹山諏訪神社古墳の墳頂部で見つけたと発表」。

大和政権の関わりで新潟地域に持ち込まれた可能性が高いとみられる。橋本教授は「東北地方への足がかりとなる前線基地として、被葬者は大和政権から厚遇されたのではないか」と推測した上で、被葬者は武人的な性格を持つ男性との見方

 当時の最前線だった、と想定されるわけか。
 さて、新潟大の話:

新潟日報 教授60人分の人件費削減を検討 新潟大学 18年度から4年間で 2017/03/30 08:05

新潟大学が2018年度から21年度の4年間で、教授60人分に相当する教員人件費約6億円を削減する方向で検討していることが29日、分かった。国からの一般運営費交付金の減少に対応するための措置で、年度ごとに定年退職者の6割の人件費に当たる額を削る。大学執行部は教員ら学内への説明を進めており、5月中の決定を目指す

減員に伴い、専門性のある教員が複数の学部で授業を受け持つなど「効率的な人材の運用も検討する必要がある」

 副専攻を持ってないと生きていけない、ということか。しかも複数学部に渡って? そりゃあ、流石に(多くのひとにとっては)無理だろう。





 冷たいコメントではあるが、正鵠ではあるものか。
 何れにせよ:



 こういうことも一方の事実なのではある。



(つらい)

文科省 研究力強化に向けた研究拠点の在り方に関する懇談会(第6回) 配付資料 -- 登録:平成29年03月 --

 このうち、

文科省 資料1-1「研究力強化に向けた研究拠点の在り方に関する懇談会」とりまとめ(案)

研究拠点における研究力強化のためには、研究の基盤となるネットワークや学術雑誌等研究成果の流通を含む情報基盤の整備・充実が不可欠である

 …学術雑誌を買わせてくれー…。この間は、結局、3万円くらい自腹で払った。

文科省 資料2 これまでの意見の概要

拠点事業を実施して、論文数は上がっているし成果もでているとのことだが、全体として、大学の世界ランキングは低下し、論文数も頭打ちになってきている。どこが間違っていたのかしっかり議論する必要がある

 デキるひとをナントカして特定し、そこにそれなりにカネを投下する…というのは、それなりに正しいのである。いやもう、本気で15年間業績なしとかリアルに存在するのであり、そーゆーひとに何を与えてもなんともならん。でもその篩い分けでやたらみんな疲弊しちゃってたりするのが問題なわけであり。

例えば、拠点の形成の仕方が国立大学の旧帝大に偏っているし、旧帝大で論文数が伸びても、全体に与える論文数や論文の質の差は、あまり変わらず、むしろ地方大学が落ちている可能性もある

 …落ちないように国際的な業績を出しても、『ん? うちは地元貢献型なんですけど?』とかいう旨、言われるっぽい今日この頃。



 少なくとも単純に、書類を書く時間のぶんは確実に論文を書く時間がそがれる。そんな苦行を経た人は、そりゃまあ優秀ではあろうけど…ということだろう。
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 異分野共同に際して | トップ | ウイグルではひげを長くする... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ノート」カテゴリの最新記事