ネタばれせずにCINEるか

かなり悪いおやじの超独断映画批評。ネタばれごめんの毒舌映画評論ですのでお取扱いにはご注意願います。

ジュピター

2017年08月05日 | ネタバレ批評篇


仮想空間を舞台に仏陀誕生譚を描いたと言われる『マトリックス』以来15年ぶりのオリジナル脚本作品。久々にメディアに登場した姿を見てビックリ仰天、性転換手術を受けて何と兄弟→姉妹に変態もとい大変身!!

本作の主人公ジュピターを小柄なウクライナ系美人ミラ・クニスが演じており、バリバリのアクションは相手役ケインを演じたチャニング・テイタムにまかせっきりなため、ド派手なバトルシーンもイマイチ乗り切れなかった方が多かったかもしれない。

しかしこの映画、最近モナリザに宇宙人司祭が描かれているという仰天ニュースでも話題になったばかりの“人類宇宙人説”をいち早くシナリオに組み込んでいるのだ。

眉唾物のオカルト話をふくめ諸説あるようなのだが、本作では宇宙を牛耳るファミリーが永遠の生命を授かる活生泉を製造するための原材料として人類を作った、という設定になっている。

何せ何万年という寿命の一族、収穫時期も地球人口がピークを迎えた時という気の長さ。マトリックスでも機械の動力源に堕した人類が登場していたが、この姉妹どうしても人間が家畜にみえてしまうらしい。

宇宙を牛耳る3兄妹弟の利権争いに巻き込まれ、ジュピターにピンチが訪れる度に彗星のごとく現れる狼男ケイン。王族と聞くだけで牙をむくこの反社男、何故かジュピター警護には体を張りまくる。

美女と野獣的古典ラブストーリーとシェイクスピアばりの愛憎劇。そしてわざわざテリー・ギリアムまで出演させて『未来世紀ブラジル』にオマージュを捧げたクラシックモダンな意匠のトッピングとのマッチングもけっして悪くはない。

しがないハウスキーパーから一転地球を手に入れた宇宙女王と、反重力ブーツなしでも空を飛べる翼を手に入れたハイブリッド人間。性転換手術で真の自由を手に入れたウォシャウスキー姉妹の分身だったのかもしれない。

ジュピター
監督 ウォシャウスキー姉妹(2015年)
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