アルバム通し聴き − ガーネット・クロウ

通勤時間を利用してガーネット・クロウのインディーズ ミニ・アルバム「first kaleidscope 〜君の家に着くまでずっと走ってゆく〜」を含む8枚のアルバム、通して聴いて見ました。一枚あたり平均2回。所用日数ほぼ一週間。

通して聴いてみるといろんなことがわかります、3rdアルバム「Crystallize 〜君という光〜」(2003.11.12)あたりを境にしておかもっちのギターの存在感がどんどんアップしていくこと、それはつまりアレンジの変化でもあること、第1作から全く変わらない圧倒的クオリティーの高さを保つAZUKI七さんの歌詞、そしてゆりっぺこと中村由利嬢の歌唱の変化。

ガーネット・クロウのファン歴はデビュー当時からというわけでもないので、ずっとゆりっぺの歌唱は中低音域が中心という先入観をもっていました。でもよくよく聴いて見ると初期の曲はアルトの音域の中でも高音部が中心、しかもまだ慣れていないののか音域が狭く、ボーイッシュな声質の魅力のみで勝負している感があります。

第1の転換期、つまり第2ステージは16thシングル「君を飾る花を咲かそう 」(2004.06.16)。ゆりっぺが中低音域を思いっきり強調して歌ったのは多分この曲が最初。ゆりっぺが知り合いを亡くした哀しい気持ちを曲にしたもの。その事実をまったく知らない七さんの歌詞がほとんどゆりっぺの気持ちを代弁したようで、お互い驚いたそうですが、哀しい気持ちと、以降独特といわれる中低音域の響きの重々しさが重なり合う名曲。

第2の転換期、つまり第3ステージは個人的には名曲中の名曲だと思っている18thシングル「君の思い描いた夢 集メルHEAVEN」(2005.05.1)。()どことなく中世的な雰囲気を持ったアニメ「メルヘブン」のテーマソングですが、巧みに中世の詩人の逸話を織り込んだ歌詞、中低音部から高音部へいきなり駆け上がり、または駆け下りるぞくぞくとさせる疾走感。最初からテーマソングとして作られた曲ですので、「アニソン」なのですが、これに続くいくつかの「メルヘブン」関係の曲にも言えることですが、「アニソン」と侮れないクオリティの高さです。

以降ゆりっぺは自分の歌唱に自信をますます深め、音程の上下の激しい曲をいくつも作り出していくことになります。通して聴いたおかげで思いがけない発見です。


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