彩木香里

宮沢賢治の童話と日常

6月の岩手

2017-06-16 | 日常
久しぶりの岩手!といっても4月以来、1ヶ月飛んだだけなのに随分久しぶりな気がする。
6月の岩手は水沢にある奥州宇宙遊学館行ってきました。



宮沢賢治の童話「風野又三郎」や「水仙月の四日」は大循環が描かれている童話だということ、
賢治さんが当時緯度観測所での研究に携わっていたということを聞いて、改めて「風野又三郎」を読んでみようと思った。

資料館では、望遠鏡も見せてもらって思わず『土神と狐』のあのセリフ・・・

「星に橙や青やいろいろある訳ですか。それは斯うです。全体星といふものははじめはぼんやりした雲のやうなもんだったんです。いまの空にも沢山あります。たとへばアンドロメダにもオリオンにも猟犬座にもみんなあります。猟犬座のは渦巻きです。それから環状星雲といふのもあります。魚の口の形ですから魚口星雲とも云ひますね。そんなのが今の空にも沢山あるんです。」
「まあ、あたしいつか見たいわ。魚の口の形の星だなんてまあどんなに立派でせう。」
「それは立派ですよ。僕水沢の天文台で見ましたがね。」
「まあ、あたしも見たいわ。」
「見せてあげませう。僕実は望遠鏡を独乙のツァイスに注文してあるんです。」


を言ってしまった。



魚口星雲、私も見たいわ

それから、『晴天恣意』についてとても興味深いお話をうかがった。
この詩が書かれた時、賢治さんは緯度観測所で難しい数値などを見ていたようで、その日はなんと!
なんと!3月25日。

何の日?
そう私の誕生日。一緒に行ってた小川の誕生日でもあるのです。

岩手に行くちょっと前に、「永訣の朝」についていろいろ調べていた時、この『晴天恣意』もちらっと眼を通したんだけど気が付かなかった!
すごい偶然!ひとしきり盛り上がって、

『晴天恣意』
     <略・・・>

さてそのことはとにかくに
雲量計の横線を
ひるの十四の星も截り
アンドロメダの連星も
しづかに過ぎるとおもはれる
そんなにもうるほひかゞやく
碧瑠璃の天でもありますので
いまやわたくしのまなこも冴え
ふたゝび陰気な扉を排して
あのくしゃくしゃの数字の前に
かゞみ込まうとしますのです




この十四という数字はトシと読んで欲しい。と言われた。
それは、この日この時、昼間だから星は見えないけど、
トシが亡くなった時刻と同じ星空だったから。

賢治さんは、星座盤を作っていたから、それを知っていたのだ・・・、と。



もっともっとお話しを聞きたい!また来るよ、水沢に!
賢治さんを通してまた新しい出会いがあった。

ありがとう。



サービスショット!
賢治さんが手をついて上ったであろう階段の手すりに頬擦り・・・。

だ・・・・大丈夫かぁ・・・・小川  




『ポラン寄席』は7月23日

開演 10時30分
場所 岩手県花巻市 イーハトーブ館ホール
入場料 500円

途中入退場可!寄席形式ですのでお気軽にお立ち寄りください!
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