ネタばれせずにCINEるか

かなり悪いおやじの超独断映画批評。ネタばれごめんの毒舌映画評論ですのでお取扱いにはご注意願います。

エンジェル ウォーズ

2011年04月23日 | 映画館で見たばっかり篇
まほおのちからで たのしいなかまが すっポンポーン♪な映画かと思いきや、エロさはかなりおさえめで、ヘソ出しセーラー服がキュートなベイビー・ドール役のエミリー・ブラウニングをはじめとする、萌えキャラてんこもりのロリコン・ファンタジーである。

監督ザック・スナイダーに言わせれば、HG大喜びのゴリマッチョな野郎どもを大集合させた自身の「300」とは真逆のキャスティングにしたかったそうであり、その意味では監督の意図がスクリーンから確かに伝わってくるビジュアル構成ではある。

しかし多くのレビュアーのみなさんも指摘しているとおり、本作は他の映画やゲームからのパクリが結構目につくのである。精神病院に無理やり入れられたベイビー・ドールがロボトミー手術を受けるくだりは「カッコーの巣の上で」で見たような。そのベイビー・ドールが初夢の中で繰り広げる大魔神3連戦は「鬼武者」そっくり。しかも、肝心なラストの夢落ちについては「インセプション」のコンセプトに限りなく近いといえるだろう。

「300」「ウォッチマン」とかなり私好みの映画を撮ってくれていた監督さんのオリジナルストーリーと聞いて、もしやと期待しての鑑賞だったのだが、脚本自体にこれといった新味を感られなかった。ロリ専の娼館から逃亡し自由を得るのに必要なアイテム(地図、火、ナイフ、鍵、?)を手にいれるため、なしてベイビー・ドールがいちいち踊らにゃならんのか、必然性をまったく感じないのである。

しかも、こんなヤバイ夢を見るようでは(「インランド・エンパイア」の主人公に負けず劣らず)この夢の本当の主も相当に統合失調症が進行しているはずであり、そんな女子を野放にすることがはたして真の自由といえるのか、はなはだ疑問なのだ。おそらくこの映画を見て一番カタルシスを得られるのは、接待強要が原因で精神障害に陥っている韓国の女優さんたちぐらいではなかろうか。

エンジェル ウォーズ
監督 ザック・スナイダー(2011年)
〔オススメ度 

  
『映画』 ジャンルのランキング
トラックバック (1)   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 〔リミット〕 | トップ | シャッターアイランド »
最近の画像もっと見る

映画館で見たばっかり篇」カテゴリの最新記事

関連するみんなの記事

トラックバック

エンジェルウォーズ (本と映画、ときどき日常)
監督 ザック・スナイダー 出演 エミリー・ブラウニング     アビー・コーニッシュ 美少女達による痛快アクションです♪ 養父のもくろみで精神科医に入れられた少女が、仲間と共に自由を求め空想の世界で戦うお話。 なかなか派手でした。 これで後スリルとサス...