東京コンサルティンググループ・トルコブログ

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トルコへの進出をコンサルティングしている駐在員が、トルコの旬な情報をお届けします。

退職賠償金の支払い義務に関して

2017年02月21日 | トルコの労務

みなさん、こんにちは。

東京コンサルティングファーム、トルコ駐在員の高津です。

 

今回はトルコで従業員が退職する際に支払うことのある、退職賠償金の支払い義務に関してお伝え致します。 今回は2017年1月からの新たな変更点も踏まえお伝えいたします。

 

1. 退職賠償金(Kidem tazminat)とは

 

自己都合退職以外の様々な理由により退職、又は解雇される労働者に対し雇用者が労働者の勤続 年数に応じ支払い義務のある退職金のことです。 労働法 24 条、25 条 従業員の解雇時は主にこの退職賠償金と解雇通知賠償金の 2点の支払いが争点となります。

 

2.どのような労働者に対し支払い義務があるのか

 

① 最低 1年以上勤続していること。 ② 雇用者都合での退職

 

上記 2点が主な支払い対象者となりますが、以下例外となります。

 

③ 年間 270 時間以上の残業をした者

 

2017 年より大きな変更点として③が最高裁判決により追加されました。 270 時間以上の残業を行い、270 時間以上の残業を理由とした退職は労働者の正当な事由による退 職とみなされる為です。 また、法定の残業時間は最大 270 時間ですが、270 時間を超え残業させている事が発覚した場合 罰金対象となります。

 

④ 定年退職者 ⑤ 兵役義務履行の為の退職 ⑥ 結婚を理由とした退職(女性のみ、結婚後 1年以内) ⑦ なんらかの理由により事業停止命令が下された場合 ⑧ 雇用者が労働者の健康を害する、又は信義則違反を行った場合 ⑨ 労働者が死亡した場合

 

4. 支払金額の算定方法

 

勤続年数 1年ごとに 30 日分の Gross 給与の支払いが必要となります。 また、所得税の課税対象外となる為、印紙税のみ支払う必要があります。

 

 

 

弊社では、進出前のFS調査から、会社設立、会計・事務、労務など進出に係るサポートを一貫してご提供しております。設立、設立後についてご質問やご不安などございましたら、お気軽に、下記までご連絡頂ければと思います。

 

 

お問合せ

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TOKYO CONSULTING FIRM DANISMANLIK LTD. SIRKETI.

Yukishiro Takatsu (高津 幸城)

 


 


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年金システムの改定BES(Bireysel Emeklik Sistem)

2017年02月14日 | トルコの投資環境・経済

みなさん、こんにちは。

東京コンサルティングファーム、トルコ駐在員の高津です。

今回は本年1月1日に施行が決まった年金システムの改定BES(Bireysel Emeklik Sistem)について皆様に共有をさせて頂ければと思います。ご質問等ございましたら、気兼ねなくお申し付けくださいませ。

 

1. ZORUNLU BİREYSEL EMEKLİLİK SİSTEMİ(BES)とは

 

2001年より開始された私的年金制度になります。トルコでは公的年金は社会保障機構(SGK)が担っていますが、日本同様に主に金融機関や保険会社が販売している個人年金保険があります。

トルコでは56歳の退職時までの間毎月定められた額の保険料を納付することを条件に、退職後SGKからの公的年金に加え個人年金の給付を受けることができます。

2016年8月25日に官報にて発布されたNo.6740法により、SGKに登録されている45歳未満の労働者は自動的にこの個人年金に加入することが決定されました。

 

 

 

2.どのように登録されるのか

 

企業はどの個人年金に加入するかを選択する必要がありますが、どの企業がBESへの強制加入の対象になるかは、まだ決定されていません。50名以上の従業員を持つ企業が対象になるとみられています。

 

3.企業は個人年金分を負担する必要があるのか

 

企業が特に個人年金分を強制負担する必要はありません。ただし毎月月初に企業が従業員の給与所得からBESの保険料を徴収し保険機関に代行納付する必要があるため、Netで従業員様と契約されている場合注意が必要です。

 

4.強制加入をキャンセルすることができるのか

 

法律上は“自動加入”という文言が使われていますが、事実上の強制加入となります。

ただし2か月以内にBESへの加入を拒否すればその間に支払われた保険料は返金され、

脱退することも可能となっております。

 

5.保険料はどのくらいになるのか

 

従業員の給与の3%にあたる額が毎月初控除されることになっております。

この金額に政府より25%の助成金が加わり保険料が納付されることになります。

また、キャンセルせずに加入した従業員に対しては加入後3か月目に1000TLの助成金を受けることができます。

 

 

 

 

6.企業がBESに対し支払いを怠った場合どうなるのか

 

BESへの支払不履行または遅延を行った企業に対しては罰金を支払うことになっております。

 

7.従業員が退職した場合、又は企業の閉鎖時どうなるのか

 

従業員が転職した場合、転職先もBESへ加入しているのであれば転職先のBESに自動的に加入されこれまで支払われた年金も転職先のBESに自動的に移行されます。

企業が閉鎖された場合、又は転職先にBESがない場合はそれまでの納付額と同じ額を毎月納付することで継続することが可能です。

 

 

 

 

弊社では、進出前のFS調査から、会社設立、会計・事務、労務など進出に係るサポートを一貫してご提供しております。設立、設立後についてご質問やご不安などございましたら、お気軽に、下記までご連絡頂ければと思います。

 

 

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mobile : +90-539-585-4248(トルコ)

Mail: takatsu.yukishiro@tokyoconsultinggroup.com

Address : NISPETIYE MAH.BARBAROS BULVARI UYGUR

         APT.NO:102 D:12/6 BESIKTAS, ISTANBUL, TURKEY

 


 


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家族短期滞在許可証の申請

2017年02月07日 | お知らせ

みなさん、こんにちは。

東京コンサルティングファーム、トルコ駐在員の高津です。

今回は前回の短期滞在許可証に引き続き家族滞在許可証の申請に関して

書いていきます。

 

家族滞在許可証とはトルコで労働許可証を受けて労働している外国人の子や配偶者に対して発給される許可証になります。

 

 

<取得方法>

①トルコ内務省移民局の申請用ウェブサイト上より必要事項を記入し、面談の予約を取得する。(滞在できる90日を超えて予約日が指定されることもあるが、予約日までであれば合法的に滞在可能、但しその間国外に出る場合は予約をキャンセルする必要があり、超過滞在分のペナルティを支払う必要がある)

②移民局での面談日までに必要書類を揃える。

③面談時に必要書類を提出し、認可された場合最寄りの税務署にて手数料を支払う。

④手数料納付書を再度移民局に提出し、仮滞在許可証の発給を受ける。(仮滞在許可証にて国外にでることも可能になる。)

⑤2週間以内に移民局より書留郵便で滞在許可証が送付される。

 

<必要書類>

・申請書(ウェブサイトにて入手可能)

・認証済みパスポートのコピー

・パスポートサイズの写真4枚

・認証済み婚姻証明書(直近3ヶ月以内の戸籍謄本を提出し領事館、大使館にて発行される)

・社会保険で被扶養者であることを証明する書類

・配偶者の直近3か月分の給与明細

・配偶者の写真2枚

・トルコ住民票(配偶者申請者双方)

・配偶者の無犯罪証明書

・労働許可証のコピー

 

日本の無犯罪証明書を取得には通常2か月ほど申請から取得までに要する為、あらかじめ

無犯罪証明書を申請しておくことをお勧めしています。

 

弊社では、進出前のFS調査から、会社設立、会計・事務、労務など進出に係るサポートを一貫してご提供しております。設立、設立後についてご質問やご不安などございましたら、お気軽に、下記までご連絡頂ければと思います。

 

 

 

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短期滞在許可証の申請

2017年01月31日 | トルコの労務

みなさん、こんにちは。

東京コンサルティングファーム、トルコ駐在員の高津です。

 

今回は前回の労働許可証に引き続き短期滞在許可証の申請に関して書いていきます。

短期滞在許可証とは観光などの目的で通常ビザの180日のうち90日を超える範囲でトルコに滞在する外国人に与えられる許可証になります。

 

<取得方法>

①トルコ内務省移民局の申請用ウェブサイト上より必要事項を記入し、面談の予約を取得する。(滞在できる90日を超えて予約日が指定されることもあるが、予約日までであれば合法的に滞在可能、但しその間国外に出る場合は予約をキャンセルする必要があり、超過滞在分のペナルティを支払う必要がある)

②移民局での面談日までに必要書類を揃える。

③面談時に必要書類を提出し、認可された場合最寄りの税務署にて手数料を支払う。

④手数料納付書を再度移民局に提出し、仮滞在許可証の発給を受ける。(仮滞在許可証にて国外にでることも可能になる。)

⑤2週間以内に移民局より書留郵便で滞在許可証が送付される。

 

<必要書類>

・申請書(ウェブサイトにて入手可能)

・認証済みパスポートのコピー

・パスポートサイズの写真4枚

・認証済み賃貸契約書

・滞在希望日数に応じた残高を有するトルコ国内銀行による銀行口座残高証明書

・プライベート保険の保険証

 

 

弊社では、進出前のFS調査から、会社設立、会計・事務、労務など進出に係るサポートを一貫してご提供しております。設立、設立後についてご質問やご不安などございましたら、お気軽に、下記までご連絡頂ければと思います。

 

 

 

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トルコ労働許可証 最新情報

2017年01月24日 | お知らせ

みなさん、こんにちは。

東京コンサルティングファーム、トルコ駐在員の高津です。

 

今回はトルコでの労働許可証の取得最新情報について触れていきたいと思います。

 

http://blog.goo.ne.jp/tcg-turkey/e/5e0686fdca4b0dc7115f2b9e140467f7

 

以前のブログで労働許可証の取得方法を簡単に書いていますが

2014年滞在許可証と共に大きくルールが変わった労働許可証に関して変更点や外国人就業を妨げている1対5ルールについて書いていきます。

 

2014年の移民法改正により労働許可証所持者は滞在許可証の取得を免除されることになりました。

 

その為トルコでは滞在する目的によって赤色の滞在許可証カードか青色の労働許可証カードに分かれることになります。

 

労働許可証の気になる取得方法ですが日本での申請の場合下記のようなフローになります。

おおよそ2か月の期間が必要になります。

 

<労働許可証取得方法>

・トルコ大使館ウェブサイト上より必要事項を記入し労働ビザ申請書を提出する。

https://www.konsolosluk.gov.tr/eKonsolosluk/Sayfalar/VizeBasvuru/VizeBasvuru

・大使館に必要書類を郵送または直接提出し、照会番号を受けとる。

・照会番号の受け取りから10日以内に、トルコ労働省へ労働許可証申請書の提出を行う。

・労働省より労働許可が下り次第、申請者はビザの手続きの為トルコ大使館へパスポートの提出及びビザ申請代金の納付を行う。

・おおよそ1週間以内にビザを受け取り受け取り後1カ月以内に労働ビザを使用しトルコへ入国します。

・労働開始日に直ちに社会保険への加入を行い、その旨を労働省に通知します。

 

<必要書類>

・就労ビザ申請書

・トルコ語翻訳、認証済みの卒業証明書

・トルコ語翻訳、認証済みのパスポートコピー

・本社からの出向の場合、本社からの嘆願書

・トルコ語、英語の労働契約書

・パスポートサイズの写真4枚

・就業先のトルコ商業登記官報最新版のコピー

・全労働者の社会保険加入状態最新版のコピー

・前年度の損益計算書(会計士又は税務署のサイン入り)

・署名宣言書のコピー

・委任状(トルコ側で申請を業者に委託する場合)

・商工会議所に提出している活動報告書のコピー

・賃貸契約書のコピー

 

 

また、外国人が労働する上で役職や職種により最低賃金の定めがあるため、雇用契約書への記載の際注意する必要があります。

 

弊社では、進出前のFS調査から、会社設立、会計・事務、労務など進出に係るサポートを一貫してご提供しております。設立、設立後についてご質問やご不安などございましたら、お気軽に、下記までご連絡頂ければと思います。

 

 

 

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Address : NISPETIYE MAH.BARBAROS BULVARI UYGUR

         APT.NO:102 D:12/6 BESIKTAS, ISTANBUL, TURKEY

 


 


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