百醜千拙草

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原発推進反対

2010-04-09 | Weblog
平沼氏、与謝野氏という高齢の自民党議員が、沈む泥舟から逃げ出して、新党結成を試みていますが、新党結成のための5人目がなかなか見つからず苦労しているとのこと。新党といいながらも中身は古い人ばかりで、若者は誰もついてこなかったという寂しい船出。自民党議員からは、小選挙区の選挙で落選して比例復活したゾンビのくせに自民党の恩を忘れて、離党、新党結成するとは、心得違いも甚だしいとの当然の意見。この世の義理と人情を軽んじるような人間についていく若者はいません。そして、あの東京の勘違い知事が名付け親となったらしい新党の名前は「たちあがれ日本」だそうですが、このセンスのないベタベタの命名、巷ではすでに、老人新党「たれぽん」と省略されることになっているようで、焼き肉、餃子、野菜炒めには合いそうですが、メインディッシュには絶対なれない運命のようです。この古い人ばかりの新党については、是非、政治漫談の田中眞紀子師匠の辛口のコメントを聞いてみたいものです。後が短い老人たちが集まって、自民党から逃げ出したその意図を勘ぐると、ウーン、寂しくもあり、悲しくもあり。

さて、悪口はこの辺までにして、4月1日号のNatureのNewsでは、日本の原子力発電計画の拡大についてカバーされています。話の中身は、原子力開発でのエネルギー問題解決を考えている政府が一般国民の強い反対にあっているということなのですけど、私が余り知らなかったことも書いてあるので、それを箇条書きにしてみたいと思います。
1 日本のエネルギーの80%以上は輸入に頼っている。国としてはそれを今後20年で30%ぐらいまでに減らしたいと考えている。そのため今後、十年で新しく8基の原子力発電所の建設を予定している。
2 日本のエネルギーはガス、石炭、原子力が約25%ずつ、ついで石油が14%ほどを供給源としている。
3 日本には既に54基の原子力リアクターがあり、そのエネルギー産生量はアメリカ、フランスについで、世界第三位である。
4 今年3月世界のウランの20%を埋蔵するといわれるカザフスタンとウランの安定供給と引き換えに原子力発電技術を供与する取引を結んだ。
5 イトチューは政府のバックアップのもと、ナンビアのウラン鉱を開発するイギリスの会社に高額の出資をしている。
6 3月19日に開かれたUS-Japan Nuclear Energy Steering Committeeで、両国は古い原子力リアクターの使用年限を延長するための共同研究を行うことを同意した。
7 日本国民の原子力発電に対する抵抗は大きい。(2007年では新潟地震で閉鎖となった柏崎原発から日本海への放射線漏れ事故がありました。その他、この記事にはとりあげられていませんが、数々の原発で同様の放射線漏れがありました。少なからぬ放射線漏れは多分、もんじゅの時のように密かにその事実が隠蔽されていると考えられています)1995年に放射線漏れがあり、それを隠蔽しようとしたことが明らかとなって、活動停止となった実験的核リアクターのもんじゅは、fast-breeder technologyを使っているが、ほとんどの国では安全性の問題でこの技術は使われなくなっている。にもかかわらず、日本では再開が予定されている。3月11日には29人の科学者がもんじゅ再開反対声明を出し、その点検の杜撰さを指摘。
8 一方、隣国の中国では原子力発電に対する反対は少なく、現在20基の原子力発電所が建設中である。

私の小さいころも、日本は唯一の被爆国であり、原子力は恐ろしいものであるという教育がありました。その後もチェルノブイリやスリーマイルなどでの大きな放射線事故があり、原子力発電の危険性はその都度知らされてきました。にもかかわらず、地震大国の日本ですでに54基もの原子力発電所が存在し、ニュースになっただけでも、複数の災害や人為的ミスによる放射線漏れの事故がおこっています。新聞はとりあげなくても、ブログとかでの情報では、原子力発電所の近隣住民に白血病などの悪性腫瘍が高頻度に発生、周辺の植物や魚類の奇形の異常発生など、放射線との因果関係を示唆するような事例が認められているそうです。
エネルギーの海外依存度を減らしたいという政府の意向はわかりますが、そのために安易に原子力発電を拡大するなら、払わねばならない代償はきわめて大きくなると思います。ネットで誰かが提案していましたが、原発が安全だというのなら、首相官邸の真横にでも原発を建設して、安全であるところを実地に国民に示してから、計画を進めるべきでしょう。違う話ですけど、沖縄基地問題でも、それほど安保が大事なら、羽田空港を米軍基地に解放すればよいと思います。エネルギー問題は、そこまでわかりきった危険を冒し、将来の世代に放射能、放射能廃棄物というやっかいな遺産をたっぷり残してまで、現在の日本人のアメニティーの向上のために、解決しないといけない問題とは私は思いません。事実、もっとクリーンで安価なエネルギーはあります。例えば、風力発電と太陽光線、太陽熱の利用です。スペインではかなりの規模のウインドミルファームがありますし、世界各地で風力の得られそうな所にウインドミルはたっています。知り合いの話だと、海岸近くに住む人が自宅に小さなウインドミルを建てたところ、使い切れない電力が得られるので、余った分を電力会社に売っているという話でした。ウインドミルを自宅に建てることが困難な日本の街でも、太陽エネルギー利用は十分可能だと思います。もっと高性能の太陽電池の開発を進めれば、自宅で使う電力ぐらいは自給できるようになるでしょう。私の小さいときは、祖父母の家には太陽熱で温水を作るためのタンクが屋根にすえつえてあって汲み上げた井戸の水を日中暖めていましたから、お風呂のお湯はただでした。
 そもそも、エネルギーが足りないなら、足りないだけで我慢すればよいではないですか。足ることを知ること、足りないなら足りないなりに満足できるようになること、これが大人になるということです。足りないからといって、後先考えずに「もっと、もっと」とねだるのは、駄々っ子です。
原発推進反対。
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