百醜千拙草

何とかやっています

広げよう安全法案反対運動

2015-06-30 | Weblog
小さな事件、たとえばサラエボ事件やローザ パークス事件とか、が非線形的反応を起こして世界を変えることがあります。それはきっかけに過ぎないのだろうと思います。人々の中の静かな共通の意識の高まりが、ちょっとしたことが最初に触媒となって、急激な連鎖反応を引き起こすのです。世界の人々は繋がっており、大多数の「ふつう」の人々は多かれ少なかれ一定の価値観を共有していると思います。人は知り合いの知り合いを7人辿れば、世界中の殆どの人と繋がっているという話も聞いたことがあります。いまやインターネットの世の中で、情報は急速に人から人へと繋がります。権力側の人間がマスコミなどを通じての一方向的な情報コントロールはすでにできにくくなっています。

そして、今回、自民党議員の「広告料を絞って新聞社に圧力をかけろ」という発言、とある作家の沖縄基地問題で沖縄県民の意見を代弁する「沖縄の二新聞を潰さないといけない」という傲慢きわまりない暴言(また、その後の言い訳もそうとう見苦しいですが)が触媒となったのか、これまで政府からの広告料を通じた圧力で政府の批判を控えてきた多くの大手新聞社までも「言論弾圧」と反発を露わにしてきました。「潮目が変わりつつある」という感触が確かなものに思えてきました。今年は2009年の政権交代から6年です。時代はだいたい6年おきに転機を迎え、経済は7年おきに暴落すると私は思っておりますので、今年はその両方が起こりそうな気がします。

さて、暴走アベ政権、これを契機に是非、その暴走を止めなければなりません。野党に力がなくバラバラの状態で、このバカ殿をとめるのは圧倒的多数の人々の声しかないと思います。そのためには、個別にデモ、反対運動などを行っている活動を拡げて、人々を繋いでいかなければなりません。

東京新聞、安保法案廃案の署名、165万人 報道圧力「恐怖覚える」というニュース

憲法学者や作家らでつくる「戦争をさせない1000人委員会」は29日、「憲法9条を真っ向から否定する」として、集団的自衛権行使を容認した昨年7月の閣議決定の撤回と、安全保障関連法案の廃案を求める署名約165万8900筆を衆参両院に提出した。
 提出に先立ち、呼び掛け人が東京・永田町で記者会見し、ルポライターの鎌田慧さんは引き続き署名を集める方針を表明。自民党若手議員の勉強会で報道に圧力をかけようとする発言が出た問題について「戦争を知らない『恐るべき子どもたち』であり、こんな国会議員が現れていることに恐怖を覚える」と批判した。

関連して、現時点で学者の賛同者7,000人を数える、安全保障関連法案に反対する学者の会 [安全保障関連法案に反対する学者の会 事務局・佐藤学(学習院大学教授] では、7/20日、学士会館で、「100人記者会見」を行い、一万人の賛同学者を集めてアピールを行いたいということです。まだ、賛同されていない大学関係者の方および一般の方は、是非、賛同をお願いします。また、今後の活動として法案に反対して運動している学生のグループSEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動)と共同して集会・デモ、外国人記者クラブにおける海外発信の記者会見も予定しているとのことです。

自分自身だけでなく日本の将来の世代を考えれば、アベ政権がやろうとしいる立憲主義の否定、民主主義の否定、平和主義の否定は危険きわまりないです。原発を体中に巻きつけている日本が軍国化したところで、国防には何の意味もないのは明らかで、アベがいう国防は、戦前のアジアの帝国日本に戻したいというタダの個人的な自己満足のための言い訳にしか過ぎません。その自己満足のためには、アメリカ軍の使いパシリとなって、無関係の国に戦争を仕掛けるのに使われて、日本人が戦争で殺されても、日本が加害者になって世界中から恨みを買って嫌われて無差別テロの標的になっても自分には関係ない、とでも思っているのでしょう。この短絡的で非論理的、自己中心的で妄想まみれのアベ政権は、大事が起こる前に止める必要があります。

是非、安全保障関連法案に反対する学者の会のサイト からご賛同下さい。
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