日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

風の通り道

2017年01月16日 | 地域

 このところの寒気団の襲来にあわせ気象情報に関する注意報が頻繁に入る。風雪、着雪、大雪などの文字はこの季節ならではのものだがそう度々出ることはない。それでも戸閉や飛散、倒れ物など気を付けている。ある冬のこと、近くのガレージの屋根のアクリル板1枚が吹きはがされ飛んできたことがある。どんなにしてやってきたのか想像もつかないが、風の凄まじさを教えられた。

 アクリル板は1度だけだか、強い風のたびにやって来るのは、「どこから来たのか飛んできた木の葉」、身を隠すかのように置いている鉢や箱などの奥隅にとどまる。履き出すにはそれらを移動させる手間が余計にかかる。時にはポリ容器も舞い込んでいる。どうして吹き溜まり屋敷なのかと思いながら強い風のたびに掃除する。

 そんな風の強い日、大きく背の高い桜の古木の梢でポリ袋がはためいている。それこそ、どこから飛んできたのやら分らないが、助けを求めているようであり、風を楽しんでいるようでもある。古木にとっては迷惑なことだろうが、手助けは不可能、次にやって来る風の助けがあることを願いながら立ち去る。

 風にのって飛ぶあのパラグライダーを経験したみたい、市内盆地上空を滑空する模様を見て思ったことがある。先日その話をしたら、経験者が「初体験で卒業した」という。その理由を聞けが「恐ろしかった、怖かった」からといい、「慎重なあんたは飛べない」とくぎを刺された。脱原発を可能にするかもしれない風力、吹いていく道は色々ありそうだ。
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