人生彷徨

水戸発・異業種交流会『一会倶楽部』主宰者。月例会は連続継続270回超え、24年目。

10,000時間

2015年09月15日 | 2015年 夢を発信!

昨夜はまた、茨城県水戸市にあるNPO法人雇用人材協会が主宰する「あしたの学校」に講師として招かれて、1時間の講義をさせていただきました。

講演のテーマは「人生を豊かにする継続のすすめ」です。

私がホテルマンを職業としていた”現役”の頃から、その「パラレルキャリア」を意識して活動を始めた交流会は、今年で21年目、発会以来の月例会の継続は今月で249回目を数えることとなり、こうして人前で話をさせていただくまでに”成長”しました。

今回の”受講生”は、今までの経験から、どちらかといえば若い方々の参加が予想されていたので、私がストックしていた資料の中から特にご披露したい内容を中心に据えて時間を割きました。

それが、『10,000時間』です。

以下、分子生物学者・福岡伸一さんの新聞記事の引用です。

> 10000時間――分子生物学者・福岡伸一
> 【「あすへの話題」08.08.21日経新聞(夕刊)】

> こんな調査がある。
> スポーツ、芸術、技能、どのような分野でもよい。
> 圧倒的な力量を誇示するプロフェッショナルというものが
> 存在する世界がある。
> そんじょそこらのアマチュアなど全くよせつけない
> プロフェッショナルたち。
> そのような人たちがいかにして形成されたのか。
> それを調査したものである。

> 世界的コンクールで優勝するピアニスト、
> 囲碁や将棋の名人たち、トップアスリート。
> 彼ら彼女らについて、ふつう私たちは半ばため息をつきつつ、
> つぎのように感じている。
> あのような人たちは天賦の才能の持ち主なのだ。
> われわれ凡人とはそもそもの出来が全く異なるのだと。

> ところがプロフェッショナルたちの多くは皆、
> ある特殊な時間を共有しているのである。

> 10000時間。

> いずれの世界でも彼ら彼女らは、
> 幼少時を起点として少なくとも10000時間、
> 例外なくそのことだけに集中し
> 専心したゆまぬ努力をしているのだ。

> 10000時間といえば、
> 1日3時間練習をしたりレッスンを受けるとして、
> 1年に1000時間、
> それを10年にわたってやすまず継続するということである。
> その上に初めてプロフェッショナルが成り立つ。

> DNAの中には、
> ピアニストの遺伝子も将棋の遺伝子も存在していない。
> DNAには、人を生かすための仕組みが書かれているが、
> いかに活かすかについては一切記載はない。

> プロの子弟はしばしば同じ道を進むことが多く、
> それは一見、遺伝のように見える。
> けれどもおそらくそうではない。
> 親はDNAではなく環境を与えているのだ。
> やはり氏より育ち。
> DNA研究者の偽らざる感慨である。

「継続は力」なりという言葉はありますが、DNA研究者が着目するほどの調査ですから、信憑性は高いと思います。

ただし、ここでもうひとつ注目すべきなのは、その時間もさることながら、「幼少時を起点」とし、そして、「そのことだけに集中し」「専心し」「たゆまぬ努力」を続けているということです。

ただ目的もなくだらだらと10,000時間を過ごすのではありません。

よく言われるところの血の滲むような努力の積み重なった10,000時間なのです。そう、凡人にはなかなか達成できないことです。だからこそ、それを超えられた人たちは、プロフェッショナルと評価され、賞賛される結果を残すことができるのですね。

私がいま継続していることと何度か比較して見ました。

まず7年継続している早朝の散歩です。一日45分の散歩を一週に2回休んだとして260日を掛けると11,700分で、年195時間ですから、10,000時間まではこれから残り44年かかることになります。恐らく『散歩のプロフェッショナル』になるまでに私は、「生きていれば」、恐ろしく健康な水戸のじいさんとしてNHK水戸放送局が取材に来ることでしょう。

そして主宰している異業種交流会。既に発会から20年を経過し、月例会も今月には249回目を迎えます。が、この時間評価が難しい。当日の例会は3時間、毎月の案内文作成に2時間、出欠関連のメールのやり取りにかける時間が累計2時間程度などなど。

まぁざっくり一回24時間、なんやかやの時間をかけていると想定しても、249回を掛けて今までに5,976時間にしかなりません。10,000時間には残り4,024時間ですから、あと約168回月例会を継続しないとなりません。年に直すと、約14年です。

「プロフェッショナル」と呼ばれる頃、私は異業種交流会のメンバーと仲良く揃って老人ホームに入っています。

このように、私の身近な事例と比較して見ても、10,000時間のクリアというものが、いかに常人離れしているものであるかがお分かりいただけたものと思います。

「プロフェッショナルってやっぱり凄いですよね」。昨夜の講師の偽わらざる心境です。

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