チームかまいし通信

在宅医療連携拠点チームかまいしのブログ

岩手県薬剤師会の多職種セミナーに参加しました

2017-02-02 | ブログ

皆さんこんにちは。まだまだ寒さの続く釜石です。
昨日の午前中までは「もうすぐ立春なだけあるなあ」と思うくらいに温かかったのですが、一晩で冬に逆戻り。
インフルエンザなどもまだまだ治まらない様子ですので、体調に気をつけましょう!

さて、1月30日月曜日は、岩手県薬剤師会が主催する「多職種連携セミナー」に出席してきました。

このセミナーは、岩手県薬剤師会が県から受託した事業「多職種連携による在宅における薬学的管理推進モデル事業」の報告会として開催されたものです。

なお、この事業は、チームかまいしが行う2次連携「医科薬科在宅医療同行訪問研修」に着想を得て事業化されたもので、実施にあたっては、企画・運営等についての相談対応や運営協力など全面的にバックアップさせていただきました。
※これまでの事業の流れについてはこちらこちらもあわせてご覧ください


セミナーでは、岩手県薬剤師会の熊谷理事による開会挨拶に続いて、はじめに同中田理事が事業概要を説明しました。

続いて、4名の薬剤師が5件のケースについて発表を行いました。

 

薬剤師と同行訪問を行った5名の保健師も気づきや感想を述べました。


報告によると、5つのケースのうち1件は訪問がうまく行きませんでしたが、残る4件すべてで、薬を飲み忘れたり、薬の袋がうまく開けられなかったり、薬の服用管理がうまくいかないことで身体症状が出たり近所とトラブルを起こしたりするという、当初あげられていた課題の一部が改善されていました。

また、薬剤師・保健師の双方から、自分たちでは気付けないことも多職種で関わることで気付くことができた、生活情報または医療情報が集めやすくなった、ケアカンファレンスに呼ばれるようになった等、多職種連携がより良いケアをもたらすという点について言及がありました。

さらに報告によると、今回訪問した5人全員に軽度認知症の症状が見られたとのこと。
今後も高齢化が続き、一方で医療・介護の担い手が減っていくと、薬にとどまらず認知症患者にまつわるいろいろな課題が出てくると思いますが、今回のような職種間の連携を含めた、行政や地域住民も一体になって取り組む地域包括ケアが効果的であり、重要になってくると感じられました。

チームかまいしとしては、今回の連携事業を通じて、「こういうことで薬剤師さんに声をかけてもいいんだな」、「保健師さんてこんな情報も持ってるんだ!」など多職種への理解を深めていただき、今後の連携につなげていってほしいと思います

今年度新たな取り組みとして行われた当事業は、2月26日日曜日に盛岡市で開催されるシンポジウムで一旦集大成を迎えます。
薬剤師から広がる連携に期待して、ぜひ参加しましょう


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地域連携だより第22号を発行しました

2017-01-19 | お知らせ

皆さんこんにちは。月曜夜に降った雪がまだまだ残っている釜石です。
寒波が去ったら雪が降る、まったく自然相手には気が抜けませんね

さて、昨日、地域連携だより「Face to Face」第22号を発送しました!

秋から初冬にかけて行われたチームかまいし事業などを掲載しています。
業務の合間に皆さんでご覧ください

チームかまいしホームページでも読むことができますので、そちらもよろしくお願いします


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2017年一件目は…ケアカフェかまいし!

2017-01-12 | ブログ

皆さんこんにちは。
新年も10日以上を過ぎてのご挨拶となり申し訳ありません
本年もチームかまいしをよろしくお願いいたします

年末年始はお天気もよくつつがない日が続きましたが、昨日あたりからの寒波で積もるくらいの雪が釜石にもようやく降りました。
(毎年、お正月は晴天で、成人式あたりから崩れはじめ、センター試験で大雪…のパターンを繰り返してる気がします

天気は回復してきているので雪はそれほど残らないかもしれませんが、訪釜の際はお気をつけてお越しください。

さて、新年最初にお邪魔した多職種連携事業は、1月7日開催の「第7回ケアカフェかまいし」でした。
(ケアカフェについて詳しくはこちら。ケアカフェかまいしについてはこちらをご覧ください)


会場はチームスマイル釜石PIT

ケアカフェかまいしは、第1回開催の際に取材でお伺いして以来の参加となりました。
回数を重ねたイベントなので、常連さんで仲良くしてたらどうしよう、入っていけないかも…なんて少しドキドキしながらドアを開けると、

ステキな笑顔で迎えてくださいました

当日は介護職、医療職、行政、一般住民など36名が参加。

第7回ケアカフェかまいしのテーマ「認知症」について、専門職の視点からの意見やアドバイス、関連職種からの相談や質問、介護者である一市民としての不安や苦労など多岐にわたる話を、コーヒーやお菓子を楽しみながら語り合いました。

 

業務を通じて知っている方もいれば、はじめましての方もいらっしゃいましたが、まさしくカフェのようなリラックスした雰囲気と、支配人&店長の適切な進行で、なごやかに会は終了。
最後は記念写真で〆となりました。

ケアカフェかまいしは、ケアについての様々な知識や考えを持っている皆さんと、堅苦しくなく知り合える絶好の機会です。
今回も、一般の方大歓迎の声が多くありましたので、関心を持たれた方はぜひ参加してみてくださいね

また、この様子は今月発行予定の地域連携だよりFace to Faceで掲載しますので、そちらもぜひご覧ください


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出張あれこれ

2016-12-27 | ブログ

皆さんこんにちは。雨が続き雪の気配がまったくない、暖かな釜石です。

この時期は例年、帰省中の釜石出身者らしい人々を街で見かけますが、今年はまだそれほどお目にかかっていないように思います。
この年末年始は休日の並びがよくなく長期休暇が取りにくい、というニュースを耳にしましたが、そういう影響もあるんでしょうか。
たくさんの人が帰ってきて、賑やかに年を越せたら楽しいなと思います。

さて、この1年はお客様も多かったですが、こちらからあちこちを訪ねる機会も多くありました。

12月4日には、矢巾町の岩手医科大学災害時地域医療支援教育センターにて開催された「災害医療コーディネーター養成研修」に参加しました。
当日は、日曜日にもかかわらず、災害医療コーディネーターとして委嘱されている医師や、市町村・保健所の担当者らが多数出席しました。

研修では、講義と事例紹介が行われたのち、災害医療をコーディネートする調整本部の運営シミュレーションが、グループごとに行われました。
ここで言う「調整本部」は、ちょうど東日本大震災時の釜石市災害対策本部医療班が想起されるものでした。
(釜石市災害対策本部医療班について詳しくはこちら

シミュレーションの結果、こういった現場に慣れている人・いない人の差が如実に表れていたことから、繰り返し訓練を行い、有事に備えることが非常に大事だと感じられました。
また、災害発生時には、医療的な技術を持つ医師と、災害規模や住民情報、支援情報などの情報を持つ行政の協力は不可欠であり、壁があってはならないことから、このように顔を合わせて意見を交わせる機会が必要だと実感しました。

災害の多い日本では、いつどこで何があるか分かりません。日ごろの連携は、通常業務だけではなく、いざというときにも発揮されます。
こういった研修に参加しつつ、日ごろからの連携業務もこつこつと続けていきたいと思います

12月16日には、厚生労働省の「平成28年度在宅医療・介護連携推進支援事業第2回アドバイザー会議」に出席しました。(関係ないですが、会議名、長いですね
この会議では、今年度実施した全国4ヵ所でのセミナーの結果を踏まえて、今年度の振り返りと今後の事業について話し合われました。

すべての市町村が事業を実施することとなっている平成30年に向けて、チームかまいしでは、個別の講演依頼や視察訪問のほか、先進事例としてこういったセミナーや会議にも参加してきました。
自分たちの圏域の連携事業を進めるのは最も重要なことですが、他市町村や国・県などと協力し、学びながら事業を展開していくことで、より良い連携につなげていきたいと思います。

この記事が2016年の「チームかまいし通信」最後の更新となると思います。
今年も多くの方にご覧いただきました。心より感謝申し上げます

来年もチームかまいしの取り組みや、釜石医療圏の多職種連携など綴っていきますので、よろしくお願いいたします
風邪、インフルエンザ、ノロウイルス等が猛威を振るっていますので、どなたさまもご自愛のうえ、よいお正月をお過ごしください。


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視察対応と講演と

2016-12-20 | ブログ

皆さんこんにちは。最高気温が10度を超えるあたたかな釜石です。

今年も残りわずかとなりました。やり残したことなどはありませんか?
チームかまいしブログ担当者は、まず11月の実施事業について報告をやりきりたいと思います…

11月25日は、韓国国立中央医療院より視察があり、釜石医師会とともに対応しました。

 
  視察団の皆さんと通訳の方

海外からのお客様!チームかまいしもグローバルになったもんだ…とドキドキしながら釜石医師会館でお会いしたところ、通訳の方のご尽力もあり、和やかに、しかし真剣にお話しすることができました。

韓国では介護保険と医療保険が全く独立して機能しており、医療と介護、そして行政の間に壁があるという現状ですが、今後は健康と福祉の連携を進めていくべく研究しているとのこと。
チームかまいしの活動は小さな地方都市の一事例ですが、今後の参考となれば光栄なことですね


  最後はみんなで記念撮影

そして11月30日は、石川県金沢市で行われた「石川県在宅医療・介護連携推進担当者研修会」に講師として参加し、チームかまいしの連携事例を紹介しました。

 
  古都の歴史を感じます

この研修会は、石川県看護協会と石川県の主催により開催されたもので、県内市町の担当者や包括支援センターの職員などおよそ50人が参加しました。

発表後の感想として、1次から3次に階層を分けた連携コーディネートの手法について評価いただいたほか、市職員(事務職)なので専門職種に対する遠慮があったがこれからは積極的に関わっていきたい、事務職がコーディネートを担うことで多職種に公平に接することができるとわかった、などの嬉しいご意見をいただきました。

医療や介護の専門知識がなく、どのように多職種と接していけばいいのか悩んでいる行政担当者の方はとても多いと感じます。
しかし、行政は行政としての専門知識があり、行政だけが持つネットワークがあります。それに助けられる・必要としている多職種の方は多いのではないでしょうか?
連携相手を尊重し、お互いに助け合うという姿勢をもって、臆することなく連携に向かえれば理想的ではないかと思います。
そして何より、まずは直接会ってお話をして、顔の見える関係を築くことが一番ですね

今後も全国の行政担当の皆さんと情報交換しながら、連携事業を進めていきたいと思います


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