光と影のつづれ織り

写真で綴る雑記帳

東京国立近代美術館 日本画 前田青邨

2011年04月26日 | アート 日本画

前田 青邨の「那須七湯」という水彩画。 合計26画あるのですが、展示されていたのは12画でした。
青邨は平山郁夫の師匠であり、文化財の保護などにも功績のあった画家です。  歴史画が得意な画家でした。





那須野が原でしょうか。 日本最大級の扇状地である那須野が原。 水墨画でいい雰囲気です。



那須之町 しっかりかつ軽快なタッチです。



湯本。 那須七湯で最も古くからある温泉の鹿の湯のすぐ近くの温泉街だとか。
自動車を見ると、1928年の時代光景が分かりますね。 



那須湯本の共同浴場 「滝の湯」と思います。 行ったことがないのでよくわかりませんが。



湯之道。 七湯の一つ「北温泉」



元湯は「鹿の湯」のこと。 左から中央は源泉を引いている管路でしょうか。
ここで、那須七湯を紹介しているブログ「那須野の風に乗って」(2010年6月15日「温泉の老舗鹿の湯と那須七湯」)を是非ご覧になってください。 現代の建物と当時のものが似ていることが分かります。 
私もよく見ているブログで、関連記事があったのを思い出し、引用させていただきました。



雨の元湯でしょうか。 雨の雰囲気がよく出ている。



賽の河原。 



?地獄



殺生石。 22、3才の頃、ちょっと寄った記憶があります。 途中、道路で馬が横断していたので停まっていたらフロントガラスを馬に舐められたことを思い出しました。



湯本之雨



タイトルが切れて分りません。 温泉客なども配して、湯の名所の素晴らしいスケッチブックでした。
近代美術館が平成21年に250万円で購入した作品です。

コメント (2)
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東京国立近代美術館 日本画 菊池契月、岸田劉生、速水御舟

2011年04月26日 | アート 日本画

近代美術館の日本画は、質・量ともに凄いものがあります。
京都画壇の正統派を歩んだ、菊池契月から。
1910年(明治43年)の作品。  この頃の契月は、歴史上の故事にちなんだものを多く制作していた。



1937年(昭和12年)の作品。  「麦挋い」
作風も変化し、クールで抑制された色使いになっている。 



岸田劉生の「寒山拾得」
洋画のみと思ったら、こんな日本画も制作しているんだ。



速水御舟の実に端正な作品

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