陶仙房には電機窯三基 灯油窯二基 薪窯一基の
全部で六基の窯がある、その窯で毎年、
四月から十月まで毎日の様に窯が焚かれる。
ひとつの窯が焚かれている時に次の釉掛け窯詰めが
されて窯が休む間もなく働いている。当然僕もだ。
器の窯の合間に石窯でパンを焼く。豆を焙煎する。
野菜を焼く。何を焼いているかわからなくなる時が有る。
さすがにへとへと早く窯焚きが終わればいいとおもう。
されど秋が終われば今度は又、薪窯を焚く、、、、。
気がつけば風が秋の風に川べりのモミジが色を変え
はじめツリバナの赤い実がはぜていた。 山人