ネタばれせずにCINEるか

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アメイジング・スパイダーマン2

2017年09月03日 | 激辛こきおろし篇


スパイダーマン・シリーズをリブート、アンドリュー・ガーフィールドを主人公に迎えたシリーズ2作目にあたるが、早くも本作で打ち切り、選手交替になるという。

このアメイジング・シリーズで知り合ったエマ・ストーンと公私に渡ってお付き合いしているというガーフィールド君、映画同様破局と復縁を繰り返しているらしい。

サム・ライミ監督の前シリーズでは、突如として特殊能力を手に入れた主人公ピーターや敵役ハリーの葛藤が丁寧に描かれていて、かつ世界の警察アメリカと重ねた演出が冴えわたっており、共感できる部分がそれなりに多かった気がする。

すだれ頭で唯一孤軍奮闘していたジェイミー・フォックス以外、誰一人として共感できる登場人物が出てこないのはなぜだろう。それは一重に、アンドリュー・ガーフィールドとエマ・ストーンによる挫折感欠如の演技につきると思うのである。

すっかりニューヨークのヒーローに収まったスパイダーマンが、軽口をたたきながら蜘蛛の糸を連射し、闘いの最中だというのに子供相手に訓辞をたれるなめきった態度は、ヴィランの立場からすればおちょくられているようにしか思えないはずだ。

比較的原作に忠実といわれる恋人グウェン(エマ・ストーン)がたどる結末にしても、○○が出るまでは「気絶してるだけじゃね」と観客に思わせる悲壮感のなさは致命的である。

監督の演出不足が招いた結果なのか、それとも主役2人の演技力不足が原因なのかは微妙なところだが、主人公のダークサイドにほとんど触れていない本作にアメリカの今を重ねるのは難しい。

アメイジング・スパイダーマン2
監督 マーク・ウェブ(2014年)
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