ネタばれせずにCINEるか

かなり悪いおやじの超独断映画批評。ネタばれごめんの毒舌映画評論ですのでお取扱いにはご注意願います。

エンド・オブ・キングダム

2017年08月10日 | ネタバレなし批評篇


こんな映画作ったらまた敵を増やしちゃうよという心配などご無用とばかりに、前作『エンド・オブ・ホワイトハウス』でベンジャミン・アッシャー大統領(アーロン・エッカート)付シークレットサービスに返り咲いたマイク・バニング捜査官(ジェフリー・バトラー)が大暴れする戦争アクション。

英国首相が謎の変死。西側の連合国首脳はその葬儀に参加するためロンドンに駆けつけるのだが、厳戒体制の中で各国首相が次々とテロの銃弾に倒れるという異常事態発生。間一髪で逃れたマイクとベンジャミンに、テロリストが放つ二の矢三の矢が襲いかかる。

映画冒頭から15分位は、どこかで見た映画の焼き直しかと思わせるほど退屈だ。しかし、カナダ首相をのせた車の爆破を合図に今まで警備についていた警官が一斉に銃口を各国首脳に向ける展開には、思わずのけ反ってしまうに違いない。

何せバッキンガム宮殿を謁見中のドイツ首相が、行進中の衛兵にいきなり機関銃掃射されたシーンには口をアングリ。世界中のテロリストが集まったんじゃないかと思えるほどロンドンの街はテロリストだらけ。次から次へとうじゃうじゃ湧いてくる様子は、まるでゾンビ映画のようだ。

そんなテロリストをまさにゾンビのようにぶち殺していくマイクはアリスもビックリの超人ぶり。敵味方の区別は当局でさえお手上げなのに、一目見た瞬間に判別可能なマイクにはかなりのご都合主義を感じるものの、テロリスト殺しには一瞬の躊躇も見せない愛国心にはブレがない。

CODを思わせる敵アジトへ侵入するまでの長回しは圧巻の一言。「1000年後も俺の国は安全なんだよ」と雄叫びを上げながらテロリストを殴り付けるマイクの姿は、どういうわけか自信に満ちあふれているのだ。

アメリカってやっぱり強かったんだとすんなり洗脳されてしまいそうなこの映画、アメリカファーストな政策がことごとく反対勢力に潰されそうになって窮地に立たされているトランプらしき人物は一切出ていないのでご安心を。

エンド・オブ・キングダム
監督 ババク・ナジャフィ(2016年)
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