ネタばれせずにCINEるか

かなり悪いおやじの超独断映画批評。ネタばれごめんの毒舌映画評論ですのでお取扱いにはご注意願います。

ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン

2017年06月19日 | ネタバレ批評篇


結婚式前夜のバチェラーパーティーを下ネタ満載で描いた「ハングオーバー」の女性版と思いきやこの映画、だけじゃない。本国アメリカでは「SATC」を興行的にもしのぎ、なんとオスカーの脚本賞(残念ながら受賞は逃した)にもノミネートされたという。

何といっても本作でヒロイン兼脚本も担当している クリスティン・ウィグの功績が大きいだろう。伝説のコメディTV番組「サタデー・ナイト・ライブ」で培った彼女のセンスが遺憾なく発揮された本作は、会話のテンポや笑いの間の取り方が秀逸な作品に仕上がっている。

マブダチ結婚式のメイド・オブ・オナーの座めぐって、ライバルとカラオケマイクの取り合いを演じるシークエンスなどは抱腹絶倒で、そのままNHKの「LIFE」あたりに持ってきても使えそうなネタである。

セレブ御用達のブライダルショップの試着ドレスを○○○や★★で汚したり、最も観客受けしそうなバチェラーパーティーのシークエンスをあえてすっ飛ばした演出はSATCのパロディともとれるほどアクが強い。

それだけではこの手の作品がアカデミー賞にノミネートされるわけがなく、主人公アニーの葛藤の中にちゃんと映画らしいテーマが隠されているので是非ともご自身の目で確かめてほしい。

と言いたいところだが、ネタバレをちょっとだけ。一番大切な友人や、男に仕事、住んでいた部屋まで失った(失いそうになった)アニーが、結局こだわり続けたのは“変わらない自分”。

しかしそのアニー自身、愛人とのSEXにイラついたり、かつては情熱を傾けていたケーキ作りにもいまいちノリきれなかったりと、昔の自分とは何かが変わってきていることに気づいていない。

人生うまくいかないことをすべて人のせいにしていたことを“ザ・ワイルド・カード”メーガンに指摘されたアニーは“変わらない”のではなく“変わろうとしていない”自分に気がついたのではないでしょうか。

Don't you know?
Don't you know things can change
Things'll go your way
If you hold on for one more day
Can you hold on for one more day
Things'll go your way
Hold on for one more day

ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン

監督 ポール・フェイグ(2012年)
〔オススメ度 
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