人脈は一日にしてならず

水戸発・異業種交流会『一会倶楽部』主宰者。現在正会員数67名。月例会は連続継続250回超え、21年目。

「エントロピー」な人的ネットワークとは?

2015年09月25日 | 水戸発・異業種交流会

昨日は、私が主宰する交流会の第249回目の例会が水戸市内のレストランで開催されました。

今回は特に、参加者の頭数がお店のスペースと程良くマッチしてホームパーティのように、その話題は、あちこちで楽しく、ただただ「秩序無く」、そして「温かく」盛り上がっているように感じられました。

ところで、以前に紹介したメルマガの記事に、「私達が作る社会的ネットワークは、ほとんどが自分に似た人で構成されている」という興味深いものがありました。

コロンビア大学のポール・イングラムとマイケル・モリスというふたりの教授が、07年当時に行った会社経営者を対象とした研究では、経営者らをカジュアルなカクテルパーティに招待し、初対面の相手と交流するよう促したにも関わらず、結果は、ほとんどが投資家、マーケター、会計士などという自分と同じ属性に近い相手との関係を結びがちだったそうです。

また、プリンストン大学のマーティン・ルーフ教授という方のスタンフォード大学ビジネススクール卒業の起業家766名を対象とした聞き取り調査でも、多くの起業家達の交際範囲が、出身や興味などで均質であることを突き止めたとも書かれていました。

この傾向、私は何となく理解出来ます。

皆さんも、改めてご自身のフェイスブックにラインナップされている「友達」をご覧になってください。

人間は誰しも自分の専門分野によりどころを見出します。そのエリア内にあることで安心が得られます。専門外のことはもちろん不得手であったり、もともと興味が無いわけですから、勢い異業種の人との接触は少なくなります。ということで、お互いに話題が続く同業の人たちとの輪が広がるという結果になります。

さて、私は20年間異業種交流会を主宰しています。正会員数は現在70名となり、毎月例会案内をさせていただくビジターも120~130名を超えますから、毎月200名近い方々に例会のご案内をさせていただいています。

その正会員の職業・職種は以下のようです。

弁護士、行政書士、学術博士、大学教授、歯科医師、編曲家、情報紙編集長、人材派遣会社社長、ITコンサルタント、Webデザイナー、居酒屋グループオーナー、ホテル総料理長、ソムリエ、南仏家庭料理レストランオーナー、菓子メーカー社長、パーティコーディネーター、食空間コーディネーター、セラピスト、カリグラファー、ビジネスマナー講師、インテリアコーディネーター、カラーアドバイザー、ウェディングドレスデザイナー、ブライダルコーディネーター、コスチュームジュエラー、ファイナンシャルプランナー、フォトグラファー、フローリスト専務、一級建築士、薬剤師、工業機械技師、福祉器機販売会社社長、コスメティック販売会社所長、美容総合アドバイザー、フェイスクリエイター、リフレクソロジスト、エステサロンオーナーセラピスト、マッサージ師、オフィス用品販売会社社長、雑貨セレクトショップオーナー、親業訓練インストラクター、人形作家、ピアニスト、MC、お墓ディレクター、手相占い師、保育園経営、市議会議員、公務員、就職支援型フリースクールオーナー、ハウスメーカー社長、新聞販売店社長、旅館女将、牧師、きき酒師、蕎麦屋5代目などです。

正会員だけでもこのバリエーションです。ビジターが加わったらどんなにバラエティに富んだラインナップになるのか、想像するだけでも楽しくなりませんか。

ここでさらに前述のメルマガの表現を借ります。

少数ながらも、社外の人間・自分と異なる経歴の人と「弱い絆」を維持している人の存在も明らかになっているそうです。これらの人の人的ネットワークは、特定の方向性が無く、情報のエントロピーに満ちており、思いがけない事を話しかけてくる人と交際したり、行き当たりばったりの他人との会話で、驚くべき相互作用を引き出す事があるそうです。

前出のルーフ教授は、これら起業家の独創性にひとりひとりポイントを付けてランキング化したそうです。その結果、エントロピー的な人的ネットワークを持つ経営者は、予測可能なネットワークしか持たない人に比べて、3倍も独創的ポイントが高かったと言います。

つまり、革新的な人について、今までは、個人に焦点を当てて分析していましたが、その人に新奇な情報を与えてくれるのは、実は「弱い絆と関係の遠い知人というネットワーク」が寄与しているのだと指摘していました。

そして、学歴主義的な教育体制は、同質の優秀な者を集めてより優秀にする一方で、多様性を失わせるとして、若者には、自分の知らない他者や異なる背景の者と知り合う事を勧めるべきであり、これが革新や成功に結びつくとこのメルマガでは結論づけていました。

さて、常に革新的であることを求めているあなたは、私たちのこの交流会の持つ「エントロピー」に、少なからず驚きと興味を持たれたことと思います。

その第250回例会は、来月10月26日の月曜日に、水戸市の水戸プラザホテルのレストラン「ローズ」で開催されます。

あなたもぜひ一度、この「エントロピーの環」の中に、その身を置いて見ませんか。

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