つづいて本編 − ハジマリノウタ

セットリストでわかるとおり、「じょいふる」、「YELL」、「なくもんか」、「ホタルノヒカリ」、「ふたり」と13曲中5曲がシングルとして既発表、すべて水野良樹さん作詞/作曲、残りはm12.「未来惑星」が吉岡聖恵さんの作詞/作曲であるのを除き、すべて山下穂尊さん作詞/作曲。

m1. 「ハジマリノウタ〜遠い空澄んで〜」  作詞/作曲:山下穂尊      
m2. 「夢見台」  作詞/作曲:山下穂尊     
m3. 「じょいふる」  作詞/作曲:水野良樹
m4. 「YELL」  作詞/作曲:水野良樹
m5. 「なくもんか」  作詞/作曲:水野良樹  
m6. 「真昼の月」  作詞/作曲:山下穂尊      
m7. 「ホタルノヒカリ」  作詞/作曲:水野良樹
m8. 「秋桜(コスモス)」  作詞/作曲:山下穂尊     
m9. 「ふたり-Album version-」  作詞/作曲:水野良樹
m10. 「てのひらの音」  作詞/作曲:山下穂尊      
m11. 「How to make it」  作詞/作曲:山下穂尊      
m12. 「未来惑星」  作詞/作曲:吉岡聖恵      
m13. 「明日へ向かう帰り道」  作詞/作曲:山下穂尊

シングルにおいてもキャッチーな「売れ筋」の水野良樹作品をA面、カップリングは山下穂尊さんというパターンが所属事務所の方針。まあ売れているからそれでいいとは思いますが、水野氏の作品はある意味でバタ臭く、彼の作品だけ立て続けに聴くとちょっと重いですね。キャッチーだがバタ臭い水野氏の作品と今回のアルバムのテーマ曲「ハジマルノウタ」に代表される「たゆとう」ようなおおらかさが光る山下氏の作品との組み合わせのバランス、それがシングルのみならずアルバムを作り上げている重要な要素だと感じます。サウンド面においても山下氏のアコギとハーモニカは重要な位置を占める、というかむしろサウンドの要。

山下氏の好みであるやや古風な言葉遣いとゆったりしたサウンドを形容するにはやはり「たゆとう」というやや古い言葉遣いが似合う。たゆとう、揺らめくという意味ですが、揺らめくは例えば太陽の光を受けてきらきらと揺らめく、というような使いかたもあると思いますが、たゆとうはどちらかといえばはかなげにゆらめくような。

 遠く見えた空は澄んでいて 泡沫の日に迷わんとした
 (ハジマリノウタ)

 よこしまな恋の果てに 行き着くべき場所など知れたもの
 (秋桜(コスモス))

最近CDを買っても、すぐパソコンに落としデジタルプレーヤーで聴くことが多いのですが、ちょっと時間があったものですから自慢の5.1チャンネルのオーディオでスピーカーを通してちゃんと聞いて見ました。そして吉岡聖恵さんの歌声の魅力再発見しました。いままでもおおらかな歌声とか存在感のある歌声とか、さんざん褒めちぎってきたわけですが、パワーに余裕があるオーディオで初めて確認、実感することができた透明感溢れる歌声。澄みきったトーンが部屋中を駆け巡ります。
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