流体機械設計による近未来に役立つエンジニアリング

流体機械設計をベースとして近未来に役立つエンジニアリングを行う株式会社ターボブレードの社長 林 正基の毎日の活動

ガスタービン発電によるレンジエクステンダー重量物搬送用電動ドローンの設計

2017年03月11日 | 未来製品設計

ガスタービン発電によるレンジエクステンダーとなる重量物荷物搬送用の電動ドローンの設計です。

150Kg以上の重量物荷物を300km以上の距離搬送することが出来る性能を持つドローンです。

ガスタービン発電機を2台機体後部に設置しており、重量物荷物を機体前半部のカバーを開閉すれば簡単に積載することが出来、荷物も機体内で風雨から保護されます。

強力な推力を持つ小型の2重反転ファンの電動モーターはバッテリーだけではなくタービン発電機からの電力供給を受けるので、水平飛行では1時間以上の距離を飛べることとなります。

ガスタービン発電機がもし巡行中に停止しても、機体内のバッテリーが推進ファンへの電力を一時的に供給出来ますので墜落の危険性が少なくなり、重量物搬送の安全性が高まります。

ガスタービン発電機は発電能力に比較して小型軽量に設計しており、高速小型発電機となっています。

この設計では全体の構成を設計した程度ですから、詳細な各部構造は性能流体解析などを行いながら、これから詳細設計に移行します。

<今日の流れ>

忙しかった今週の仕事が一息ついた週末を迎え、自宅にこもりのんびりとしている今日の流れです。