東北に行ってきました。ボランティア、じゃないです、すみません。お仕事で岩手の北上に。
一諸にお仕事してくれた方が、僕はなにも代表する事は出来ないがこの地で開催してくれた事について感謝したい。とスピーチしていて目頭が熱くなりました。
仕事後、文化村や博物館を見て回りました。
澄んだ空気の下に広がる田んぼや北上川がすげーきれいでした。
文化村には再現された蝦夷の家とか、金精様の祠とかがあり楽しめました。金精の祠は村の境目などに建てられ、疫病などが村に入ってくるのを防ぐ役割があったのだとか。
帰りが福島経由の新幹線だったので福島駅から多くの乗客が乗ってきたんですが、みんな一様にクタクタで、僕の隣に座った女性は「甲状腺放射性物質数値」と書かれた(多分娘さんの)診断書を見ながらビールを飲んでました。
景色きれいで、ご飯美味しくて、文化も面白く感じた分、原発事故を残念に感じて帰ってきました。僕らの無知と、原発利権の遠慮無さは取り返しのつかない物を壊したんだなぁと。
福島周辺の放射線数値の発表を見ると、人が住むべき場所でもお米を作る場所でもないと思います。
ただ生活してる人が居て、その生活が続いてきた文化があって、それを捨てたがっていないし、第三者から見たってその気持ちは分かるし、文化財に関しても捨ててはならない物だと感じられるし。
そしてその根源的な感情を利用して情報を操作したり隠蔽している人たちが居る。
感情を切り捨てて対応しないと解決出来ない問題なんでしょう。
いろんな国がデフォルトしてるし、日本もデフォルト覚悟で賠償と避難していいんじゃないでしょうか?
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110829-OYT1T01205.htm
http://youtu.be/VpdrvozDJJo