ネタばれせずにCINEるか

かなり悪いおやじの超独断映画批評。ネタばれごめんの毒舌映画評論ですのでお取扱いにはご注意願います。

リミットレス

2017年08月26日 | ネタバレなし批評篇


一行も言葉が浮かばないアル中小説家エディ・モーラ(ブラッドリー・クーパー)。ある日別れた奥さんの弟に遭遇し、NZT48なる秘薬を分けてもらったことから人生一転、サクセスロードを歩み始めるのだが…

この秘薬、通常20%しか使われていない脳を100%活性化させることが可能。(人によっては)500歩先まで未来が予測できるという優れものだ。

しかしこういう薬が手に入ると我々凡夫は、金、色、権力というお決まりのコースを選びたがる。本作の主人公も小説家なんてチンマイ仕事にはさっさと見切りを着けてしまうのだ。

ハングオーバーでもお馴染みのゲロ→幻覚→記憶障害→びっこ→寝たきりの転落コースをあゆむのかと思いきや、映画はこの後とんでもないご都合主義的な展開に収まっていく。

今や投資などの予測分野ではすでにAIが活用されているため、副作用バッチリの秘薬をわざわざリスクをおかしてまで使う理由はまったく見当たらなくなってしまった。

仮想現実にまで手を伸ばし、まさにリミットレスの成長を演出してきた資本主義も、フロンティアの消滅とともにどうやら終末期を迎えているという。

能力が活性化した超人とはいえ、AIでさえお手上げのこの閉塞状況に活路を見出だすことが出きるのか、是非聞いて見たいものだ。

『覚りのよすがに心を正しくおさめ、執著なく貪りをすてるのを喜び、煩悩を滅ぼし尽くして輝く人は、現世において全く束縛から解きほごされている』
ゴータマ・シッダールタ『真理の言葉』より

リミットレス
監督 ニール・バーガー(2011年)
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