映画館で先行販売中のDM33弾。手伝いに来てくれたお客様達の協力もあって、研究が鬼のような速度で進んでいます!
この弾の、今のところの雑感といえば・・・・
そのいち。
「スーパーレアの究極進化って、物凄く派手なコンボが作れるように見えて、実際に動くデッキを作ろうとすると、実はどんどん地味になっていくなぁ。」
「実は地味」だからと言って、弱いとは言いません。地味に動かしても、強いものもあります。
ただ、「こんなすごい事が出来るのではっ!」と思ったものは、たぶん出来ません。(笑)
たとえば、
「《神羅パンゲア・ムーン》で《アマテラス》を出しまくって呪文連射!」
とか、誰しも考えるかもしれませんが、究極進化のために進化クリーチャーを必要とするデッキに、《アマテラス》で使用したい呪文を一定数入れるスペースなど、存在しません。
一応、出来ない事はないのですが、本当に安定しません。《パンゲア》出してクリーチャー出したら、デッキに一枚しか無かったよ・・・という状況だらけ。
それでも、最速で回ったときに面白いカードではありますが。
そのに。
「デザイナーズデッキはちょうどいい感じに、使える強さになってるみたい。」
デザイナーズデッキとは、ゲームを作っているデザイナーが、エキスパンションに「仕込んで」いるコンボや、デッキのテーマ。
今回仕込まれているのは、目立つ所では『白騎士』や『死神』といった名前の付いているカード。
「白騎士と名のついたカードは、シールドトリガーになる。」
とか、
「場に出た時、自身よりコストの低い『死神』一体を手札に戻す。」
などの効果があります。
白騎士、死神ともに、これからも増えていく可能性を考えると、集めておいてソンのないカードに思えます。
そして、パワーが6000以上のクリーチャーがいると追加効果が発動する、『ストロング系』の魔法カード。
むしろ今回、狙って使ってみると意外と面白いのは、このテーマデッキ。これは近々、良いデッキがご紹介できそうです。
(デッキ名予告!『フォクシー海賊団』『ジャイアン・リサイタル』(正確にはジャイアンリ“タイサ”ル))
そのさん。
「32弾からのテーマである、『進化』をサポートするカードが色々増えてきた。
墓地進化デッキ、手札進化デッキ、デッキ進化デッキ、そして究極進化デッキ、その全てが『組みやすく、動きやすく』なっている。」
ズバリ、《母なる星域》は超強力カード。
今後、「持ってないと組めないデッキ」が、どんどん増えてきます。マジで。
母なる星域
自然 呪文 3マナ
■バトルゾーンにある自分の、進化ではないクリーチャーを1体、マナゾーンに置く。そうした場合、自分のマナゾーンにあるカードの枚数と同じかそれ以下のコストを持つ進化クリーチャーを自分のマナゾーンから1体選び、バトルゾーンに出す。
やばい。強すぎる。
あっと言う間に、ありとあらゆる進化獣が出てきます。
これによって、間接的に評価が上がったカードは、僕が昔から「再録必須!」と考えている、《神秘の宝箱》。
これで進化させたいカードを確実にマナゾーンに置くことができます。
そしてもう1枚。やっぱり僕が以前から、「強すぎないか?」と言い続けている超強力バイプレイヤー《蒼狼の始祖アマテラス》これも評価が「また」あがりました。
コイツを出して、《母なる星域》を効果で使い、自分をマナゾーンに送るだけで、すぐに進化獣を出すことが出来ます。
多くの人がすでに、
「これでキング・クイーンロックデッキがブン回るようになったなぁ・・・」
と遠い目をしています。なんだよ、このロックゲーム。もう、4ターンや5ターンで安定してキング君やクイーンちゃんが出ちゃいますよ。
もはや、「レインボーデッキでなければ人にあらず」とでも言わんばかりでござる。
さて、ここからは、最初に言った、
「派手に見えて、考えれば考えるほど地味になっていく」
という今作のスーパーレアから一枚、《神羅ヘルゲート・ムーン》について考えてみましょう。
新羅ヘルゲート・ムーン
闇 ルナティック・エンペラー/デビルマスク 10マナ パワー13000
■究極進化−自分の進化クリーチャー1体の上に置く。
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、クリーチャーをすべて、自分の墓地からバトルゾーンに出す。その後、相手は自身のクリーチャーをすべて、墓地からバトルゾーンに出す。
■T・ブレイカー
お互いの墓地から、全てのクリーチャーが出てくるド派手なカード。
ここから、「騙された」人が考えがちなのが、
「じゃあ、相手の墓地を《コンクリオン》で減らせば?!」
って事。自分だけ、墓地からクリーチャー大軍団。
しかし・・・・!
○ヘルゲート・ムーンにおける第一の勘違い。「相手の墓地を減らす作戦」の費用対比効果の低さ。
《コンクリオン》は、相手の墓地という、
「相手が利用するかどうか分からない、あるいは、今現在は使用していないソース」
を破壊するカード。
手札破壊やクリーチャー除去カード、またはマナ加速やドローカードのように、出した「時」に自分がゲームにおいてアドバンテージを得ているカードではありません。
(相手がロマノフサインで、次のターンに墓地利用が確実、などと言う場合は「たられば」。)
ようするに、《神羅ヘルゲート・ムーン》などという、10マナかかるわ、進化獣の上にさらに置かなければならないわ、自分の墓地を肥やしておかなければならないわ、という、
「やらなきゃいけない事がアホほどあるカード」
を出すデッキに、相手の墓地という、効果的かどうかわからないソースの足を引っ張るカードを入れているヒマ、使っているヒマは全然無い、ということです。
百歩ゆずって、《パクリオ》や《エターナル・カード》を使い、極力、相手の墓地を増やさないで闘うという戦術が有効かどうか、というぐらいでしょう。
実際は、「相手の墓地を減らさない」事を考えるより、「自分の墓地を増やす」事に注力した方が効果的です。
《カラフルダンス》とか。
○第2の勘違い。《キング・アルカディアス》
「《ヘルゲートムーン》を出したあと、まず自分のクリーチャーを墓地から出す。と、言う事は・・・・
墓地から進化元と、《キング・アルカディアス》を出せば、相手のクリーチャーは後から出せなくなるのでは?!!」
これは盛り上がりました!すげえ!自分だけ大量展開!《クイーン》まで出せたら、ほとんどゲームエンド!
しかし直後には完全否定されました。なぜでしょうか。
そう。《ヘルゲート・ムーン》を出すよりも、普通に《キング・アルカデイアス》を出す方が、圧倒的にカンタンだからです。この方法だと、たんに、面白いだけ。
ちなみに、《精霊王アルファ・ディオス》を出すのは無意味。あれは「光以外の召喚を封じる」のであって、「場に出す」のは防げません。
○第3の勘違い。《悪魔神バロム》
「クリーチャーをお互い出しても、場に出た時の効果の解決は、そのあと。と言う事は・・・・・
《悪魔神バロム》を墓地から出せば、出てきた相手のクリーチャーを、出た直後に全滅させる事ができるのではっ!」
結論↓
「それなら、《神羅ヘルゲートムーン》を出すより、普通に《悪魔神ドルバロム》を出せばOK」
どんどんつまらなくなってきたようですが・・・・最後にワンチャンス、面白そうなテーマは、《ヘヴィ・デス・メタル》を揃えれば良いのでは?ということ。
これだと、出したあと“ゴット・リンク”すれば、出てきた相手の場のゴッド以外のカードが全滅し、しかも、すぐにワールド・プレイカーで攻撃を加え、《ヘルゲート・ムーン》の攻撃と合わせて、うまくすればコンボしたターンにゲームを終わらせる事ができます。
ヘヴィは自爆できますし、自然でマナ加速しつつ、《カラフル・ダンス》で《メタル》や《デス》を落としていけば、墓地は肥えていきます。
コンボパーツを安定して集めるため、ドローサポートに水を加え、《エマージェンシー・タイフーン》や《幻槍のジルコン》を入れるのも良いかも知れません。(おそらく、《アマテラス》は必須だろうし。)
進化元としては、墓地進化クリーチャーが安定。墓地を肥やす構成で一石二鳥です。
しかし・・・・実はやっぱり、こういった形で構成していくと、
「普通に《インフェルノ・サイン》で何か出すデッキで良いのでは?」
「ヘヴィ・デス・メタルにこだわらず、軽量で場に出た時効果のあるクリーチャーで戦いつつ、最終的に《ヘルゲート・ムーン》もあるでよ、という構成の方が勝率が高いのでは?」
「というか、墓地進化だけで強いから、《ヘルゲート・ムーン》いらなくね?」
と、どんどん「大人に」なっていってしまう事に・・・・ああああああ。
しかし確かにコイツは、場に出したときのインパクトは大したもの。
前述した《ヘルゲート・ムーン》で《ヘヴィ・デス・メタル》を出す、という作戦そのものは、決まればほぼ勝てる!というコンボですし、デッキとして組み上げるのは、かなり楽しそうです。
みなさんもチャレンジしてみてはいかがかな?
とりあえず《カラフルダンス》と《アマテラス》は必須だと思われ。
さて、良い点も悪い点も書きましたが、それは毎弾のこと。
とりあえず言えることは、
○《母なる星域》は進化的に今後必須カード。
○白騎士、死神、ストロング系は結構やりおる。
○スーレア、ベリーレアは、過度の期待をかけなければ、使えるカードも多い。
○32弾からの「進化テーマ」が全体的に押されており、今後も進化がプッシュされ続ける限り、デッキを組むには必須のセットと言える。
かと。つまり、このセットは、買って損なしです!
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