山に越して

日々の生活の記録

山に越して10

2011-09-21 15:10:29 | 日記・エッセイ・コラム

台風の影響で雨が降り続いています。土砂の流出や水源が濁らなければ良いのですが・・・。内的な構造の変化は生活の常態を変化させているようです。私のリズムも随分前に崩れているのですがそれでも何とか持たせ続けていました。周囲を見渡しても年間3万人以上の人が自殺に追い込まれています。しかし現況の社会では仕方のないことです。個の生活が個のレベルでは成り立たなくなっている状況は20年以上続いています。繋ぎとめる確固としたものがなければ今後も増え続けていくのでしょう。経済も、社会も、政治も既に崩壊しています。個々人はどこにも行き場が無くなっています。

山に住んでいると時々海や都会の風景が見たくなります。矛盾しているのが一番良いのでしょう。

 

牢獄の格子を過ぐる月夜かな<o:p></o:p>

眼差の奥に消えゆく下弦月<o:p></o:p>

 

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山に越して9

2011-09-17 14:52:40 | 日記・エッセイ・コラム

 雨降りで身体は休むことが出来ても脳みそは疲れたまま動くことをしない。一瞬にして回復することは無く、一年、二年と動かない時もある。今やらなくてはならないと分かっていながら情けないと思う。時を失い、生活を失い、環境を失い、人を失い、、自分自身を失い、情念を失い、日々を失う。

 何らかの刺激を欲している訳ではないが身体の芯まで疲れていると何も浮かんでこない。情景は変わっても何も感じない。

 

秋時雨雨雨雨の帰り道<o:p></o:p>

唇を開いて応えた夜半の月<o:p></o:p>

 

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山に越して8

2011-09-02 16:12:16 | 日記・エッセイ・コラム

 雨が激しくなってきました。一日何もせず過ぎようとしています。無為無為無為と叱責しても矢張り無為のままです。

 静かなときは、過去が遠景の向こう側に見えることがあります。決して戻りたいとか懐かしいのではなく、ぼーっと見えます。現在に繋がる過去の一瞬、一瞬がいつの日か遠ざかって行くのでしょう。これまで書いた小説は「喪失」がテーマでした。書き終わる度に、また自分自身を失っていくようです。重荷を背負っている訳でも、圧迫感に苛まれている訳でもないのですが、生きていくには小さな灯火が必要なのでしょう。

 十六夜の命育む乳首かな<o:p></o:p>

 干藷を囓つて過ごす無空間 <o:p></o:p>

 

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山に越して7

2011-09-01 10:25:44 | 日記・エッセイ・コラム

 いつも思うのですが、10年前のニュースも今日のニュースも場所と名前を変えれば差して変わりが有りません。文明は進歩しても文化は進歩しない。知識は進歩しても感情は進歩しない。生活は進歩しても感覚は進歩しない。回転木馬のように同じところをくるくると回っている。仕合せは奈辺に有るのでしょうか…誰もが踠き苦しんでいます。

泡沫の恋に似たるや遠花火<o:p></o:p>

我が思い怜悧と笑う彼岸花<o:p></o:p>

 

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