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 えー、ここのところカープの話題ばっかりだったので、そろそろゲームの話でもしようかと思います。
 そんなわけで、ゲームブック「ウルトラマン 東京救出作戦」(監修:円谷プロダクション、構成:スタジオハード、講談社X文庫)をプレイしました。いや、プレイしたのは夏ごろなんですけど。




「われわれの怨念パワーで、怪獣墓場を動かしてやる。そして、おまえたちに地獄をみせてやる!! これはわれわれからの挑戦だ!!」
 19XX年、滅んだと思われていたバルタン星人により、東京都心の空間は、怪獣墓場の空間と合体してしまった……。
 はたして、ハヤタ隊員=ウルトラマン=きみは、科学特捜隊の協力のもと、次元震動銃を完成させ、東京都民を、いや、地球の人々を救うことができるのだろうか!?


講談社X文庫「ウルトラマン 東京救出作戦」表紙折り返しより




 東京都の中心にある国際科学平和センター(ちなみにそこは、かつて皇居のあった場所です。この設定、どうなの?)で開催される、国際科学サミット。そこで新兵器「次元震動銃」の試作品が公開されます。それはこの空間自体に影響を与える恐るべき兵器で、それを応用すれば空間から無限に近いエネルギーを引き出せる空間動力炉を作ることもでき、第2の産業革命を起こせるほどのすごいものなのです。
 そこへ現れたのが、限りなきチャレンジ魂を持つバルタン星人です。彼らは怨念のパワーで怪獣墓場を動かし、東京都心と怪獣墓場とを結び付けてしまいました。
 科学センター本局と科学特捜隊本部はなんとか無事でしたが、重要な施設は怪獣墓場に飲み込まれ、音信不通となってしまいます。そんな中、科学センターからニュートリノ通信機を使用して、岩本博士からの通信がかろうじて届きます。
「……次元震動銃を完成させ……空間の中心……撃つ……空間は分離……ジェットビートル最高速度……突破は可能」
 東京を救うため、ハヤタ隊員はジェットビートルに乗り込み、怪獣墓場への突入を決意するのでありました。

 怪獣墓場と合体してしまったのは、浅草、池袋、渋谷、豊洲を頂点とする正方形のエリア。その中が5×5の小エリアに分割されており、中央には科学平和センターがあります。
 怪獣墓場だけあって、その中は多くの怪獣が徘徊しています。第38話に登場するキーラやサイゴも出てきますので、時期的には38話と最終話の間なんでしょうかね。

 行動記録表にあるのは、体力ポイント、ウルトラマンに変身したときに使用するエネルギーポイント、装備、そして時間経過を表すタイムゲージと、A~Mまでのチェック欄です。
 冒頭で、まず同行者としてイデ隊員とアラシ隊員のどちらか、ビートルに搭載するマシンとして特殊潜航艇S号と地底戦車ベルシダーのどちらか、そして突入する場所として浅草周辺のA-5エリアか渋谷周辺のE-1エリアのどちらかを選択していきます。この辺り、後の展開に影響してくるのですが、初めはまあ、適当に選択していくしかないですね。

 パラグラフは430。登場する怪獣はかなりの数です。割とそれっぽい描写もあり、本編を見ていれば、攻略の役に立つ場面もあるかもしれません。

 で、このゲーム、初プレイでクリアするのは難しいかもしれません。体力ポイントやエネルギーポイントの消耗がシビアなので、普通にプレイしていると割とあっさりやられてしまうでしょう。
 さらに、18時間というタイムリミットがあるのですが、エリアを移動するごとに1時間が経過するので、全25エリアを1回で探索しきることはできません(移動時間を短縮するアイテムもあるので、絶対無理というわけでもないですけど)。仮に全エリアを探索したとしても、初見殺しみたいな罠もありますし、前述した数値的なシビアさもあるので、なかなか無事ではいられないでしょう。

 ただし、初見殺しがあったとしても、それほど意地悪な構造にはなっていません。1度探索してそこでどんなイベントがあるのかを把握してしまえば、2回目以降はまず引っかからないので、何回かプレイすればクリアするのはそれほど難しくないと思います。5×5のエリアに分割されていることも、攻略を容易にしている要因のひとつです。
 現に私も、1回目はイデ隊員を連れて浅草から突入したけど次元震動銃を完成させられず、2回目はアラシ隊員と共に渋谷から入って1回目に探索できなかったエリアを探索して次元震動銃を完成させたものの最終決戦に敗れましたが、2回のプレイの経験から、3回目はかなり楽にクリアすることができました。

 難点を挙げるとすれば、ウルトラマンに変身して怪獣をバッタバッタと倒すというカタルシスがあんまりないことですかね。既に述べたように、数値的にはシビアなゲームなので、あんまり余計なことをしているヒマがないんですよね。ハヤタ隊員として怪獣と対峙するときはそれなりに苦労するのも仕方が無いですけど、ウルトラマンになったなら、もっと爽快な活躍があっても良かったんじゃないですかね。

 登場怪獣も多く、特殊潜航艇S号とかマニアック寄りなメカも出てきますし(最近プラモで出たので知ってましたけど)、原作再現の部分ではがんばっているんじゃないでしょうか。
 ウルトラマンのゲームブックというと、もう一つ、「ウルトラマン 謎の隕石群を撃て!」というのもあるので、そちらもそのうちにプレイしたいと思います。って、そっちもスタジオ・ハードの作品なのか。いろんなところに出てくるなぁ、スタジオ・ハード。


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コメント
 
 
 
ウルトラマン以外の特撮ゲームブック (マイケル村田)
2016-11-21 19:26:22
このウルトラマン 東京救出作戦の著者は…、滝沢一穂さんですね。ルパン三世 悪党どもの黙示録や月風魔伝、銀河の三人、アシュギーネ、仮面ライダーBLACK、地球防衛少女イコちゃん等のゲームブックを手掛けていたお方でしたね…。特撮物のゲームブック作品群はウルトラマンだけに限らず、ケイブンシャの宇宙刑事シャイダーや仮面ライダーBLACK、双葉社の地球防衛少女イコちゃん、バンダイのガンヘッド等といった特撮作品もゲームブック化しております。スタジオ・ハードさんは日本一ゲームブックを手掛ける数が非常に多い事とか…。
 
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