ネタばれせずにCINEるか

かなり悪いおやじの超独断映画批評。ネタばれごめんの毒舌映画評論ですのでお取扱いにはご注意願います。

MAD MAX 怒りのデスロード

2017年06月22日 | ネタバレなし批評篇


前作から実に27年ぶりという歳月をかけてようやく公開にこぎ着けたマッドマックスシリーズ最新作。

脚本自体は早々に出来上がっていたようなのだが、途中9.11によりドルが大暴落したり、シリーズの顔になっているメル・ギブソンが度重なる人種差別発言で映画界から干されたりした影響で、一時は制作自体が危ぶまれたらしい。

概ね本作で初めてMADMAXに触れた若い層の受けはよろしいようだが、メル・ギブソン演じるマックス・ロカタンスキーに思い入れのある方の評価はいまいち盛り上りに欠けているようだ。

登場人物のほとんどが病人または障害者で占められており、精神を病んでいるロカタンスキーをはじめ、セロン演じる隻腕の女戦士フュリオサ、核汚染の影響でウォーボーイのニュークスは輸血袋なしには外出もままならず、悪軍団のボス=イモータン・ジョーに至ってはフイゴを背負ってゼーゼーハーハー(お前はダース・ベイダーか)しっぱなしだ。

そんな病人軍団同士が、唯一健康体のワイブス(イモータンの喜び組)達を守るために壮絶なバトルを繰り広げるという何とも倒錯したシナリオに、「そりゃあねぇだろ。お前💢」とユズ君ならずとも突っ込みを入れたくなるだろう。

これら映画に登場する弱りきった白人達が、くしくも米大統領選の最中、トランプ当選の原動力となった負け組白人層とイメージがピッタリ重なったのは何たる偶然。クリス・ロックの白人偏重批判も時代の流れには逆らえなかったのか、本作は見事第88回アカデミー賞技術部門6冠に輝いた。

MADMAX 怒りのデスロード
監督 ジョージ・ミラー(2015年)
〔オススメ度 
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