TCC・竹島クラフトセンター TAKE-LOG 竹ログ

愛知県の観光名所[竹島]の俊成苑に構える手織り工房
[竹島クラフトセンター]の主人が送る大きなひとりごと。

東京から姉妹の手織り体験    竹島クラフトセンター

2017年08月08日 | 三河木綿の手織り体験

観光客を対象に開かれている竹島クラフトセンターの手織り体験に

ご一家の皆さんが竹島観光の途中でご来店下さいました。

今日は台風5号のノロノロ接近で午後は暴風雨が心配されるので

午後の体験を午前中に繰り上げて下さいました。

三河木綿のフルコース体験に挑戦ということで早速この器械の登場です

畑で採れた綿にはまだ種があります

つまり、まだ植物なので[棉]なのです

この機械の名は綿繰り機と申します。

ハンドルを回すと

「あれ!、種がこっちに落ちて [綿]が向こうに落ちてる」

「不思議だな〜」

「この機械は江戸時代のものを復元してもらったんだ」

コンピュータや人工頭脳に囲まれているこの時代に生る子供たちが

この作業で不思議を感じ、物を作り得る喜びを体感しています。

 

次に登場したのが弓でした。

弓の弦を弾くと綿に振動が伝わり綿が解れていく様は不思議です。

機械でも超簡単すぎるこの機械の生産システムなのです。

弓の次に登場したのがこの糸車です。

大輪が1回転すると小さな小輪が40回転して、糸の撚りを作る道具の糸紡ぎ車

「あれ、なぜ?綿が糸になっていく」

「回転すると撚りのエネルギーが強い糸を作るんだ」

江戸時代の簡単な機械を動かすと綿という物体が、糸に変身してしまうのです。

 

今、目の前で大紡績工場で作る糸と同じ原理が、この紡錘車を操るお嬢様の手で行われているのです。

「あ!、切れてしまったわ」

「大丈夫です綿と糸がくっつけば ほら糸につながるよ」

誰が考えたわけでもなく自然が与えてくれた不思議で、人類は生き延びてこられたのです。

紡いだ糸を持って織機に座り機織り作業が始まります。

経てに張られた紺色の糸の奇数と偶数の糸が交互に上がり下がりする間をシャトルに巻いた緯糸が通ります。

単純な構造で原始人が織り始めた織物の原理を勉強するには最適のこの織機は

ニュージーランドのアッシュフォード製のリジェット織機を使っています。

自分で紡いだ糸も織り込まれて余裕の笑顔で織っています。

「今度は上かしら?下かしら?」

「それが問題です。間違えてみればわかります」

「でも・・」

「失敗は成功のもとと言います」

などなど禅問答も交えて体験が進みます。

「織物って楽しいです」

と嬉しいコメントをいただきました。

 

そして出来上がったコースターが完成しました。

「できたー」

二人の喜びの歓声が上がります。

自分で紡いだ白糸も織り込まれています。

見守ったご家族からも祝福の声が上がりました。

 

出来上がったコースターを掲げて記念撮影です。

三河木綿のフルコースというよりも、世界共通である棉から糸、糸から織りの原点と

原理を一時間で体験していただきました。

今度は、大地に撒いた綿の種から糸を作り、織物を織り、布を縫い、物を作る、

人類の物作りとデザインの原点を体験して欲しいなと思って姉妹を見送る

竹島クラフトセンターの主人でした。

 

追伸、お父様はテレビで見たことがある人でしたよ。

 

 

 

 

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