AKB48 チームBのファンより

鈴木紫帆里さんを中心にAKB48 チームB について語るサイトです。

NGT48『青春時計』の斬新に驚嘆。(ときめき研究家)

2017-04-19 22:53:03 | ときめき研究家
ついに発売されたNGT48のデビューシングル『青春時計』。事前情報を完璧に避けて、先入観ゼロの状態で聴くことに成功した。衝撃を受けた。斬新にして王道。待ちに待った、期待に違わぬ力作だ。

斬新。
いきなりセリフを喋るように歌い出す。これはセリフなのか、ラップなのか判然としない言葉が続き、そこに素朴なメロディーの歌唱が重なっていく。言葉で書くと伝わりにくいが、とにかく一聴すればわかる。これまで聴いたことがないような不思議な作品だ。

セリフと歌の融合は欅坂46『世界には愛しかない』で披露されたばかりだが、そこではあくまでセリフはセリフ、歌は歌と完全に分離されていた。『青春時計』では、更に進化して、セリフと歌の区別がなくなっているのだ。セリフと言うにはイントネーションがおかしい。ラップと言うには韻を踏んでいない。歌と言うには平板すぎる。そんな言葉がリズムを得て、やがてメロディーを得て、歌が生まれる瞬間を追体験するようなゾクゾクする経験だ。

王道。
一方でこの曲は、AKBグループ12年間の伝統を引き継ぐ王道アイドルソングでもある。

歌詞のテーマは「通学路ですれ違うだけの片思い」。AKBグループの王道中の王道だ。くしくもHKT48のデビューシングル『スキ!スキ!スキップ!』と同じテーマになっている。そして連綿と続くAKBグループの片思いソングと同様、告白することもなく、一瞬見かけるだけでいいというスタンスを守り続けている。

『青春時計』というタイトルが古風だ。「青春〇〇」という四文字熟語がタイトルになっている曲で思いつくのは、榊原郁恵『青春気流』、香坂みゆき『青春舗道』、それから有名な森田公一とトップギャラン『青春時代』。いずれも1970年代だ。AKBグループにも『青春ガールズ』『青春カレーライス』があるし、他にも『青春の稲妻』『青春のフラッグ』『青春のラップライム』などもあるが、四文字熟語は初めてだ。古風なタイトルが一周回って新鮮だ。

「制服」自体がAKBグループの伝統だが、「春の制服」というのは新しい。これまでは概ね「夏服」「半袖」だった。「春の制服」とは合服のことであろう。桜が舞うころに合服というのは東京あたりではそぐわないが、新潟だと桜も遅いので合服の季節なのだろうと納得する。

「ガードレールをぴょんと飛ぶ」とは、少女の魅力的な動作だが、冷静に考えれば危険な行為だ。歩道から車道に飛び出すのか、その逆か。若干無理がある歌詞は、『ファーストラビット』のウサギを連想させたかったのかもしれない。

「スカート揺らし 全力で走っていく」少女は『スカートひらり』のオマージュか。
後半には「息を弾ませ、汗を拭う」というフレーズも出てくる。これも『スカートひらり』の大サビ「弾む息、落ちる汗」から続く伝統だろう。この「息と汗」の2点セットは、『初恋ヒルズ』『前のめり』『女の子だもん走らなきゃ』など、多くの歌でも引用されている、AKBグループの決め台詞の1つだ。

「叫びたくなる」とは『大声ダイアモンド』を連想させる。

「ポニーテールが揺れる」はもちろん『ポニーテールとシュシュ』。後半で「君と一緒に僕も走る」というフレーズも出てくるが、『ポニーテールとシュシュ』の「君は君で 僕は僕で 走るだけ」のアナロジーだろう。

「チク、タク、チク、タク」というのどかなメロディーがいい。こういう擬音は幼稚っぽくなりがちだが、ここではしっくりマッチしている。この部分がいわゆるサビなのだろう。2番のサビ繰り返しの前、電子ピアノの短いフレーズの「タメ」に高揚感がある。激しいリズムや刺激的なメロディーだけが盛り上がるのではない。こういう穏やかな高揚感もあるのだ。

ところで、この歌詞にはもう1つのメッセージが込められていると思う。それは、私のような深読み好きのアイドルファンへのメッセージだ。
「桜の木 花びら散ろうとも 僕は想い続ける」とは、AKBグループの初期メンバーが次々に卒業しても、NGT48のような新たなアイドルは生まれ続けるので、引き続き聴いてほしいというメッセージではないか。
更に「ときめきの時計が錆びるまで」とは、ときめき研究家たる私に対して、錆びることなく鑑賞を続けていれば、こんな素晴らしい曲にも出会えるというエールだと勝手に思い込んでいる。
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