日々のツッコミ 独り言

日々、身の回りで起きる出来事や、メディアのニュースにツッコミを入れるヒマ人の独り言

専門家会議は、ただのアリバイ作り

2016-09-19 21:54:47 | ニュースから
 老朽化した築地市場の移転先の豊洲新市場の建物の下が、これまで都が説明して来た盛り土が行われず、謎の空間になっていたことについて、都が設置した専門家会議や技術会議の答申に反して「誰が決めたのか?」「誰の責任なのか?」と、連日メディアを賑わせている。

 これまでの報道を見ると、東京都は当初から地下に空間を作ることにこだわっていたようだ。おそらく、都の意向に沿った結論を出してくれるだろうと招いた専門家達が、期待に反して全面盛り土の答申を出してしまったので、バレないように隠して工事を進めたものと思われる。表に出せないのだから、この空間には相当にヤバイことが隠されているのではと疑いたくなる。

 コトが公になって、メンツを潰された専門家達は、「私たちが出した結論とは違う!」と否定してはいるが、彼らは本当に行政が答申に従うと思っていたのだろうか?それを疑いたくなるような出来事を思い出してしまった。

 昔、友人が地元の小さな市の審議委員になったことがある。有識者と言う肩書だったが、PTA会長や消防団長と、田舎の町ではまあまあのステイタスだったのだろう。
 最初の会議の日、開会のあいさつに立った市の担当者は「市の広報に載せるための原稿の締め切りに間に合わないので、既に会を開いたことにして原稿を出してあります。つきましては、今日はこの議事録に沿って会を進めさせていただきます。どうかご協力を!」と、筋書通りの会議の進行を宣言した。

 友人は「それってありか?」と一言言ってやろうと挙手をしかかったところで、別の委員が「バカにするな!」と、イスを蹴って席を立った。周りを見渡すと、他の委員は、何事もなかったように資料に目を落とし、進行役の担当者も議事を進め始めた。行政側の説明に、委員からの大きな異論はなく、結局、既にある議事録通りに会は終わった。
 イスを蹴って退席した委員は、それ以後の会議に顔を見せることはなく、その事を話題にする人もなかった。

 その後、1年間で数回の会議が開かれ、何を審議しているのかさえ理解できない名前ばかりの審議会は解散した。彼には、翌年も別の審議会の委員の要請があったようだが、すべてご遠慮している。
 一方で、このような市の要請に「名誉職」と喜々として引き受ける人も、田舎ではよく見られる。さほど識者とも思えない人が少なくないが、行政側から見れば、中途半端に博識な人は都合が悪いのだろう。訳がわからなければ、異議を唱えることもないだろうし、プライドから「知らない。」とは言えず、最後は仕込まれた結論を追認するしかない。

 行政は後になって問題が起きた時に、「私たちが勝手に決めた訳ではありません。専門家、有識者の皆さんに検討していただいた結果ですから。」と言い訳するために、このような「専門家会議」「有識者会議」と言った会議を設置し、リスクを避けるためのアリバイ作りをしているのだろう。

 今回の豊洲新市場の件も、おそらく東京都の意向に沿ってくれそうな専門家を選んでいるとは思うが、そんな人たちでさえ承知できないほど土地の汚染がひどかったのではないのか?移転先として豊洲が選ばれた最大の理由が、地価の安さだったと言う。「おそらく土壌の浄化に多少のカネをかけても、他の候補地よりは安く上がる。」と甘い見通しが、今回の混乱を招いたような気がする。
 「世の中で自分たちが一番リコウだ!」と思っている役人たちも、実態はその程度のものなのだろう。

 それとも、我々一般人の知らないところで、もっとおどろおどろしい企みが仕組まれていたのだろうか?
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