チームかまいし通信

在宅医療連携拠点チームかまいしのブログ

岩手県薬剤師会モデル事業の総仕上げ!

2017-03-07 | ブログ

皆さんこんにちは。
そろそろ春だなあ…と感じていた矢先、思わぬ雪と寒風に身を震わせる釜石です
春先の気候は不安定なのでしかたないですが、早く穏やかに落ち着いてほしいものです。

さて、先日1日、釜石市保健福祉センターにて、岩手県薬剤師会によるモデル事業の第4回事業検討会が行われました。

今回の検討会は、当ブログで数回にわたりご紹介してきた本事業の反省会的なものとなりました。
(過去記事はこちら研修会第2回検討会セミナーシンポジウム

薬について問題を抱える家庭を訪問した薬剤師と、同行訪問した保健師やケアマネジャー、調整役を引き受けた行政や地域包括支援センター、診療情報提供書の取得や事業実施に関するさまざまなアドバイスを行った医師など、今回の事業はまさに多職種連携により行われたものでした。
今回の事業検討会でも、各職種から忌憚のない意見が出されました。

 

 薬剤師の皆さん

 
ケアマネや医師も意見します

 
保健師ら行政も積極的に関わりました

出された意見で多かったのは、「これで終わりにせずに継続して連携していきたい」ということと、「医療情報、薬剤情報、生活情報など、特に認知症の患者・利用者を診るにはさまざまな情報が必要だが、職種により知りえる情報が異なるので、多職種で連携しながら患者さんに対応する事が重要だ」ということでした。

県の委託という形で同様の事業が今後実施されるとは限りませんが、今回生まれた薬剤師―保健師の顔の見える連携を途絶えさせず、より多くの職種を巻き込んだ、現場レベルでの連携の発展に協力していきたいと思います


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2017年2月のいろいろ

2017-02-28 | ブログ

皆さんこんにちは。春の足音が聞こえるような好天の釜石です

気がつけば今日で2月も終わり。
他の月より日が少ないせいもありますが、本当に年度末はあっという間に時間が過ぎていきます

ブログの更新も後回しになりがちですが、今回は、2月に行った事業を一気にご紹介します!

 2月16日「津波から未来の命を守るワークショップ~命をつなぐための専門職の役割~」出席

こちらは釜石市総務課 震災検証室が開催したワークショップで、サブタイトルにあるとおり、医療・介護・福祉に関する多職種が多数出席しました。
開催にあたり、チームかまいしでは、参加職種の精査・声かけから、当日のワークショップのファシリテーターまで、全面的に協力させていただきました


ワークショップの説明をする小田島係長

チームかまいしアドバイザーの寺田医師には、ワークショップの講評をお願いしました。

ワークショップは2部構成で実施。
セッション1では、薬剤師ごと、ケアマネジャーごと、保健師ごとなど、職能ごとにグループをつくり、自分の職能の再確認や、震災時の課題・期待されること、自分たちの職能の可能性について話し合っていただきました。

 

セッション2では、多職種のグループをつくり、災害時に患者やケースを支えるためにどのようなことができるのか、課題や解決策を列挙してもらいました。

今回のワークショップで、多職種による様々な意見・アイディアが出されました。
これらを今後役立てていくとともに、多職種の皆さんにとっても、「災害時こんなことに困ったらあの職種に相談しよう」、「あの職種はこんなこともできるのか!」等の気づきと関係性構築の場として有効であったらいいなと思います

 2月21日「鳥取県中部総合事務所(倉吉保健所)等による視察への対応」

この日は鳥取県より保健所長さん、職員さんやケアマネジャーさんなど5名の方が視察にいらっしゃいました。

 
鳥取視察団の皆さん

こちらは釜石市(チームかまいし)のほか、釜石薬剤師会、釜石リハビリテーション療法士会、釜石保健所より講師を派遣していただき、釜石・大槌地域の医療・介護連携について、多職種の目線から語っていただきました。

 

夜は懇親会 いつものように集合写真を撮らせて頂きました!

…研修会等の終わり際に集合写真を撮ること、できればピースサインつきで撮ること(自然とみんな笑顔になります)を、医療・介護連携事業の担当者の皆さんにお勧めします!
記録と記憶の両方に残り、何もしないで解散するよりずっと親睦が深まる実感があります

 2月26日「多職種連携による在宅における薬学的管理推進モデル事業に関するシンポジウム」

前回の記事の最後に紹介したシンポジウムがこちら。
「地域住民のためにスクラム[多職種連携]~All For One~」をテーマに開催され、岩手県薬剤師会が平成28年度岩手県委託事業として行ってきた事業の集大成となりました。

まずは、県内3地域で実施された本事業の成果について、各地域の薬剤師が発表しました。

 
左:奥州地域  右:気仙地域

釜石地域からは釜石薬剤師会の中田理事が登壇し、チームかまいしの連携手法に関する説明を交えながら、同行訪問の事例を発表しました。

チームかまいしアドバイザーの寺田医師は、基調講演と、パネルディスカッションのコーディネートを担当。

 
左:基調講演  右:パネルディスカッション

パネリストの皆さんは、ケアマネジャー、MSW、行政、薬剤師などさまざまな職種からなり、それぞれの職種の視点から、地域事情を絡めて、多職種連携について講演しました。

 
左:ケアマネジャー  右:MSW

 
左:行政保健師  右:薬剤師

今回のモデル事業を絡めて語られた部分は少なめでしたが、地域の現状と、多職種の思いや悩みが伝わる内容となりました。

釜石地区では、3月1日に、今年度最後の事業検討会が開催されます。
今回の事業は単年度で終了するものかもしれませんが、予算がついてもつかなくても、薬剤師を中心とした連携や、その他の職種が主導する連携など、さまざまな形の連携を進めていくため、今回の結果を活かしていきたいと思います。


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岩手県薬剤師会の多職種セミナーに参加しました

2017-02-02 | ブログ

皆さんこんにちは。まだまだ寒さの続く釜石です。
昨日の午前中までは「もうすぐ立春なだけあるなあ」と思うくらいに温かかったのですが、一晩で冬に逆戻り。
インフルエンザなどもまだまだ治まらない様子ですので、体調に気をつけましょう!

さて、1月30日月曜日は、岩手県薬剤師会が主催する「多職種連携セミナー」に出席してきました。

このセミナーは、岩手県薬剤師会が県から受託した事業「多職種連携による在宅における薬学的管理推進モデル事業」の報告会として開催されたものです。

なお、この事業は、チームかまいしが行う2次連携「医科薬科在宅医療同行訪問研修」に着想を得て事業化されたもので、実施にあたっては、企画・運営等についての相談対応や運営協力など全面的にバックアップさせていただきました。
※これまでの事業の流れについてはこちらこちらもあわせてご覧ください


セミナーでは、岩手県薬剤師会の熊谷理事による開会挨拶に続いて、はじめに同中田理事が事業概要を説明しました。

続いて、4名の薬剤師が5件のケースについて発表を行いました。

 

薬剤師と同行訪問を行った5名の保健師も気づきや感想を述べました。


報告によると、5つのケースのうち1件は訪問がうまく行きませんでしたが、残る4件すべてで、薬を飲み忘れたり、薬の袋がうまく開けられなかったり、薬の服用管理がうまくいかないことで身体症状が出たり近所とトラブルを起こしたりするという、当初あげられていた課題の一部が改善されていました。

また、薬剤師・保健師の双方から、自分たちでは気付けないことも多職種で関わることで気付くことができた、生活情報または医療情報が集めやすくなった、ケアカンファレンスに呼ばれるようになった等、多職種連携がより良いケアをもたらすという点について言及がありました。

さらに報告によると、今回訪問した5人全員に軽度認知症の症状が見られたとのこと。
今後も高齢化が続き、一方で医療・介護の担い手が減っていくと、薬にとどまらず認知症患者にまつわるいろいろな課題が出てくると思いますが、今回のような職種間の連携を含めた、行政や地域住民も一体になって取り組む地域包括ケアが効果的であり、重要になってくると感じられました。

チームかまいしとしては、今回の連携事業を通じて、「こういうことで薬剤師さんに声をかけてもいいんだな」、「保健師さんてこんな情報も持ってるんだ!」など多職種への理解を深めていただき、今後の連携につなげていってほしいと思います

今年度新たな取り組みとして行われた当事業は、2月26日日曜日に盛岡市で開催されるシンポジウムで一旦集大成を迎えます。
薬剤師から広がる連携に期待して、ぜひ参加しましょう


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地域連携だより第22号を発行しました

2017-01-19 | お知らせ

皆さんこんにちは。月曜夜に降った雪がまだまだ残っている釜石です。
寒波が去ったら雪が降る、まったく自然相手には気が抜けませんね

さて、昨日、地域連携だより「Face to Face」第22号を発送しました!

秋から初冬にかけて行われたチームかまいし事業などを掲載しています。
業務の合間に皆さんでご覧ください

チームかまいしホームページでも読むことができますので、そちらもよろしくお願いします


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2017年一件目は…ケアカフェかまいし!

2017-01-12 | ブログ

皆さんこんにちは。
新年も10日以上を過ぎてのご挨拶となり申し訳ありません
本年もチームかまいしをよろしくお願いいたします

年末年始はお天気もよくつつがない日が続きましたが、昨日あたりからの寒波で積もるくらいの雪が釜石にもようやく降りました。
(毎年、お正月は晴天で、成人式あたりから崩れはじめ、センター試験で大雪…のパターンを繰り返してる気がします

天気は回復してきているので雪はそれほど残らないかもしれませんが、訪釜の際はお気をつけてお越しください。

さて、新年最初にお邪魔した多職種連携事業は、1月7日開催の「第7回ケアカフェかまいし」でした。
(ケアカフェについて詳しくはこちら。ケアカフェかまいしについてはこちらをご覧ください)


会場はチームスマイル釜石PIT

ケアカフェかまいしは、第1回開催の際に取材でお伺いして以来の参加となりました。
回数を重ねたイベントなので、常連さんで仲良くしてたらどうしよう、入っていけないかも…なんて少しドキドキしながらドアを開けると、

ステキな笑顔で迎えてくださいました

当日は介護職、医療職、行政、一般住民など36名が参加。

第7回ケアカフェかまいしのテーマ「認知症」について、専門職の視点からの意見やアドバイス、関連職種からの相談や質問、介護者である一市民としての不安や苦労など多岐にわたる話を、コーヒーやお菓子を楽しみながら語り合いました。

 

業務を通じて知っている方もいれば、はじめましての方もいらっしゃいましたが、まさしくカフェのようなリラックスした雰囲気と、支配人&店長の適切な進行で、なごやかに会は終了。
最後は記念写真で〆となりました。

ケアカフェかまいしは、ケアについての様々な知識や考えを持っている皆さんと、堅苦しくなく知り合える絶好の機会です。
今回も、一般の方大歓迎の声が多くありましたので、関心を持たれた方はぜひ参加してみてくださいね

また、この様子は今月発行予定の地域連携だよりFace to Faceで掲載しますので、そちらもぜひご覧ください


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