光と影のつづれ織り

写真で綴る雑記帳

上田市立美術館、須坂版画美術館、世界の民俗人形博物館を巡って

2017年08月13日 | アート 各分野

7月22日(土)16:45 軽井沢のセゾン現代美術館から、宿泊地の上田市へ車で出発

また強い雨が降りだす。  浅間山麓の高いところを通る浅間サンラインは、信号もほと

んどなく、快適に飛ばして、17:40頃には上田市内のホテルに到着。

市内は祇園祭で、あちこちに神輿がでていました。

荷物を置いて、 早速、近くの上田市立美術館(愛称サントミューゼ)へ。

ちょうどこの日から、土曜日は夜8時まで、開館時間延長でラッキーでした。

 企画展「魔法の美術館」は子供連れのお客などで人気ののようでしたが、私は

時間の制約もあり、

コレクション展「光と影で魅せる-写真家ハリー・K・シゲタの世界」

 を鑑賞。 観客は一人、二人でしたが、よかったですね。

コレクション展のチラシです。

 

ハリー・K・シゲタは、1887(明治20)年、長野県上田市に生まれ、15歳で、単身渡米。 ミネソタの美術学校に学ぶが、カメラに興味を持ち

写真家に転身。 23歳でロサンゼルスに移り、肖像写真家としてスタート、様々な苦労を経て、商業写真、芸術写真で一流の評価を得ていくが

戦争で敵国人となり、自宅からの外出制限など、時代の荒波を被る。 戦後には、イギリスの国際写真コンペで芸術写真部門の第1位になるなど

異国の地で写真一筋に生き抜き、人柄までも一流と認められた写真家。 (チラシなどから要約) 私は初めて聞く名前でした。


このブログを書いているとき知ったのですが、「シゲタくんの4コマミュージアム」が、同美術館のHP上に連載されだしました。

ハリー・K・シゲタの苦労エピソードなどを、漫画とともに紹介したものですが、なかなかグッドです。

ここの美術館で6月末まで開催された「吉田博展」(現在、東京の損保ジャパン美術館で巡回中)でも、学芸員が吉田博のエピソードを8回に

わたって紹介した「コラム/週間YOSHIDA」が素晴らしく、損保美術館の公式ウェブサイトにも引き継がれていました。

素晴らしい学芸員がいるんですね。


コレクション展を見終えて、サントミューゼの建物の外観を撮ってみました。 18時58分、夕闇が迫っていました。


 

 

 

 

 ホテルに戻り、1階のレストラン「美藏」で夕食。 漬物が好きで盛合せを注文。 もちろん、野沢菜いり。

 

 

串カツ盛合せもうまい! 写真は撮り忘れましたが、サービスで出たスペアリブも超満足。

 

しめは、蕎麦で。 さすがに本場の味でした。 

 

 

 

 

翌朝は、小雨でしたが、上信越道を利用して1時間足らずの、須坂版画美術館へ。

 

 

 

須坂アートパークに着くと、雨に濡れたムクゲの花が迎えてくれました。

 

 

 

目的の版画美術館は左の建物、中央奥は世界の民俗人形博物館になっています。

 

 

 

美術館ロビーです。 谷中安規展は左側の入口。 右は小林朝治記念室、更に右端の渡り廊下の先に、平塚運一版画コーナがあります。

 

 

 

谷中安規展は撮影禁止のため、チラシの紹介のみとなります。

 今まで、東京国立近代美術館で谷中安規のいくつかの作品を見てきましたが、この展覧会では、系統的に

かつ、詳細にまとめていて、見応えがありました。 

 

 

 

次は、世界の民俗人形博物館です。 実は、初めて聞く博物館で、鑑賞予定はなかったのです。 ついでに

入ったのですが、意外に良かった。 また写真撮影も、一部の高級フランス人形を除いてOKでした。

 まず、この博物館のWebサイトから概要を引用します。

 ”世界の民俗人形博物館は、当地出身で、多くの優れたデザイナーを発掘し育てられてきたことでも知られる
小池千枝名誉館長(元文化服装学院学院長)よりご寄贈いただいた、世界100数ヵ国の民俗人形およそ3,000体
あまりを所蔵、公開しています。”

 小池千枝さんは、私も知らなかったのですが、1916(大正5)年、須坂に生まれ、文化裁縫女学校(現、文化服装学院)で学び

19才でこの学校の教員となる。 その後、1954年に二人の子供を実家の母に預け、単身渡仏して1955年に帰国。クラスメート

には、サン・ローランなど錚々たる人々が。

上田市のハリー・K・シゲタといい、信州には、海外に出て一流の人になった方が多いようですね。



では、人形を。  このエジプトの人形は、1954年の渡仏途中で購入した、最初の人形。

 

 

 

 

 地域別に展示しています。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 エスキモーの人形でしょうか、とても面白い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらは中近東のどこかだったと思いますが、説明パネルを撮り忘れ。

 

 

 

エジプト人形もそうですが、水売り!人形の多いこと。

 

 

 

授業かな? 先生のファッションがいい。

 

 

 

 

 

 

布染め作業の人形かな?

 

 

 

入れ墨を施す人形もあるんだ。
(8月13日追記:バングラデシュなどの地域では、花嫁の化粧として、手に絵具で模様を描くのが一般的なようです。)

 

 

 

人形の表情や、ファッションがいい。

 

 

 

 鑑賞を終えて、2階の休憩所から見た館外の光景。 正面奥は長野市。

こんな天気なので涼しくて何よりでした。 

 

 

 

ここは”恋人の聖地”として認定されているとか。

 

 

 

版画美術館を後ろから見たもの。

 

以上で信州のアート巡りの旅を終え、帰りは長野道から中央道を通って帰宅。 途中、姨捨サービスエリア付近の景色が素晴らしかった

のですが、数秒で通過。 

また、いつか信州の旅に行くことにしよう。


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2 コメント

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信州アート巡り (越後美人)
2017-08-13 17:49:33
避暑を兼ねての美術館巡りでしたね。
こちらは暑さにうだって、家にお籠りしていましたから、羨ましい限りです。

世界の人形博物館は見るだけでも楽しいですね。
服飾関係の先生が集められただけあって、色柄、デザインなど、
素敵ですし、面白いものもありますね。
グァテマラ、コートジボワールは特に気に入りました。
服装も時代と共に変わっていくこともありますから、これらの人形は
大事な服飾史の資料になりますね。
刺青を入れる人形は、まるで本物みたいです。
ベールを被った方は花嫁でしょうか?
何かの儀式みたいですね。
越後美人さんへ (te-reo)
2017-08-13 22:07:50
コメント有難うございました。
信州では、雨にたたられましたが、おかげさまで
アートと食事を堪能できました。
人形博物館は、おっしゃる通りで、意外な収穫で
した。
グァテマラ、コートジボワールの人形がお気に入
りの越後美人さんは、カラフルなファッションが
お好きなんですね。和服の似合う方が原色系のカ
ラフルなファッションを好むのも分かる気がします。
入れ墨を入れる人形の、ベールを被った方は花嫁
?・・・大正解のようです。 バングラデシュの
花嫁は手に絵具で模様を描くのが定番になってい
るようで、画像を調べると一杯載っていました。
そのうち、日本でもネイルからハンドに絵を描く
のが流行るかも。

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