待たれていたひと

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細雪  1983 吉永小百合・岸恵子・佐久間良子

2014-04-04 17:09:20 | シネマ 邦画

 冬を迎えた大阪駅には、東京転勤を命じられた蒔岡本家の夫婦と子供たちを見送りきた3人姉妹がいた。
東京に向かう姉を含め、4人姉妹となる。季節も変わりいろいろなことがあったけれど、結局何も変わらない
仲の良い姉妹だった。戦前の2等車は、青帯だった。

  ★★★★☆   4.5/5

  日本   1983  私も吉永さんも38才だったw

  文芸娯楽作品   大阪の上流社会 大戦による崩壊前夜

  岸恵子 佐久間良子 吉永小百合 古手川祐子 伊丹十三 石坂浩二 岸部一徳
  桂小米朝 江本孟紀 小林昭二

  監督  市川崑 脚本 日高真也 、市川崑  原作 谷崎潤一郎

 四人美人姉妹の組み合わせも多々あったようですが、なかなかこの作差品を上回りそうな組み合わせは考え
られません。私は、帝国座で高橋恵子・賀来千賀子・檀れい・中越典子の組み合わせを観劇しました、檀と中越は
ファンで二人とも素敵でした。今年は明治座6月公演で、長女次女は同じ、3女水野真紀、4女大和悠河とのこと。
この作品では、御寮人さん 岸恵子・中姉(あん)ちゃん 佐久間良子・きあんちゃん(3女) 吉永小百合・こいさん
(末娘)古手川祐子さんです。



 本家を大阪上本町に置く船場の旧家蒔岡家は、今は商売をたたみ婿養子は銀行に努めている。分家は芦屋にあり、
ここの婿養子も勤め人となっていました。
父親の放漫経営を、婿養子は事業を中断し資産を売却することで未婚の3女やこいさんの生活を支えていました。
長女の夫を伊丹十三、次女の夫を石坂浩二が演じます。吉永38才の作品ですが、二大女優をしのぐ趣があります。
着やせ古手川のむっちり入浴シーンが、おまけですw 岸恵子さんの美しさは、何故か変わりませんね。

 ストーリーは、3女雪子の見合い話を軸に展開されます。3女と末娘は、分家預かりの身。ひそかに3女(吉永)に想い
を寄せる次女の夫石坂の微妙な演技が、日常の明るさのなかにほのかな陰りを与えて谷潤の世界を再現しています。
こい(古手川)さんの奔放なふるまいとこいさんを支える雪子の優しさと強さが、「あの人、ねばらはったなー」(妹を認め
てくれる相方が見つかるまで見合いをした)の言葉で締めくくられます。とうに蔵も捨てた長女は、生まれて初めて東京
に出ます。家族揃っての転勤です。奔放なこいさんにも、平安が訪れました。
雪子(吉永)は、姉たちの紹介のお見合いをことごとく妹を見送るまで断りました。

 平安神宮の(紅)しだれ桜が、見事です。
「きょうだいは、仲ようないといかんわ」、結局はみな優しい人たちでした。船場の言葉は、京言葉に近い響きがある。
ホッとします、いろいろあっても緩やかな流れが合っているようです。



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