「アロマ ホテル」デザイナー、オザワリエのホテルづくりの視点・・
デザインの素






在籍中から redesign独立まで
足掛け2年の六本木プロジェクトが
いよいよ10/1にオープンします。

港区 西麻布交差点のほど近くに
築33年の既存建物に耐震補強を含む改修をし
東京六本木の新たなランドマークとして生まれ変わった
『ホテル&レジデンス六本木』。
今回は外部からの建築家や店舗デザイナーとの
コラボレーションプロジェクトです。

私は主にコンセプトルームのデザインなどを手掛けました。

構成はホテルとレジデンス、サービスアパートメント
そして飲食店からなる複合ビルです。

エントランスには アルミ板やガラスなどの無機質な素材を使用する一方で
壁面緑化や土壁、無垢の床材など 対比する自然素材を配し
空間のバランスを取りながらエコを表現しています。

2階から3階に位置するのが47ルームのホテル。
ホテルと住居の中間地点・・・
そんな発想から全室にキッチン 洗濯機を設置しています。

たとえばホテルをセカンドハウスにしてみたり
あるいは ふと生活のリズムを変えてみたり
暮らすように泊まる・・・そんな使い方の提案も面白い。

シェアーサイクル ライブラリー ジムの紹介
暮らすように過ごす数々のサービスが用意されています。

客室はスタンダードルームと
コンセプトルームとで構成されています。
コンセプトルームは 禅スタイル 中庭の部屋 空中庭園の部屋・・・
全てスタイルが異なります。
ちょっと特別な日にチョイスしてみてはいかがでしょうか。
そんなコンセプトルームにも もちろんキッチン 洗濯機があるのです。
無くても良いけど・・・あったら便利
意外と違和感なく仕上がっています。

レジデンス(住居)はホテルに暮らす贅沢。
家具がついた部屋にトランク一つで暮らす生活とは・・・
そんな提案を考えて造られています。

家に帰るとコンシェルジュが『お帰りなさい』と言ってくれる
こんなホテルスタイルも求められている時代ではないでしょうか。

ホテルに暮らす
という今までとは違う提案を
具現化したプロジェクトでした。



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私 オザワリエは4月末を以って
13年在籍したシマダハウス株式会社から独立をしました。

その第一歩 バリ島事務所開設のセレモニーから戻り
息つく間もなく 東京事務所開設の準備に追われておりました。

私が東京事務所として選んだ物件は・・・

世田谷区にありながら 京都町屋の赴き・・・
平成でありながら 昭和の佇まい ・・・


最寄り駅から歩くこと2分
突如現れる 築40年と思われる南京下見張り瓦屋根の古民家。
こんな建物がこんな場所に よくぞ残っていたものです。

大家さんは 古い建物だからもう貸したくないと言っていたのを
頼み込んで貸して頂きました。

建物から醸し出される懐かしい空気感。
この昭和レトロの空気感を生かしつつ
内装は自分で出来る範囲のアレンジを加えていきました。

畳だった床は自然素材で出来たサイザル麻を敷きつめ
押入れや天袋は扉を外し収納棚に変身。
細くて心細い階段の手摺りに麻紐を巻いたり
建具には手漉きの和紙を切り 大和糊を水で溶き
障子の張替えの要領でドアに貼りました。
ブラインドやカーテンも自分で取付けたり
職人さんの真似事もしました。
テーブルや家具 オブジェなどは あえて古材や廃材で作成。

大好きなハーブや植物をふんだんに配置するなど
インテリアでアレンジを加えるだけで
純和風の空間が 古民家風事務所に生まれ変わりました。

夏はゴーヤーで緑のカーテンと
風鈴に蚊取線香でエコ事務所。

新しいものに古いもの
高いものに安いもの
新しい素材に伝統工芸
それらをミックスする事で生まれる独特の空気感は
時代に求められている気がします。

今後の展開に 今はワクワクした気持ちで溢れています。
独立した事により 今までより細やかな動きが出来るようになります。

数多くいるデザイナーの中から
皆様に選んで頂けるような魅力ある
Re Designに成長していきたいと思います。



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クアラルンプールからAirで3時間
バリ島に入りました。

空港から出ると 少し湿気を帯びた独特の空気感に包まれます。
他のアジアの島と比べても 独特の世界感があり 魅力的な島です。
新空港や高速道路建設などのインフラ工事も 着々と進んでいます。
海外からの投資も入り 国を挙げて猛スピードで発展をしています。

私は以前からフイールドを広げ
アジアに拠点を持ち アジアから日本
日本からアジアと 特色を生かした物づくりをしていきたいと
考えていました。

今回 最大の目的は Re Design事務所開業のセレモニーです。

海外に事務所なんて凄い と思われるでしょうが
実はバリで活躍している先輩の事務所が完成し
その一部を間借りさせていただき
Re Designはアジアでのスタートをきる事が出来ました。

主にホテルデザイン・コンサルタントやインテリアデザインを
行なうつもりです。
開業セレモニーが行なわれた当日は
現地で50年に一度の縁起が良い日と言われる日でした。
神聖なお祈りをし お祝いに足を運んで下さった方々に
食事を振る舞います。

ゲストの顔ぶれの凄さに驚きました!
バリ州市長ご夫妻をはじめ ホテルマネジメント&コンサルタントでトツブクラスの方々 レストランや ホテルの経営者の方々など インドネシアVlPの方々ばかり。

しかし そこで怯んではいられません。
私の考えるインテリアデザインについて プレゼンが出来る良い機会なのですから…

iPad片手に 熱く語らせて頂きました。
日本人のデザイナーの評価は高く
とても好い印象を持って頂く事ができました。

以前のブログでもお伝えしておりましたヌサドゥアプロジェクト
一括売却が完了し これから新たなリゾートへと進化していきます。

オーナーの意向で計画が見直される事になりました。

当初はホテル棟中心の計画だったのですが
ヴィラ(戸建タイプ)中心の計画となり
現在急ピッチで再プランニングを始めています。
それぞれのヴィラは インテリアコンセプトが全て異なり
アジアの島々の素朴さや優しさを取り入れた
ほっとできるような空気感を表現していきたいと思っています。

バリでの展開にわくわくしています!
爽やかで 魅力的な風が吹き
誰も真似の出来ない
清々しい風を少しでも
日本を含めアジアに向けて
発信し続けていきたいと思っています。




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クアラルンプールからAirで1時間
東洋の真珠と謳われるペナン島は アジアを代表する老舗リゾートです。

ペナン島は2つの顔を持っています。
ひとつは北部海岸を中心とするビーチリゾートとしての魅力。
賑やかなビーチ アジアらしく活気ある屋台街やトロピカルフルーツの露店 多民族を象徴する様々な寺院 ゴルフにマリンスポーツ バティック体験など 幅広いアクティビティが魅力です。

もうひとつは島の中心都市。
18世紀から英国極東貿易の拠点として繁栄し 
歴史的街並みが世界遺産に登録された 
ジョージタウンのエキゾチックな魅力。
街そのものが大きなチャイナタウンのようですが 
随所にかつての大英帝国の繁栄を忍ばせる 
英国コロニアル建築が今もどっしりと構えています。

ベナン島には 東南アジアでは最も歴史あるホテルがあり 
マレー半島を縦断する豪華列車イースタン&オリエンタル急行に
ちなんで名付けられた白亜のホテル「E&Oホテル」 
全てスイート仕様です。

あの「シンガポール ラッフルズホテル」の生みの親でもあり 
アジアのホテル王とも言われた 
サーキーズ兄弟が初めてつくったホテルです。

このホテルをモデルとして アジアの各地へと
ホテルビジネスを展開していったのです。

「シンガポール ラッフルズホテル」やバンコクの「オリエンタルホテル」に 醸し出す空気感は似ています。
そこに身をおくだけで凛とした気持ちになれる 
この非日常感 たまりません!
コロニアルスタイルのアフタヌーンティーをいただき 
私が是が非でも身を置いてみたいホテルへと向かいます。
1948年に開業 バトゥフェリンギビーチにある老舗ホテル
「ローンパインホテル」が2011年にリノベーションし
生まれ変わったのです。

古き良き コロニアルスタイルの面影を残しながら 
時代に合わせてモダンにアレンジを加えており 
リノベーションホテルとして最上級の出来栄えした。

ホテルの名前にもなっているローンパイン 
敷地内にはパインの木が生い茂り 
ロゴにも使われている。

緑溢れる敷地に 優しいコントラストを与える
アンティークホワイトの外観 
至る所に施されている壁面緑化 
インテリアは優しいグレーとオレンジで味付け 
デザインディテールの美しさ 
上手く時代の流れを掴んでいるリノベーションに感動でした。
ホテルのコンセプトは 
オープンだけど控えめ 
広々としているけど 居心地が良い 
カジュアルだけどサービス重視 
低予算でも満足いくホテル 
まさに 時代を見据えている。

デザイナーの個性を強く打ち出したホテルや
ブランド力をデザインにしているホテル
リノベーションの方法もさまざまです。

「ローンパインホテル」のような
色々な意味での ローカリーなリノベーションは
これからの時代に求められ
そしてゲストの心を掴んでいくのではないだろうか?
自分自身の目指すべき方向を再確認出来た出会いでした。





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ホテル マヤは 高層ビルが立ち並ぶ
クアラルンプール最大のビジネス街にあります。

街は緑が生い茂る街路樹や公園などもあり
自然にも恵まれています。
クアラルンプールの近代化を象徴する建物として
街のシンボルにもなっているペトロナスツインタワー。
ホテル マヤには このツインタワーを真正面に見ながら
お酒が飲めるオープンエリアのスカイバーがあります。
夜のツインタワーは 眩い宝石のよう・・・。

ここで 恒例の建築談義・・・
熱く語り出すと皆止まらない・・・。

建築家 写真家 家具デザイナー
日本という枠を超え 世界で活躍する方達
さすが 内容もスケールが大きい。

どんなホテルが今の時代に求められ
生き残り 歴史に名を残すのか。

歴史がありながら 時代の変化に着いて行けず
置いて行かれたホテル。

時代の変化をエッセンスに取り入れ
歴史を重ね 魅力を増していくホテル。
変化する事を恐れず 常に変化し続ける事が
キーワードなのかもしれない。
その中で 大切に変わらないものも当然ある。

ホテル マヤのリノベーションについて考えてみると
時代の流れ エッセンスを上手く取り入れてある。

素材感 色調 インテリアにいたるまで
主張し過ぎることなく調和している。
お金をかけるだけのリノベーションではなく
時代の変化に合わせて
風の匂いや 風向きを上手く合わせて直したんだろう。

ゴージャスなブランドホテルも
それはそれでステキだが
何故か私は 個性を持った
この種のホテルに惹かれる。

納得がいくホテルに身をおきたい。
明日から そんなホテルを求め
マレーシアのペナン島に向かいます。



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