日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

軒下

2017年03月13日 | 地域

 にわか雨をしのぐ軒下、そこでの出会いから物語が始まる話なんてSNSの時代には生まれない。見ず知らず顔も年も住まいも知らない者同士が、小さな液晶画面を介して始まる物語にはなかなかついていけないのは年のせいだといわれる。いや違う、それはそこから始まる物語に至る経過にあまりにも思慮のなさを感じるから、など言えばそれも年だからという。

 我が家もだが、家が建つと境界に塀が作られる。大方はコンクリートブロックだが、大きな和風家屋には白壁つくりもある。境界ぎりぎりに家が建っていた子どもの頃のとは違う。そのため、にわか雨に出会っても軒下で雨宿りは出来ない。SNSの世界は理にかなった現実だと思うこともある。

 裏通りの簡易舗装は補修跡がパッチワーク状になってでないと全面改修にならない。そんな道路が水道管の取り換え工事と合わせて奇麗になった。裏通りといっても立派な生活道路、車の通行が少ない分、高齢者には安心道路でもある。そんな通りにあるお家、昔風に言えば巾1尺あまりの軒下だが四季それぞれの植物が植えられる。特に夏のヘチマとゴーヤの混植、お互いが競うかのように実を着け見ごたえのある絵巻物になる。軒下の手入れも大変だと思いながらも改修されて見栄えが良くなった。
 
 我が家の軒下、LPガスボンベ、灯油タンクとバーナー、鉢植え、屋外水栓、エアコン室外機、休暇中の植木鉢、資源回収品ボックス、浸水防止用土嚢など、書き出してみてなんとあることかと驚く。軒下を空きにすれば少しは広くなるが、どれもわが居と動く気配はない。道路から周囲を見ると軒を競うという感じ、火事を出さないよう気をつけねば、乾燥注意報はなかなか解除にならない。
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