チームかまいし通信

在宅医療連携拠点チームかまいしのブログ

生活応援センター向け勉強会が開催されました

2016-10-17 | ブログ

皆さんこんにちは。過ごしやすい気温が続く秋の釜石です。
それでも山間部はじわじわと緑が褪せ、来たる美しい紅葉が楽しみな今日この頃です。

今月6日は、東京大学高齢社会総合研究機構の特任講師である後藤先生が来釜され、釜石市の現状分析と評価、および2030年に向けてどのような施策をもって地域を持続させていくかの勉強会が開かれました。
会には保健福祉部の職員および各地区生活応援センター職員が参加しました。


後藤先生

超高齢社会を考えるとき、一般的に団塊の世代が75歳以上の後期高齢者になる年とされる「2025年問題」が話題となりますが、今回はそのさらに先、人口の3分の1以上が高齢者になるとされ、また、死亡数が出生数の2倍以上となり、人口の大幅な減少が見込まれる2030年を見据えての講義となりました。

ここでは、2030年に予想される釜石市の高齢化率は39.1%で、要介護3以上の方は約870名、在宅ケアの需要は約650名分となりました。
病院も施設もいっぱいで身体の自由がきかない高齢者が地域で暮らしていく場合、行政はどのように地域づくりを行っていくべきか?

ここでは、鍵となる3つの資源として「各地区の生活応援センター」「釜石医師会とチームかまいし」「自主的なサロン活動の展開」があげられました。
中でも釜石市内に8箇所ある生活応援センターは、地域に身近な親しみやすい役所として、地域課題の発見や解決への手引きなどの活動が期待されます。

そこで、各地区の現状や抱える課題などを一旦整理し、どのようにして地域包括ケアの中で地域づくりを進めていくのかを考えるため、後半はグループワークが行われました。

 

比較的若い世代が多い地区と高齢者が多い地区、被災した地区としていない地区などにより、現状や課題に違いはみられましたが、どこの地区でも高齢化とそれにまつわる様々な問題がみられ、限られた職員でそれらを解決するのはなかなか大変という状況は同様のようでした。

超高齢社会の現状について職員と住民が共通の理解を持ったうえで、いかに楽しみながら互助を行えるか、効率よく連携しながらいかに少ない資源を活用していけるか。
2030年に向けて、まずは足元の状況を正しく理解し、何を優先して進めていくのか、それを皆で共有することから着実に始めよう。そう考えさせられた勉強会となりました。

ジャンル:
ウェブログ
この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 滋賀県高島市で講演を行いました | トップ | 10月のあれこれ その1 »