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[小説]羊をめぐる冒険

2017-07-25 22:23:45 | 日記
自分にとっては、非常に不思議な小説だったと思う。
読んだ感想を貸してくれた先輩に一言、難しかったです、と話すと、びっくりした顔で笑いながら、斬新な感想どうも、と。笑

多分読み方が間違ってたんだな。

この小説は前作の風の歌を聴け、1973年のピンボールより格段にイリュージョナルな印象を受ける。夢と現実、思考と行動のつなぎ目がよく分からないまま大きな物語は淡々と進んで行くようなイメージ。

一つ一つの文章は魅力的でテンポも良く、面白い。特に情景描写の巧さには素直に唸る。
ただ、それらが組み合わさると途端に、それぞれの文章の役割がわからなくなる。つまり、全体として何が言いたいのか分からない。

つまり、僕のいつもの本に向き合う姿勢、「何がいいたいのかを噛み砕き、把握しようとする」、これがこの本には徹底して適していない。
一つ一つの文章の魅力を味わい、それが面白ければそれでいいのだ。
先輩も、彼女の耳の描写とか好きだったけどな、と言っていた。つまりはそういうことなんだろう。

センスほとばしるカットが多いものの、全体として何を言いたいか分からない映画がある。
ストーリーなんて別に気にしなくて良い、そのセンスフルな映像に感心したならそれでok、
という感じか。

もちろん、単純に僕がストーリーを捉えきれなかっただけだとも思う。
読んでいて気づいたことは、
徹底的に本筋を説明せず、全て比喩で語っている。
あるいは、そうすることでストーリーを抽象化、一般化しているのか。
ということ。

でもなんだろう、とても味わい深い。
前述のようにストーリーは理解できていなかったはずなのに、山小屋での僕と羊男の対面、鼠との対話では、ちょっと泣きそうになるセンチメンタルが湧いてくるし、
ラストのカタルシスもしっかり感じられる。冷静に考えれば、これはすごいことだと思う。

自分の頭を柔らかくして、いつかもう一度読んでみたい。そんな小説だった。
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