Team埼玉 ブログ

自閉症教育と授業改善についての学習会

本日の研究授業

2017年06月22日 00時01分20秒 | 日記

この1ヵ月、初任研の研究授業「個別の課題学習」(50分間で3名の個別学習・自習学習も含む)を一緒に作り上げてきました。本日、その授業で、初任の先生は生徒以上に緊張していて、その緊張感が見ているこちらにも伝わってくるほどでした。そんな緊張を感じ取り、わざといつも見せないような悪な表情で試すような行動に出る生徒・・・。生の授業ならではの真剣勝負。あえて介入することなく静観しました。

そんな中、初任の先生は考えて、いろいろな工夫をして対応していました。

これまで授業を見させていただき、「仮説と検証」を繰り返すことが大事、とお伝えしてきました。生徒が何を考えて、どのように感じているのかを捉え、そのことに対してどのような教材教具を用意して対応し、その仮説を検証していくのかということ。

研究協議会では、すこし厳しいやりとりがありました。教師として専門性向上のための真剣勝負です。

これまで授業を見させていただき、初任の先生と生徒とのやりとりの中で思ったことをお伝えし、自分の答えを押し付けることなく、問題提起をし、そのことに関して、初任の先生がどのように考えるのか、その考えたことを次の授業にどのように反映させるのか、そんなやりとりをしてきたつもりです。

研究協議会で、厳しいご意見に対し、初任の先生は自分の言葉で、自分の考えを伝えていました。

教員として、自分の行った指導に対して、はっきりとその理由と根拠を説明できる、説明責任を果たせることってやはりとても大事だなぁと思った瞬間でした。

 

 

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研究授業:朝の会

2017年06月16日 00時31分53秒 | 日記

日常生活の指導、朝の会。

初任研の研究授業があり、授業を見させていただき、研究協議会にも参加させていただきました。

教育課程編成において、いわゆる「領域・教科を合わせた指導形態」(学校教育法施行規則130条だったかな?)で成り立っている知的障害教育独自の授業。

授業の指導目標に対する評価が難しいと感じました。

構成している主たる教科は知的障害の教科「生活」で、領域は「自立活動」になるのかな。

生活の指導内容の根拠としては、「日課・予定」に関することになるのかな?

自立活動においては、心理的な安定、人間関係の形成、環境の把握、身体の動き、コミュニケーションの各項目に照らし合わせて、指導目標と指導の手立て、指導計画の評価規準、本時の評価基準という構成での学習指導案(Plan)になり、実際の授業(Do)評価の観点(See)になるとよいのかなぁと考えてしまいました。

研究協議では、このことには触れず、MTの声の大きさとか、名前カードのひらがな文字についてなど、指導技術の詳細について意見交換がなされました。

研究協議後、個人的に授業者には自分が思ったことをお伝えさせていただきました。

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視覚支援の有効性

2017年06月14日 00時45分54秒 | 日記

本日、本校中学部の研修会で50分間、話をさせていただきました。

特に伝えたかったことは、言語指示を理解して行動できることの難しさです。

ワーキングメモリーについて解説した後に、疑似体験として、聴覚記銘の保持と同時に聞きながら、覚えておきつつ、タイミングに合わせて表出するといういわゆる「one-back task」そして、「two-back task」を行い、その困難さを体感してもらった後に、視覚支援教材を提示しながらの同課題を実施するというものです。

研修後のアンケートには、「言語指示で伝わっていない生徒の気持ちが分かった気がしました」「あんなに難しかったことが、目で見てヒントにすることで、ここまで容易になるとは思いもしませんでした、視覚支援の重要性がよくわかりました」等の感想が寄せられました。

明日からの指導で、言語指示で済ませることなく、視覚支援の教材が多用されることを願うばかりです。

補足として、視覚支援はあくまでも分かるためのツールに過ぎず、本当に大事なことは、ツールがなくても分かってできるようにしていくこと、支援のフェーディングの手続きをしながら、自立と社会参加に必要な力を引き出していくこと、ということを強調させていただきました。

過不足のない支援。

支援が過剰だと、支援に依存しすぎて何も身につかないということ、そして、支援が不足していても、わからないまま何も身につかないということ。視覚支援はあくまでも分かるためのツールであり、分かるようになったら外せるものは外していくという視点を持って指導に当たるということ。

児童生徒が分からないまま時間だけが過ぎていくことがないように視覚支援を活用すること、視覚支援に依存しながら時間だけが過ぎていくことがないように、徐々に支援を弱めていく発想をもって指導すること、そんなことを伝えたいと願い、今日に向けて資料を作成し、準備してきた次第です。

他にも、本日、一緒に授業づくりしている高等部の自立活動の授業で、教材教具を準備すればするほど、生徒がこちらの意図した期待に応えてくれるということを目の当たりにし、よりよい授業づくりをしていくためには、惜しみなく教材教具を準備することの大切さを改めて学ぶことができました。

本当に日々、子どもたちから学ばせてもらっています。

 

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体育祭!

2017年05月28日 03時00分05秒 | 日記

前日の雨のため,開催が心配されましたが,当日朝,たくさんの先生方が新聞紙で校庭の水たまりを吸い取ってグランドコンディションを整え,何とか第8回体育祭を開催することができました。体育祭本番は強い日差しで,顔はスキー焼けのようなメガネ跡と腕はくっきりとドカタ焼けになってしまいました・・・。とはいえ,記録係として写真を撮りまくりながら,中学生・高校生の演技・競技に感動。一生懸命に頑張る姿って本当に素晴らしいです。

卒業生もたくさん見に来てくれて近況報告も聞けてうれしい限りでした。社会人・職業人として,みんな凛々しい表情になっていました。卒業生が就職したそれぞれの所属先に体育祭のポスターを郵送したことで,開催を知ったということでした。本校オリジナルの「おおぞらダンス」を在校生と一緒になって踊っている姿を見て,さらに感動!

卒業しても母校で学んだことを糧にがんばっているんだな~と。何よりも仲間の存在は大きいと。

話を聞いてみると,日頃はあまり連絡を取り合うことはないけれど,こういったイベントの時にはいい機会として活用しているようでした。仕事は大変だけれども,将来に向けて,自分の生き方をキャリア発達の視点で実現しているなぁと思いました。

残念ながら,様々な理由で離職してしまったという卒業生もいましたが,高等部の先生方が,たくさんの情報提供をしていて,次につながる方向性を具体的に伝えていたことも,心強いバックアップだなぁと印象に残りました。

小学部,中学部だと,「今」しか見えなくなってしまうこともあるかもしれないけれど,それもとても大事なことだけれども,卒業後を見据え,逆算して「今」を思い描く力も必要になるのではないかと,本校在籍の生徒のがんばる姿を見に来たお父さんお母さん,きょうだい,おじいちゃん,おばあちゃん,皆さんの顔を見て,話をして,学校行事のエネルギーを感じつつ,そんなことを思った体育祭でした。

 畠山

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自分は誰かのために何かできているのか?

2017年05月27日 00時19分10秒 | 日記

そんなことを考えるときがあります。

誰かに言われたからする,ではなく,自分で何のためにそれをするのか,その理由,その意義が分かって,自ら主体的に取り組める力。

「言われたからするということを教えるような授業をしてるかも?」(自己反省・・・。)

「何のために」が分かって取り組める力。本当はそれが大事なことで,私たち教師は,なぜそれをしなければならないか,子ども自身が考え,理解し,分かって取り組めるような力の育成に向けて,どうやって子どもたちに教えることができるのか。

そんなことを感じ,考えています…。

次回のチーム埼玉学習会。

7月16日(日)13:00~17:00,岩槻駅東口コミュニティーセンター,ワッツB(定員90名)にて,教材教具作成の会を開催します。1学期を終え,2学期に向けて,作っておきたい教材教具を作成する機会としてご活用ください。

自分も担外の自立活動専任となり,担任をしていた時よりも,教材教具の作成の必要性に迫られているので,この機会を大いに活用したいと考えています。

 (畠山)

 

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5月13日,ありがとうございました。

2017年05月21日 01時22分43秒 | 日記

チーム埼玉学習会,また今回も,これまでに経験したことのない学習会となりました。

午前の部,浦和の小学部と川越の高等部の自立活動の実践報告&衛藤先生による指導助言。個別学習の課題設定の奥深さがとても勉強になりました。ねらいをシンプルにすること。複数の課題が盛り込まれていると難易度が高くなり,評価も難しくなるということ。進行性の障害に対する教師としての役割について。自立活動専任として,小学部,中学部,高等部の授業に入れていただく上で大変参考になりました。実践報告の内容も,とても誠実で熱心な実践で,参加された先生方のアンケートからも「実態把握の仕方や指導計画の立て方など,とても丁寧になされていて,自分ももっと頑張らなければと思いました」「お二人の実践報告,大変勉強になりました」等,多くの感想が寄せられました。

午後は,配布資料は一切なく,3人1組となり,子ども役,教師役,観察者の三役に分かれ,衛藤先生から課題を与えられ,演習を通して,障害理解を促し(自閉症やADHD等),教師としての指導技術を考え,磨かれる学習機会となりました。

まさに,思考力・判断力・表現力等が問われ,主体的・対話的で深い学びを追究したアクティブラーニングでした。

個別の課題学習の経験の有無に関わらず,参加された先生方全員,それぞれの学びが得られたことと思います。気づきと言ってもいいかもしれません。

アンケートからは,「こんなに頭と体を使った研修会はない」「何でこの先生はわかってくれないんだ,という子どもの気持ちが分かったような気がしました」「教師として,もっと手立ての引き出しを増やさなければいけないと思いました」「児童生徒の行動の意味を考える上でいろいろな視点から考える必要があることが分かりました」「フィードバックをしてからの賞賛」等々,これまでにない感想がたくさんありました。

自分には到底できない研修会でした。子どもの行動から,仮説を立て,それを検証することの基本を改めて再確認することができました。

前日19:00~22:30の幹部のみの「教育課程に関する勉強会」から,当日10:00~22:00(12時間ぶっ続け)のチーム埼玉学習会まで,懇切丁寧にご指導いただいた衛藤先生,本当にありがとうございました。

次回,チーム埼玉学習会は,7月16日(日),岩槻駅東口コミュニティーセンターにて,教材教具作成の学習会を開催します。今回は,チーム埼玉学習会初の日曜開催となります。お楽しみに~!

追記:今回は演習中心だったため,学習会の様子をお伝えする写真の掲載は控えさせていただきます。

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今週の土曜日です!

2017年05月12日 01時29分07秒 | 日記

チーム埼玉学習会,いよいよ5月13日です。

午前は県内2校(小学部と高等部)自立活動の実践報告&衛藤先生によるスーパーバイズ。

午後は大分大学の衛藤裕司先生による応用行動分析の視点に基づいた,子どもの行動の意味を読み解く指導技術の講義・演習です。

児童生徒の行動に対して「何?」「どういうこと??」「どうしたらよいの???」等,悩んでおられることも多々あるかと思います。

言葉ありきの社会で生きている自分たちにとって,言葉の無い世界で生きている児童生徒の行動に対し,時には問題行動として捉えられるその行動の意味をどのように理解し,どのように対応すべきか,考えさせられることも多いかと思います。

今回の学習会では,その答えを得るための,特別支援教育に携わる教師(専門家)としての指導技術を学ぶことができます。

まだ,参加申し込みは間に合います。資料を印刷準備する関係もあるので,(参加申し込みをしない)飛び込みではなく,(参加申し込みの)駆け込みでお願いできればと思います。

今,日本の特別支援教育が,インクルーシブ教育システムの構築を受けて,大きく変わろうとしているこの時期だからこそ,これまでの特殊教育の歴史を踏まえ,知的障害教育の独自性を尊重しつつも,社会情勢を鑑み,学齢の児童生徒に対し育成すべき資質・能力を身に付けるため,専門性向上を希求する,できる限り多くの先生方に参加していただきたい,そんな学習会です。

ご検討ください。

(畠山)

 

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次期学習指導要領が公示されました。

2017年04月28日 23時59分12秒 | 日記

本日(平成29年4月28日),次期学習指導要領(幼稚部,小学部,中学部)が公示されました。

これまでの知的障害の学習指導要領では考えられない,教科学習の系統性を踏まえた指導内容が示されていました。

障害者権利条約に批准し,インクルーシブ教育システムの構築に舵をきった本邦の施策(中央教育審議会の答申も含めた)の結果を如実に体現した国としての教育水準となっています。

賛否両論おこりそうな,これからの特別支援教育の大転回となる契機となりそうです。

特学から特別支援学校へ転入してくる児童生徒を想定して,学校間の接続(指導の継続性・系統性)を踏まえてのことです。

5月13日(土)の次回学習会,只今,参加申し込みをいただいております(参加申し込みをしていただいた先生方,本当にありがとうございます)。

今回の学習会は本当にたくさんの先生方に参加していただきたい内容になっております。

是非ともお誘い合わせくださいますよう宜しくお願いいたします。

                               畠山

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新年度を迎え,今思うこと。

2017年04月20日 00時23分45秒 | 日記

初めての特別支援教育。

学生から新社会人としてのスタートを切った先生方。

小学校,中学校,高校での教員経験があるものの,異動して特別支援教育の世界へ足を踏み入れた先生方。

ケースバイケースで,今,困惑しながらも児童生徒の目の前に教師として立っていることと思います。

この先生方に対して,どのような働きかけが,子どもたちの利益のために必要なのか?これまでこの現場で経験している教員として,OJT(On the Job Training)として,何をどのように伝えていけるのか?

答えがなく,100人いれば100通りの指導目標と指導方法がある特別支援教育。たくさんの先生方がアドバイスをくれるものの,どれも異なっていて,何を信じて選択すればよいのかも分からなくなることと思います。

私見ですが,大事なことは,チームティーチングを組んでいる同僚との共通理解なのかなと思います。児童生徒のことを話し合い,指導目標を確認して指導方法を統一するということ。

教育課程の根拠は学校教育目標であり,学部目標であると思います。これらの目標を達成するために必要な領域・教科の選択及び時数の決定,その教育計画(日課表&行事等)が,教育課程です。

これ等のことを踏まえて,自分たちは日々の実践に取り組み,授業づくりをしています。同僚性を保ちつつ,専門性を高めるための第一歩として必要不可欠なことは,「障害特性の理解」,「行動の意味を読み解く力」なのかなと思います。

次回5月13日のチーム埼玉学習会は,大分大学の衛藤裕司(えとうひろし)先生をお迎えして,この「障害特性の理解」及び「行動の意味を読み解く力」について講義&演習をしていただきます。初めての特別支援教育という先生方も,中堅&ベテランの先生方にとっても,必ず有意義な学びとなることと思います。是非,学習会を活用していただければと思います。

(畠山)

 

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新年度スタート!

2017年04月15日 00時44分16秒 | 日記

先日,全校研修会でプランA,Bの話をさせていただきました。児童生徒の実態把握の視点,指導方針のたて方,指導方法の選択,評価の観点等,事例に基づいて,映像を活用させていただきながら限られた時間の中でお伝えしたつもりです。補えない部分は,配布資料であとは読んでください的な研修会でした。

本日,8年目を迎えた第1回夕練もスタートしました。初めての特別支援教育なのでもっと学びたい!という先生方の熱量を感じることができて,自分自身,共に学びたいとやる気スイッチが入りました。

今年度,自立活動専任として肢体不自由部にも関わることができ,摂食指導の奥深さにも学ばせていただいております。専門性の高い先生方と共に児童生徒と時間を過ごすことで,根拠ある指導と子どもたちの成長の可能性を目の当たりにしています。

日々の実践,夕練,チーム埼玉学習会等,学ぶことが本当に多くてワクワクする,楽しいと実感している今日この頃です。

只今,チーム埼玉学習会HPにて,参加申し込みを開始しましたので,HPから是非参加申し込みのお手続きをしていただければと思います。どうぞ宜しくお願いいたします。(畠山)

 

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