人脈は一日にしてならず

水戸発・異業種交流会『一会倶楽部』主宰者。現在正会員数67名。月例会は連続継続250回超え、21年目。

ブランドとは、「カットして磨いていくダイヤモンド」

2016年01月26日 | 2016年『金原塾』

昨日は今年初めての『金原塾』でした。ゲストは、私たち仲間が普段から”マリアさん”とお呼びしている素敵なウェディングドレスのデザイナーです。

私との出会いは、もう20年近くにならんとしていますが、”淡いお付き合いが原則”の交流会の中にあって、その実像をあまり知ることはありませんでした。

ですから、『塾』冒頭の、ご自身からのプロフィール紹介の中で、いきなり「27年前に水戸に御主人とともに来られて、億近い借金をして起業した・・」と切り出され、びっくりしました。

私自身の昨今は、価値観が劇的に変化するのを感じています。もともと物欲があまりあるほうでは無かったのですが、さりとて気前がいいとかいうことではなくて、どちらかといえば「ケチな人間」の部類に入るのではないかとずっと思って来ました。

お金はあるに越したことは無いし、もう一軒大きな家を建てて見たい願望や、高級車を乗り回して見たい願望もあるにはありました。もう過去形です。そして、住む場所、特にインテリア・・・、というか、住環境にはこだわりがあります。

話はまたどんどん飛躍していますが、40数年前に東京へ出た時の持ち物は、母親が餞別に買ってくれた「オレンジ色の毛布1枚」と、デザイン学校の入学金の一部となった20万円だけでした。

そこから「私自身」がスタートしたのでした。

家ではモノを捨てるのが趣味のような生活です。ゴチャゴチャとモノに囲まれた生活は苦痛です。出来るだけシンプルに、モデルハウスのような生活空間や、ホテルの客室のようなイメージが理想型です。茶室なんかは最高です。

要するに必要最低限のもの以外、なにも無い空間が好きです。

そんな風に持たざる素晴らしさに憧れる反面、さりとて持てる自分を未だに夢想しています。潤沢なお金が手元ににあれば、「モノ」より「コト」に必ず消費します。

少し分裂気味でしょうか?

さて、過去に幾度も取り上げた読売新聞 【本よみうり堂・ビジネス5分道場】 には、含蓄のある著作が紹介されていました。

「アル・ライズの著書『フォーカス』(海と月社)によれば、多くの優良企業は、多角化やライン拡大の誘惑に勝てずに、やがて凋落していく。逆に事業領域を絞れば、利益率は高まり、スペシャリストとしての信頼も市場シェアも高まっていく。」

「安易な拡大志向がもたらすものは、中途半端なサービスと信用の失墜、同業者からの恨み、利益率の低下だと知れば、どれほどの企業がそれに取り組むだろうか。」

なるほど、確かにここ最近も、これらの事例とも思われるような企業の事件(?)が、またかまたかと取り上げられたりしています。しかしだからといって、人間も企業も贅肉をそげ落としてほどほどに、などとしたり顔で語ろうものなら、「競争を降りた魅力の無い奴」と顧客からも友人からも相手にされなくなるようで怖いというのが、企業も人も本心なのではないでしょうか。

ところで、昨日の『金原塾』に参加された”人形作家”の先生が、私たちの交流会に参加されているメンバーがそれぞれ磨き合い、底上げされているようで本当に素晴らしいとお話しされていました。交流の中でのお互いの切磋琢磨が、知らず知らずの内に、それぞれの外見と中身に、輝きと磨きをかけてくれているのでしょう。

自分というものを絞り込み、キラリと光るようにいかに演出していくか、年齢が重なれば、当たり前のように肉体的には衰えていく 一方だからこそ、知識や知性などに裏打ちされた「自分創り」が大切なのです。

さらにまた、人間のアイデンティティが、「企業のブランド」に置き換えられるとするならば、この作家アル・ライズの言う、『ブランドとは、「カットして磨いていくダイヤモンド」』という言葉が、より現実味を持って重く、かつ素敵に私の耳には響いて来るのです。

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