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 セガミステリー文庫のゲームブック、我孫子武丸著、セガ×チュンプロジェクト編の「かまいたちの夜 挟み忘れた栞」をプレイしました。



「男は悩んでいた。男の名は、透。今日は初めてのデートらしいデートだというのに、何を着ていけばいいのか分からない。目の前にあるのは、『洋服の緑山』で買った安売りスーツ、いつものジーンズに、ポロシャツ、そしてなぜか着流しだ。…」
ゲームでは完全に語られる事のなかった「ラブテスター編」をゲームブック化。その他にも、我孫子武丸書下ろしの「流れシェフ 姫宮麗子」、短編ゲームブック「〆切り編」の3本を収録。


我孫子武丸著、セガ×チュンプロジェクト編「かまいたちの夜 挟み忘れた栞」(セガミステリー文庫)裏表紙より。




 本書は「かまいたちの夜×3」の予約特典の小冊子、らしいです。非売品ですので、ISBNコードも付いていません。私はネットの古本屋で購入しました。
 「かまいたちの夜」はSFCでプレイしたことがあるのですが、「かまいたちの夜×3」はプレイしたことがないので、元ネタについては基本的に分かっていないところが多いです。

 最初に収録されているのは、総パラグラフ数8の短編ゲームブック「〆切り編」。〆切り当日だというのに原稿が上がっていない作家・田中啓文と、担当編集であるK済堂のS宮とのやり取りを描いています。田中啓文以外にも、同じく「かまいたちの夜2」のシナリオを担当した牧野修や我孫子武丸が登場する、メタフィクション風味の小品です。

 2番目は、本書のメインである「ラブテスター編」。「かまいたちの夜×3」の主人公の一人・透と真理がデートする話です。
 このシナリオの特徴は、男女二人で一緒に読み進めていくという、マルチプレイゲームになっている点ですね。男性は透の行動を選択し、女性は真理の行動を選択していきます。二人の気持ちが一致すればいくところまでいっちゃいますが(肝心なところは伏字だらけですけどね)、そうでなければガンガンバッドエンドに突入してしまいます。
 まあ、なんと言うか、まじめにプレイするというよりも、ネタ色の強い作品ですね。そもそもこのエロ要素の多いゲームを実際に二人でプレイする人たちが、果たしてどれだけいると言うのか。……あ、でも、一人でプレイしようとすると、最初の分岐ですぐにend になっちゃうんだよなぁ。私? 私はもちろん、ゲフンゲフン……。

 3番目の「流れシェフ 姫宮麗子」は、「かまいたちの夜×3」の登場人物である姫宮麗子が、ペンションのシェフの採用試験を受けると言う短編です。外伝的な話らしいので、そもそも本編を知らない私にはにんともかんとも。まあでも、私ならあんなことされたなら、姫宮麗子を採用しないような気がします。



 非売品なのでちょっと特殊なのですが、クリアを目指すというゲーム的な側面は薄くて、ゲームブック形式というギミックを利用した小説という方が適切かもしれません。そのあたりは、小説家が本職である我孫子武丸ならではと言えそうです。
 まあ考えてみれば、元々ゲームのおまけみたいな本なわけですから、本格的なゲームは本編でお楽しみください、っていう感じなんでしょうかね。



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