Unseasonable Shore

映画の感想を中心に、普通の生活をおくる30代ゲイの日々感じるできごと。

ダイバージェント(ネタバレ注意)

2014-08-31 11:18:19 | 映画
なんだか、久し振りの書き込みです。というのも、ちょっと旅行に行っていたのです。で、海外に行くときの楽しみが機内での映画(笑)。ということで、今回も行と帰りで合計5本の映画を観てきました。日本で見逃したものと、未公開の映画も。

今回はダイバージェントについて。




これ、特に有名な人がたくさん出ている訳ではないのですが、予告編を観て設定がなんだかおもしろそうだったので、観たいと思っていました。映画館では見逃した作品なので、機内で観ることができラッキーでした。



ここで内容を・・・



世界が崩壊してから100年後の未来。復興を果たした人類は、16歳で受ける選択の儀式によって人々を軍・警察にあたるドーントレス、政権を運営するアブネゲーション、教育・研究を担うエリュダイトといった五つの共同体に振り分け、そこで人生を全うすることを強制していた。16歳になったトリス(シェイリーン・ウッドリー)も選択の儀式を迎えるが、どの共同体にも適さない異端者(ダイバージェント)と判断されてしまう。異端者は政府に抹殺されるのを知った彼女は、うそをついてドーントレスへと所属する。

と書いてあります(笑)。



ここで、5つの分類を正確に言うと

農業に従事する穏健派の「平和」、軍事に携わる「勇敢」、研究職の「博学」、物事の白黒を見定める「高潔」、他者に奉仕する心を持つ「無欲」

となります。これも、どこかに書いてあったのを持ってきました。


トリスはもともと「無欲」の家庭に生まれたのですが、「勇敢」に憧れを抱いている女の子で、異端者と言われたのを隠し、このグループに入るんです。そこで、様々な試練に耐えて、次第に能力を発揮していくトリスですが、なぜか次第にこのシステム自体に疑念を持つようになっていくんです。それは「博学」のトップ(ケイト・ウインスレットが演じています)がこの「勇敢」に顔を出すようになってから。


映画の前半はこの主人公が「勇敢」に入ってから、ちょっと好きな男の子が出てきたり、実践でうまく戦えなかったトリスが次第に力を付けていくあたりが描かれています。この男の子を演じているテオ・ジェームスはちょっとくどい顔ですが、なかなかかっこ良いですよ(笑)。



そして、後半はいよいよ、本題に入っていきます。ハンガーゲームと比べる方が多いのですが、個人的にはハンガーゲームよりはなんだかこじんまりしている感がありました。

近未来SFがお好きであれば観ても良いと思います。


ここからはネタバレです。ご覧になっていない方は絶対に読まないでくださいね。












ここで、「博学」のトップが「勇敢」に来るのは、この勇敢の人たちをマインドコントロールして「無欲」の人たちを支配し、自分たちがこの世界を支配したいという狙いがあったんです。


これに気がついたトリスはマインドコントロールをされた「ふり」をして、自分の家族を助けようとするのです。そこでびっくりなのが、トリスのお母さん(アシュレイ・ジャドが演じています)もダイバージェンドだったこと、娘を守るために銃を持って戦う姿をみせることなんです。結局は殺されてしまうのですが。


最後は、マインドコントロールの機械を壊して、「勇敢」の人たちも正気にもどり、「博学」の人たちのたくらみは失敗するんですけど。


ここで、疑問になるのが、「高潔」の人たち(笑)。なんか、影薄いんですよね。「平和」の人たちは農業をするので、ここも「博学」の人たちがコントロールしている様子が、ちょっと映るんですけど。「高潔」がなんだかわかんない。

もとは、アメリカで大ヒットしたヤングノベルらしいのです。

シリーズ化するのかどうかわからないですけど、もしあったとしても映画館で観るかは微妙かもしれません(笑)。