妊娠してからというもの涙もろくなった。毎日なにかしらで、泣いている。
だけど、けして悲しいのではない。
たとえば、午後のテレビの再放送の「水戸黄門」。毎回、黄門さまの悪事をあばく名場面に涙、涙、涙「どうしてこうも黄門様は人のために尽くせるか・・・?」「ご隠居様・・・・なんて寛大なんだぁ」とわんわん叫びながら泣いています。人助けはあたり当たり前じゃなくなった世の中・・・簡単に人を殺めてしまう世の中・・・水戸黄門は日本人理想のスパーヒーローだと思う。強い肉体やビームがでる欧米的なハイテクイケメンが演じるのがヒーローではない。「水戸黄門」からは、やさしさや賢明さ思いやりで人助けは出来るのだと思い知らされる。現代、心に残るような、暖かいヒーローが少なすぎる。むしろ、学校の教材として「水戸黄門」を使うべきだとまじめに思う。「水戸黄門は年寄りだけの娯楽ではない」日本人本来の情やを垣間見せてくれるのだ・・・私は男の子が生まれたら光國と名づけたいくらいだ。